わたしたちのヘルシー

「男性だって理解したい」。生理中の「働きやすさ」をどうつくる?犬山紙子&劔樹人夫妻と考える

職場や学校で、生理前のメンタルの不調(*1)や生理中の痛み(*2)といった悩みを隠しながら過ごしている女性は少なくない。さらに、社会的に⽣理がタブー視されてきた背景から、その対処法は共有されにくく、⼥性の⼼と身体のメカニズムや月経などに関する性教育も十分ではなく、いまだに正しい知識が広まらない現状がある。

そこで本記事では、犬山紙子さんと劔樹人さんご夫妻と、性教育産婦人科医の“サッコ先生”こと高橋幸子先生の3人で「生理と仕事」をテーマに意見を交わす。

仕事仲間や家庭で理解を得る方法や、コンディションを整えるためのマイルールなど、当事者と周囲双方の視点から、生理中の女性でもより働きやすい社会の実現に向けたヒントを一緒に考えてもらった。

「生理ってこういうもの」と思い込んでいた

―犬山さんはこれまで生理に関する症状で悩まれたことはありますか?

犬山:3日目くらいまでは漏れないか気が気ではなかったり、痛かったり。それが当たり前。出産前後で大きく症状が変わったわけではありませんが、20代の頃は腹部をえぐられるような痛みで、のたうち回るときがあるくらいつらくても、誰にも相談しませんでした。

妊娠するまでは「生理はこういうものだ」と割り切っていたところがあります。でも、産後3~4か月で生理が戻ってきたときに「こんなにしんどかった?」とびっくりしたんですよ。

PMS(月経前症候群 *3)の症状も眠くて原稿が書けないし、仕事相手のメールの返信も頑張っても夜中になってしまうくらいやる気が出ない。産後のダメージがあるなかで赤ちゃんもいて、仕事に復帰したばかりというだけでいっぱいいっぱいなのに、さらに生理まであるなんて「これはもう完全なるハンデだな」と実感しましたね。

ちょうど地方出張中に生理が始まってしまって、新幹線の中でナプキンを替えるのが本当に嫌で「仕事も子育てもあって、生理なんて勘弁して」とツイートしたのを覚えています。

サッコ先生:生理に伴って生じる心身の不調「月経随伴症状(*4)」に悩む人は少なくありません。その中でも生理中に起こる「月経困難症(*5)」として特に多いのが、生理時の下腹部痛、頭痛やメンタルの落ち込み。では、どこからが月経困難症かというと、本人が困っていたら、診断ができて保険適用で低用量ピル(※)が処方できるんです。

※日本で服用できるピルには、避妊目的で使用される経口避妊薬(OC)と治療目的で使用される低用量エストロゲン・プロゲスチン製剤(LEP)がある。

犬山:なるほど。私はエッセイストの小島慶子さんに「IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)がある」と教えてもらって、いまは出血量が少なくなってすごく助かっています。

サッコ先生:IUSは子宮内に入れるT字型の避妊器具ですね。子宮内膜は受精卵を迎えるためのベッドの役割を持っていて、受精卵が来ないと、これが生理で毎回剥がれ落ちます。IUSは、この子宮内膜を薄く保つので、出血量が少なく、人によっては生理そのものが来なくなるので、女性にとっては非常に楽になるアイテムです。

ただし、IUSは子宮だけに直接作用するのでPMSまでは防げません。もしPMSの症状に悩んでいる場合は、低用量ピルという選択肢をおすすめしています。ピルに関してよくある誤解として、止めてから数か月空けないと赤ちゃんに薬が影響するという説がよくありますが、次の排卵からすぐ妊娠してもまったく影響はありません。

「生理は無理にこなす必要がない」という発想の転換を

サッコ先生:妊娠したいときに毎月生理が来ることは、非常に大事です。でも、それ以外のときに、なぜ毎月痛みや眠気と戦って、子宮内膜を妊娠の準備万端の状態にして生理を迎える必要があるのでしょうか。「生理はこなす必要がない」というふうに発想を転換していく必要があります。

犬山:いまでは「なんでこんなにいい手段があるのに、認知度が低いんだろう?」と不思議で仕方ありませんが、振り返ると自分も「自然に来る生理をコントロールしたり止めたりするって、じつは身体にとって負担がかかるかも」「痛みくらいなら我慢したほうがいいんじゃないか」と、調べもせずに思い込んでいましたね。

―劔さんは、犬山さんが生理中かどうかって、普段と何か様子が違うとかで気付きますか?

