段田安則×ショーン・ホームズ『リア王』に小池徹平、上白石萌歌、江口のりこら出演

PARCO PRODUCE 2024『リア王』のビジュアル、メインキャスト情報、ティザー動画が到着した。

同公演は『FORTUNE』『セールスマンの死』『桜の園』に続くショーン・ホームズ日本演出第4弾。ホームズと段田安則が昨年上演の『セールスマンの死』以来、再びタッグを組む。

美術・衣裳には『FORTUNE』に引き続きイギリスのデザイナー、ポール・ウィルスを招聘。音楽はかみむら周平、ステージングは小野寺修二が務める。翻訳はシェイクスピア全作品翻訳を達成した松岡和子。

主演の段田が演じるのは、生来の気性の荒さと老いから、娘たちの腹の底を見抜けず、悲嘆と狂乱の内に哀れな最期を遂げるリア王。共演には小池徹平、上白石萌歌、江口のりこ、田畑智子、玉置玲央、入野自由、前原滉、盛隆二、平田敦子、秋元龍太朗、中上サツキ、王下貴司、岩崎MARK雄大、渡邊絵理、高橋克実、浅野和之が名を連ねる。

公演スケジュールは以下の通り。東京公演のチケット一般発売日は2024年1月13日。

東京公演:2024年3月8日(金)~31日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
新潟公演:2024年4月6日(土)~7日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場
愛知公演:2024年4月13日(土)~14日(日) 刈谷市総合文化センターアイリス大ホール
大阪公演:2024年4月18日(木)~21日(日) SkyシアターMBS
福岡公演:2024年4月25日(木)~26日(金) キャナルシティ劇場
長野公演:2024年5月2日(木) まつもと市民芸術館主ホール

【段田安則(リア王役)のコメント】
『セールスマンの死』でご一緒した演出のショーン・ホームズさんから「シェイクスピアでやりたいものはありますか?」と訊かれて「ロミオかな」と冗談で返したら、「ジュリエットも良いですよ」と言われましたが、今回お話をいただいたのは「キング リア」でした。
『リア王』への出演は1991年、蜷川幸雄さんの演出でエドガー役を演じました。三十数年の年月を経て、タイトルロールという大役を務めるにあたり、「本当に私で大丈夫?」という不安と楽しみが入り混じっています。
ショーンさんはとても頭が良く、且つ、ユーモアのある方。稽古は楽しく、作品に対する彼の視点や発想から多くを学び、私は相性の良さを感じました。『セールスマンの死』は時代を少し現代に近づけての上演でしたが、今回の『リア王』の演出でもそのような構想を練っているそうですので、私自身も楽しみです。シェイクスピアの本場、イギリス出身のショーンさんですから、きっと面白くしてくださるはず。この悲劇の名作、ご覧になったことのある方はもちろん、初めてご覧になる方にも楽しんでいただける演出をされると思いますので、ぜひご期待ください。私もお客さまのご期待にお応えできるよう努めます。

【小池徹平(エドガー役)のコメント】
『リア王』の出演が決まり、自分の中では新たなチャレンジだと思っております。
シェイクスピア作品は初めてなので、稽古から毎日刺激的な日々を過ごせそうな気がしていて、とても楽しみにしています。
演出のショーン・ホームズさんともお会いしましたが、とても気さくで優しい方で、どんな世界観になっていくのか今からドキドキしています。
日々精進しながら励んで参ります!

【上白石萌歌(コーディリア役)のコメント】
コーディリア役を務めます、上白石萌歌です。この度は、ショーン・ホームズさんや段田安則さんをはじめとする素晴らしいキャストのみなさまとご一緒できること、心から光栄に思います。ショーンさんはいつも伝統ある戯曲に新たな風を吹かせていらっしゃるイメージがあり、拝見するたびに今までになかった視点や気づきをもらいます。今回、シェイクスピア四大悲劇のひとつである『リア王』に、ショーンさんがどのように色をつけてゆかれるのか、とても楽しみです。コーディリアをひたむきに生き抜きます。ぜひ劇場に足をお運びください!

