書籍『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす 「再文脈化」の音楽受容史』が8月16日に刊行される。
『シティポップとは何か』などで知られる音楽評論家の柴崎祐二による同書は、ポップミュージック史における「再流行(リバイバル)」をテーマにした一冊。フォーク、ロックンロール、レアグルーヴ、渋谷系、ニューエイジ、アフロビート、ドラムンベース、ポップパンクなど、ポップ史において過去の音楽がどのように発見され、アップデートされていったかに迫る。
【目 次】
はじめに
1 ブルース「真正なる黒人音楽」を求めて
2 フォークとカントリー:ルーツを呼び覚まし、コミュニティをつなぐ音楽
3 ロックンロールとオールディーズ:繰り返される「若さ」のサウンド
4 レアグルーヴとヒップホップ:リスナーによる音楽革命
5 ソフトロックとラウンジミュージック:渋谷系の時代と引用と編集の論理
6 和モノとシティポップ:「踊れる歌謡曲」の発掘と新しいノスタルジア
7 ニューエイジとアンビエント:ウェルビーイングとストリーミング時代のリバイバル
8 アフリカ音楽:「過去」と「記憶」を蘇らせるグローカルな実践
終章 拡散するリバイバル
おわりに
主要参考文献/索引
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