:(とても小さな声で)……怒る。

犬山:(爆笑)

:怒るというか、理不尽な態度が増える気がしますね。それが最初は性格なのか、PMSなどによるものなのかはわかりませんでしたが、妻にも「気分が生理のホルモンバランスとリンクする」と説明されたので、だんだん様子で気づけるようになってきました。

サッコ先生:最近、外来の患者さんで「夫に『PMSなんじゃないか?』と心配されたので」と、低用量ピルの処方の相談で受診される方がときどきいます。もしパートナーさんが「普段のあなたは大好きだし、そのつらさは自分のせいじゃなくて生理によるものかもしれない。だから、病院に行ってみてほしい」と声をかけたのであれば、それは非常に意味のあることだと思います。

犬山:それは素敵ですね。女性のための健康ラボ Mint+ が実施したこの男女の意識調査には「夫は毎月の生理による私の体調不良は、私の管理不足のせいだと思っている」という女性の声がありましたが、パートナーに理解してもらえないのは、余計につらいと思います。

:パートナーの声が受診のきっかけになるなら、生理や女性特有のホルモンバランスの乱れについて男性側が理解していることは、とても重要ですね。体調の問題を感じたときに、我慢せずに医療機関にアクセスするって一番大切じゃないですか。

サッコ先生:そうですね。特に小さなお子さんを連れた親御さんは、自分のために医療機関へ行くハードルが高いですから。最近は生理に関する情報がネット上にも増えて、徐々に「月経の悩みは医療機関に」という認識が広まってきている手応えを感じています。

女性の身体を守る「産婦人科受診 3のルール」

―産婦人科を受診すべきかの自己判断は難しそうです。何か目安になるものはありますか?

サッコ先生:学校の養護教諭の先生によくお伝えしている「産婦人科受診 3のルール」というものがあります。

サッコ先生:加えてお伝えするとすれば、痛み止めを飲むタイミングが月に合計で3回よりも多い場合があるという方にも、「念のため病院で相談してみてごらん」と背中を押してあげていいと思います。

犬山:私、普段の生理でとっくに痛み止めの回数を超えてました! もっと早くこのルールを知っていれば……。

サッコ先生:私は女子大の保健室で月に1度、学生さんの健康相談を受けていて、ときには婦人科探しもお手伝いしています。もちろん、痛み止めで対処可能な範囲の子もいるのですが、たまに「こんなに若いうちから痛み止めを使ったら、将来効かなくなってしまう」と母親に禁止されているからと、保健室に湯たんぽを使いに来る子がいるんです。

生理痛なんて我慢する必要はまったくありません。そういった保護者たちの生理に関する偏見を取り除かないと、子どもたちが不必要な苦痛に耐え続けなければいけなくなってしまいます。

お二人は痛み止めの使い方だったり生理だったりについて、学校で教わった記憶ってありますか?

:残念ながら、学校で受けた性教育って、ほとんど覚えていないんですよね。この意識調査でも、生理に関する情報源として、小中高の授業のいずれも選ばなかった男性は48.4%。つまり男性の2人に1人は、私と同じように、学校での性教育の記憶がないということですね。

犬山:私も身体の仕組みについては習ったけど、痛み止めの使い方はまったく覚えがありません。教わったはずだとしても、それが大切な知識として残っていないのは残念ですよね。

:この調査結果を見ると、男性側の情報源として、「親」が3.8%と圧倒的に低いのが気になります。もし、若い頃にパートナーを持たずに過ごしていたら、知る機会が少ないまま社会に出て、知り合いや同僚に接することになりますよね。

犬山:女性も「親」は23.6%しかないね! この低さはちょっとショックかも……。

生理の不調についてオープンに話すタイプではなかった。犬山さん夫妻の生理への向き合い方

―犬山さんは普段、生理の体調不良を「隠さなきゃ」と思うことはありますか?

