チェルフィッチュの新作舞台は「日本語を母語としない俳優が日本語で演じる演劇」

チェルフィッチュの新作舞台『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』が8月4日から吉祥寺シアターで上演される。

チェルフィッチュはノンネイティブ日本語話者との演劇プロジェクトを2021年からスタート。これまでのワークショップ参加者を対象にオーディションを実施し、選ばれたキャストと共に『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』を発表する。

岡田利規が作、演出を手掛ける同作は宇宙を舞台に演劇における「リアリティ」や「言語」の意味/機能を問うSF作品。安藤真理、徐秋成、ティナ・ロズネル、ネス・ロケ、ロバート・ツェツシェ、米川幸リオンが出演する。

チケットは7月1日10:00に発売。東京公演終了後、9月30日から『KYOTO EXPERIMENT 2023』のプログラムとしてロームシアター京都で上演される。

【岡田利規のコメント】
重大なミッションを果たすべく、イン・ビトゥイーン号が、
四人の乗組員と一体のアンドロイドを載せて、
宇宙を漂泊しています――

『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』では、
内容的な〈リアリティ〉と形式的な〈リアリティ〉、
どちらの〈リアリティ〉も複数、並列的に提示されます。

演劇において、舞台の上で、せりふがある言語で発される......。
そのことの意味・機能についても、『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』では
複数のそれらが提示されます。

それは、あたかもマルチヴァースのようだ、と言えるかもです。

『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』は、
「日本語を母語としない俳優が日本語で演じる演劇」と聞いて
多くの人がイメージするとおぼしきもの、とはおよそ異なる
すがた・かたち・はたらきを備えた演劇作品です。

宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓 東京公演 - chelfitsch


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