わたしたちのヘルシー

不調は一人で抱えないで。オカヤイヅミがオリジナル漫画で描く、40歳からのカラダの変化との向き合い方

いつもの自分らしくいられず、気分が上向きにならない日々。気づけば自信もなくなり、漠然とした不安がつきまとうーー40代以降の女性の場合、こうした不調の原因に「更年期障害」(*1)が伴っていることは少なくありません。

今回、更年期障害をテーマにしたオリジナル漫画を制作いただいたのは、漫画『白木蓮はきれいに散らない』で知られる、オカヤイヅミ先生。思い通りにならない心と体に、モヤモヤが募る主人公の機微。そして気の知れた友人との何気ない会話から、今まで意識の外にあった「自分の体のためのアクション」に、自然と目が向いていくはずです。

(*1)参考記事:更年期女性の仕事と家庭 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp)

あとがき(オカヤイヅミ)

自分自身がちょうど更年期の気配を感じているところでした。

私は現在44歳で、心身ともに無理ができない、わけではないのですが、無理をしたことによって得るより失うものがかなり多いことに気づいてしまう年頃です。そのぶん工夫や知識が身について、個人的には中年はかなり生きやすく楽しくはあるのですが、年上や同世代の友人と会えば天気の話のように自然な流れで健康状態の話をします。職業や人生の選択肢はさまざまですが、年齢と健康の話は、じつはあまり個々に踏み込み過ぎずに親近感を感じていくのに便利な話題です。久しぶりに会った同級生とはもう生活環境もノリも違うから、近況を聞く前におずおずと「元気?」って聞くところから始めたい、という感じです。

そういう雑談のなかのふんわりとした健康の話に更年期は当然垣間見えてきており、この漫画執筆のお話をいただき資料を見たり監修の先生にお話を聞いているときは「お噂はかねがね!」という気持ちでした。

断片的で個人的な噂話のなかの「漠然とひどくつらそう」な更年期障害には、対処する手立てであり味方としての医療もあることを知って、描いているなかで安心もしました。この漫画が誰かの気軽な雑談の導入にでも使ってもらえたらと思います。

パートナー企業情報
久光製薬株式会社

更年期は誰にでも訪れる、からだと心の転換期です。更年期について知ることは女性のライフステージにおいてとても重要なことです。明るくあなたらしく過ごすために、できることをしてみませんか。
ウェブサイト情報
【心とからだの話をはじめるメディア】わたしたちのヘルシ―

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プロフィール
オカヤイヅミ

1978年東京都生まれ。漫画家、イラストレーター。著書に、『白木蓮はきれいに散らない』『いいとしを』『いのまま』『ものするひと』などがある。コミックビーム(KADOKAWA)にて『雨がしないこと』を連載中。

善方裕美 (よしかた ひろみ)

日本産婦人科学会専門医。女性ヘルスケア専門医。約30年にわたって多くの悩める更年期女性と向き合い、更年期障害についてカウンセリング、HRT(ホルモン補充療法)、漢方薬、食事、運動、代替医療など多方面のアプローチで治療を行なう。著書近著に『女医が教える閉経の教科書』(秀和システム)『だって更年期なんだもーん 治療編』(主婦の友社)。



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