犬山:もともとオープンに話すタイプではありませんでした。でも、夫に対してはまったくそういう意識が生まれなかったんですよね。もとから「男はこうで、女はこうあるべし」みたいな偏見を持っていない人だったので、自然に生理のことを話せました。

付き合い始めたときに急に生理が来てしまって、「コンビニでナプキンを買ってきて」とお願いしたことがあります。そのときに私が「何センチの羽付きで、ふわふわの」と細かくオーダーしても、茶化すわけでもなく「わかった」と、本当にさらっと買ってきてくれたんです。そこで、「あぁ、この人には何でもオープンに話して大丈夫だ」とよりいっそう安心できた気がします。

サッコ先生:全然抵抗なく買いに行ってくれたんですか。家族のものを買ったことがあったとか?

:いやいや、まったく。うちは男兄弟だけだったので、実家で生理用品を見たことは一度もありません。自分が生理について初めて知ったのは、さくらももこ先生の『ひとりずもう』というエッセイが最初だった気がします。主人公のまるちゃんが周りの子よりも初潮が遅れているのに悩んでいて、初めて生理が来た日のことが描かれているんです。

:そういえば学生時代に、体育を見学している女性がいると「そうなのかな?」と思うことはあっても、苦しんでいる様子って見た記憶がないですね…。やっぱり、犬山というパートナーができて初めて、痛かったりしんどかったりという生理のリアルな側面に触れた気がします。

犬山:たしかに。私の物心ついた頃にも母親の年齢的には生理があったはずなのに、生理痛で苦しんでいる様子を見たこともないし、ナプキンも隠されていたように思います。

大人にこそ「性教育」が必要な理由

―犬山さんと劔さんのようにオープンに生理の情報や知識を共有したくても、まだそれがしづらい空気がありますよね。

犬山:私自身どうしてもPMSでイライラしちゃったりすることがあるので、夫はつらいときもあると思うのですが、たとえば事前に「この時期、もしかしたらイライラしちゃうかも」と伝えておけば、心構えが違いますよね。だから生理について話すって、やっぱり長くパートナーを続けていく上では、必要不可欠な知識共有だと捉えたほうがいいと思うんです。

:私たちの親世代は、もっとそういうジェンダーバイアスの空気が強いですよね。「女性はヒステリックだ」みたいな偏見もありますが、こういう考え方もホルモンバランスの影響から生まれた思い込みなのかもしれないと考えたりします。

サッコ先生:生理の不調が人生に大きな影響を及ぼしてしまうこともあるんです。婦人科の受診や低用量ピルの処方で、通学やテスト、大学受験のような局面を乗り越えられたという若年層の患者さんを何度も見てきました。

なかには、朝起きられなくて不登校になっていたけれど、養護教諭の先生が「もしかしてPMSでは?」と気づいてくれて、低用量ピルを使うようになったのをきっかけに、また学校に通えるようになった生徒さんもいます。自分の望む人生を歩むためにも、治療の選択肢があることは、多くの親御さんに知っていてもらいたいですね。

犬山:生理の不調が婦人科に行けば軽減されるかもしれないって、誰もが絶対に知っておくべきですよね。私もPMSで困っていることを夫に共有して、2人のあいだでは理解が生まれましたが、その場で「病院に行ってみようか」という話にはなりませんでした。当時はまだ、かかりつけ医もいなかったので。

:お互いに「生理はそういうものだ」って捉えてしまっていたのかもしれないね。

妻が妊娠したときに「どうして出産はもっと痛みを和らげる方向にいかないんだろうね」と話したことがあったんですけど、生理も同じだと思いました。これだけいろんな技術が進歩して、効率化も進んでいるのに、なぜか女性の身体の痛みだけは取り残されてしまっている。先ほど高橋先生のお話にあったように、なくてもいい痛みなら、もっと取り除かれていいはずなのに。

サッコ先生:定期的に生理が来ること自体は、健康の証で素晴らしいことです。でも、そのたびに起こる痛みやしんどさが、当たり前のものだとは思ってほしくありません。もっと気軽に私たちの所へ来てもらえるように、「生理痛でいきなり内診はしない」「おなかの上からエコーをします」といった、情報発信で産婦人科にまつわる誤解を解いていこうとしています。

犬山:初めて産婦人科を受診するのは本当にハードルが高かったです。私も恥ずかしいから家からすっごく遠い産婦人科を調べて、人目を忍んで行ったのを覚えています。

―いまはネットでいろんな情報にアクセスしやすくなった反面、その信頼性が怪しいものも少なくありません。

犬山:そうですね。私が情報収集で気をつけているのは、産婦人科医のような専門家が監修したものを情報源にする、ということです。ただ、一人ではなく複数の専門家の声を取り入れるようには普段から心がけています。

