男性同性愛を禁じていた第二次世界大戦後のドイツで愛する自由を求め続けた男を描く『大いなる自由』

メイン画像:『大いなる自由』©2021FreibeuterFilm•Rohfilm Productions

映画『大いなる自由』が7月7日からBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で順次で公開される。

2021年の『カンヌ国際映画祭』ある視点部門審査員賞を受賞した同作は、男性同性愛が禁じられていた第二次世界大戦後のドイツが舞台。男性同性愛を禁ずる「刑法175条」のもと自身の性的指向を理由に繰り返し投獄されるハンスと、同房の殺人犯ヴィクトールの反発から始まった関係が長い年月を経て互いを尊重する絆へと変わっていくというあらすじだ。

主人公のハンス役に『希望の灯り』で『ドイツ映画賞』主演男優賞を受賞したフランツ・ロゴフスキ、殺人犯のヴィクトール役に『Bright Nights』で『第67回ベルリン国際映画祭』最優秀男優賞を受賞したゲオルク・フリードリヒがキャスティング。監督・脚本をオーストリア人監督のセバスティアン・マイゼ、撮影監督を、セリーヌ・シアマ監督が『トムボーイ』や『ガールフッド』でタッグを組んだクリステル・フルニエが務めた。

同作は、Bunkamura初の全国配給作品。Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下は6月に新オープンする。

【Bunkamuraル・シネマ編成担当のコメント】
パンデミック下、2021年5月のカンヌ国際映画祭。現地参加を見送りオンラインで試写した本作には、編成チーム一同ぜひ上映したい!と魅了されました。公開方法を模索するなか、昨年7月にレインボー・リール東京で再見。スクリーンで、そして日本語字幕付きで観ると、ますます「見過ごされてはならない映画」だと確信し、自分たちで全国配給することを決めました。

映画『大いなる自由』公式サイト 7月7日公開


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