書籍『つげ義春流れ雲旅』が1月20日に復刊される。
同書は、当時20代後半から30代だった漫画家のつげ義春、詩人の大崎紀夫、写真家の北井一夫の3人が、1969年から1975年にかけて日本各地を旅した記録をイラスト、写真、文章で綴ったもの。下北半島の「バサマ会館」から始まり、岩手、秋田、山形の湯治場、福井・勝山左義長まつり、白山白峰のかんこ踊り、四国の遍路道、大分・国東半島の田んぼ道、福岡・篠栗の遍路道などが登場する。
50年ぶりの復刊となる今回は、『アサヒグラフ』に連載された6つの旅のほか、新規収録として、『グラフィケーション』で訪れた天竜川をさかのぼる秋葉街道、最上川の渡し舟、『るうじん』に掲載された、故・藤原マキを交えた旅にまつわる座談会、50年を経て行なわれた鼎談が収録される。
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