:私は情報の信頼性を重視しているパートナーからいろんな知識を共有してもらえるので、ありがたいです(笑)。

犬山:でも、私が妊娠したのをきっかけに、夫がすごく主体的に女性の健康について調べるようになったんです。私は男性である彼が主体性を持って理解しようとしたのが、ものすごく嬉しかったんですよ。

:授かったのが女の子だったのも大きいですね。成長していく娘のことを思うと、女性の身体に関する知識が、ますます自分ごとになったように感じます。

「生理中でも働きやすい職場」のためにできること

―仕事ではパートナー以外の方の理解やサポートが必要な場面もあります。働きやすい職場には何が必要でしょうか?

犬山:まさに「理解」だと思います。生理の症状って個人差が大きいので、男性はもちろん、同性間での理解も不可欠です。特に今日のお話を通して、医療でアプローチできる分野だという理解がもっと職場の常識になってほしいと感じました。

たとえば、生理休暇をとりやすくしなければという議論がありますよね。そこでただ家でじっと痛みに耐えるのではなく、産婦人科を受診して「身体のメンテナンスをする日」とする考え方が広まったら、きっと生理中をもう少し楽に過ごせるようになるはず。

あと私はマネージャーさんの性別を問わず、生理中であることはオープンにしてきました。1人でも自分の体調を把握してくれている人がいると、すごく心強いですよ。

サッコ先生:先日、20~30代の個人事業主や社長が所属している青年会議所から「生理について勉強したい」と声をかけてもらったんです。メンバーの9割が男性で、雇用するなかには女性がたくさんいらっしゃる。講義のあとで「経営者として、生理について知って本当によかった」と言っている方がいて、こんな会社で働く人たちはきっとハッピーに仕事ができるだろうなと感じました。

犬山:マネージャーや経営者のような、メンバーを見る立場の人の理解はすごく重要ですね。たまに無理解からくる「生理は病気じゃないんだから」みたいな根性論は、ただでさえ体調やメンタルがしんどいときに、追い打ちをかけてしまう行為です。

:このアンケートでも、「女性ホルモンによるつらい症状への理解を広める上でハードルとなっていること」の回答で最も男女差が大きいのが「大したことではないという考え」。性別間でこんなに差があるんですね。

―同性間でもなかなか理解の進まない生理を理解するにはどうしたらいいのでしょうか?

サッコ先生:やはり想像力と思いやりが大切です。その意味でも、性教育はあらためて重要だと思います。

女子大学生たちと作った中学生向けのこんなロールプレイがあるんです。生理痛が重たいA子ちゃんと、生理痛はないがPMSがひどくて眠くなったりイライラしちゃったりするB子ちゃん、そして生理がまだ来ていないC子ちゃん。そして、男子のD男くん。

この4役を先生方に演じてもらって、「私はまだ生理が来てないけど、つらかったら言ってね」「でも、みんなに生理中だって知っていてほしいわけじゃないよ」「プールで見学していたときに、からかってごめん…」みたいな会話をするんです。子どもたちだけに限らず、こういう生理の個人差だったりリアルだったりを全員一緒に、堂々と学ぶ機会が作れれば、それが思いやりに繋がっていくのではないかと考えています。

―いまは家庭内での性教育のニーズも高まっていると聞きます。

犬山:そうですね。私たちの娘はまだ5歳なので、まずはプライベートゾーンや身体に触る前の「同意」の大切さから教えています。たとえば、私が娘を抱っこしたくなったら「抱っこしていい? あなたにはNOと言う権利があるし、お友だちにもその権利があるんだよ」と。

あと、娘に初潮が来たらかかりつけの産婦人科医を作りたいんです。困ったときに病院という選択肢を持っていてほしい。もちろん家庭内でも教えますが、これは学校でもちゃんと教えてほしいことです。

サッコ先生:「1回行ったことのある産婦人科」というのを作っておくのは、お子さんのために親御さんができることかもしれません。たとえば、HPVワクチン接種(*6)や、受験や旅行に生理がぶつかりそうなときにピルを使った「月経移動」を目的に受診してみるとかで診察券を作っておくと、いざというときのお守り代わりになると思うので。

