『さいたま国際芸術祭2023』10月7日から開幕。テーマは「わたしたち」、メイン会場ディレクターは目[mé]

Photo:SHIRATORI Kenji

『さいたま国際芸術祭2023』が10月7日に開幕する。

『さいたま国際芸術祭』は、さいたま市を舞台に3年に一度開催される芸術の祭典。2016年に1回目の芸術祭を開催して以来、文化芸術を活かした地域の活性化や都市の魅力向上を目指し、文化芸術都市としてのさいたま市を創造するため、国内外のアーティストと共に展開している。

3回目となる今回のテーマは「わたしたち / We」。気候変動、社会格差、分断、戦争など、様々な人類的課題が切迫する現代社会の中で、アーティストや鑑賞者、芸術祭に関わるあらゆる人々の眼差しを通して、わたしたちの暮らしや街、世界をあらためて捉え直す機会に繋がる芸術祭を目指すという。

メイン会場となるのは、かつて成人式や各種発表会が行われるなど長く市民に親しまれてきた旧市民会館おおみや。現代アートチームの目[mé]がディレクションを行ない、芸術祭テーマと親和性の深い「わたしたち」の存在の根源に迫る様々な作品が紹介される。

大ホールでは参加アーティストによる音楽ライブ、パフォーミングアーツの公演、映画上映などの演目を実施。公演のない日もそれらの準備やリハーサル風景が連日公開される。加えて、各展示室には、インスタレーション作品や写真作品、彫刻作品の展示、なかには日によって変化する作品も展開。テリー・ライリー、ジム・オルーク、近藤良平、田口陽子、小田香、濱口竜介、村川拓也、倉田翠、エム・ジェイ・ハーパー、平尾成志、荒川弘憲らが参加アーティストに名を連ねる。

また、市内各所では、市民プロジェクト・キュレーターらを中心に行なわれる「市民プロジェクト」や、さいたま市の文化芸術資源との連携を図る「連携プロジェクト」など数多くの展示やイベントも連日開催。会期中は同じ状態の日がないほど変化し続ける芸術祭となるという。

メイン会場に入場するための「1DAYチケット」「フリーパス」および各公演を鑑賞するための公演チケットを販売中。詳細は公式サイトを確認しよう。

『さいたま国際芸術祭2023』公式サイト


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