:なるほど。父子家庭のおうちもあると思うので、こういう大事なことは、やっぱり全員に教えておいてほしい知識ですね。家庭によって知識の差が生まれてしまって、知らないままに誰かを無駄に傷つけるのは、その人自身にとっても気の毒なこと。

この調査結果を見ても、男性側だって理解したいという気持ちは持っているのがわかります。

犬山:理解したいと思っている男性も、職場では特に「セクハラになるんじゃないか?」という心配がありそうですね。生理に限定せずに「体調が悪かったら、無理せず声をかけてね」といったコミュニケーションが安心かもしれません。

休んで仕事に穴を開けると周りに迷惑をかけるからと、休まず体調が悪いままずるずるそれを引きずってしまうということが多いと思うんです。「痛みをケアするために休むのは甘えだよね」みたいな。体調不良で休めることは当たり前の権利なのですが。

サッコ先生:我慢して非効率になるよりも、ちゃんと対処して楽になれば、もっとパフォーマンスを発揮できるんですよと、声を大にして伝えたいですね。

パートナー企業情報
あすか製薬株式会社

1920年の創立以来、「先端の創薬を通じて、人々の健康と明日の医療に貢献する」との経営理念のもと、内科・産婦人科・泌尿器科の重点 3 領域に経営資源を集中させ、新薬を中心とした医薬品の開発を積極的に進め、医療ニーズ解決に努めています。詳細については、あすか製薬株式会社ホームページをご覧ください。

また、2020年に設立したウェブサイト「女性のための健康ラボMint+」は、「知ることは、自分を守ること。」をキーメッセージに据え、一般女性に向けて女性の体と健康についての正しい情報を知っていただくために公開しています。当ウェブサイトでは、女性のカラダや女性ホルモンの基礎知識、女性ホルモンの変化からひき起こされるつらい症状など、一般の方にもわかりやすく、女性の皆さまが必要とする情報を発信しています。
ウェブサイト情報
わたしたちのヘルシー【心とからだの話をはじめるメディア】

Women's Health Action×CINRAがお届けする、女性の心とからだの健康を考えるウェルネス&カルチャープラットフォームです。月経・妊活など女性特有のお悩みやヘルスケアに役立つ記事、専門家からのメッセージ、イベント情報などをお知らせします。
プロフィール
犬山紙子

仙台のファッションカルチャー誌の編集者を経て、家庭の事情で退職。20代を難病の母親の介護をしながら過ごす。2011年、女友達の恋愛模様をイラストとエッセイで書き始めたところネット上で話題になり、マガジンハウスからブログ本を出版しデビュー。現在はTV、ラジオ、雑誌、Webなどで活動中。2014年に結婚、2017年に第一子となる長女を出産してから、児童虐待問題に声を上げるタレントチーム「こどものいのちはこどものもの」の立ち上げ、社会的養護を必要とするこどもたちにクラウドファンディングで支援を届けるプログラム「こどもギフト」メンバーとしても活動中。

劔樹人

1979年生まれのベーシスト / マンガ家。狼の墓場プロダクション所属。大学在学中より音楽活動を開始し、2009年より神聖かまってちゃん、撃鉄、アカシックなどのマネジメント、プロデュースを手がける。現在はあらかじめ決められた恋人たちへ、和田彩花とオムニバスのベーシストとして活動中。著作に『今日も妻のくつ下は、片方ない。』『高校生のブルース』など。2021年2月に自伝的コミックエッセイ『あの頃。男子かしまし物語』が実写化された。

高橋幸子

埼玉医科大学医療人育成支援センター・地域医学推進センター/産婦人科/医学教育センター助教/日本家族計画教育クリニック非常勤医師/Women’s Health Action オブザーバー【学会】日本産婦人科学会・日本公衆衛生学会・日本思春期学会・日本性感染症学会・日本母性衛生学会・GID学会 産婦人科医 性教育の普及や啓発に取り組み、年間120 回以上の性教育の講演を行うなど、性教育の普及や啓発に尽力。思春期の入り口に立つ子どもたちから大人まで科学的で正しい知識をつけてもらいたいという想いから、2020年には性教育の本を刊行。ライフスキルとしての性教育の重要性をさまざまなメディアを通じて発信し、「サッコ先生」の愛称で親しまれている。



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