【江口のりこ(ゴネリル役)のコメント】
『リア王』の出演は、本当に嬉しく思います。
イギリスの演出家のショーンさんとご一緒できることは、自分にとって新しい勉強になるだろうとワクワクしています。同じくらい、シェイクスピアの戯曲に挑戦できることもワクワクしています。
みなさま、是非、劇場へお越しください。

【田畑智子(リーガン役)のコメント】
ショーンさんとは『FORTUNE』という作品でご一緒して以来です。
またショーン・ホームズワールドに入れるかと思うと今から楽しみで仕方ありません。
シェイクスピアのリア王がショーンさんのマジックにかかり、どう現代で活きるのかとても興味深く、また作品の一員になれる事が幸せでなりません。
前回のルーシーという悪魔の役とは違い、今回は人間の女性(笑)ショーンワールドに上手く溶け込み、活きるように精一杯演じたいと思います。

【玉置玲央(エドマンド役)のコメント】
『リア王』は個人的に思い入れのある作品なので、出演が決まった際は非常に嬉しかったです。加えて敬愛する段田安則さんがリアを演じるということ、『セールスマンの死』、『桜の園』で強烈な観劇体験をさせてくれたショーン・ホームズさんとの創作ということで今から楽しみで仕方ありません。共演経験のある方も初めましての方もいらっしゃるので、この座組で何が出来るのか、どんな作品を産み出すことが出来るのか、話し合いながら助け合いながらショーンさんの演出と闘い、観たこともないような『リア王』をお届け出来ればと思っています。

【入野自由(コーンウォール公爵役)のコメント】
日本でショーンさんが演出された公演は、全て拝見していました。ショーンさんが作り出す、吸い込まれそうな程の独特な空気感、世界観に度々魅了されていました。まさか自分もその世界の登場人物になれるとは、しかも、こんなにも素晴らしいキャスト陣の一員になれるなんて、驚きと期待に胸が躍ります。個人的にはシェイクスピアに挑戦するのは約20年ぶりになります。とはいえ、当時は子役でしたので、気持ちとしては“初挑戦”。ショーン・ホームズ版『リア王』どんな作品になるのか。是非ご期待ください!

【前原滉(オズワルド役)のコメント】
ショーンさんと遂に4回目になりました。もはや劇団員です。
そしてそして遂にシェイクスピア作品。しかも主演は段田さん。
面白くないわけがありません。既にチラシだけでも面白そうな雰囲気がバシバシ出ております。まだ稽古も何もしてないのですが、ワクワクが止まりません。ショーンさんの舞台に出演する度に毎回言ってるのですが、今回も日本ではあまり観られないシェイクスピアが観られると思います。是非劇場に来てくださいませ!

【盛隆二(オールバニー公爵役)のコメント】
ひと1人が成人するくらいの時間は演劇に携わっておりますが、純粋なシェイクスピア作品に参加するのは初めてです。
今回の役は、巡り巡って僕のところに来たのだと思います。その事を運命だと仮定して、何故に僕だったのか、今の僕が演じるこの役はどのように形どっていくのかと考え、ワクワクの種火が点火されました。
400年以上前から全世界で上演され続け、ある意味、バトンを繋いできたような歴史ある戯曲を、2024年の現代を生きるメンバーで上演する意義みたいなものは深く考えていきたいと思います。
演出がショーン・ホームズさんなので、純粋なリア王にはならないんだろうなぁと感じる部分も楽しみです。そして、未来に繋いでいけるようなリア王を創作してくれるのではと期待しています。

【平田敦子(道化役)のコメント】
『FORTUNE』で初めてショーンの演出を受けたのですが、稽古場で作っていった場面が劇場に入ってこう繋がるのかと驚いたことを覚えています。稽古場での仮の装置が本物になって、照明が入って、小野寺さんのステージングが膨らんで、ショーンはこんな凄い物を作りたかったのかと。こうしてまた呼んでいただけて、ショーンや美術衣裳のポールにも再会できるのが楽しみです。そして道化という役がどうなるのか、ショーンと話しながら、楽しみながら作っていきたいです。『FORTUNE』は開幕してから段々コロナの波が押し寄せ最終地の北九州で1回上演して中止になりました。今回は最後まで全員で無事に上演できることを願っています。

【高橋克実(ケント伯爵役)のコメント】
『リア王』を翻案した黒澤明監督の『乱』を含め、シェイクスピアの中でも『リア王』はよく見てきた作品です。その中でケント伯爵には、ずっと「カッコいい」というイメージを持っていました。王から追放された後も変わらぬ忠誠を心に誓い、他人になりすましてでも影ながら王をずっと支えていく、、、、こんなカッコいい人物を、僕がやっていいんでしょうか・・・ちょっとカッコよすぎますよね(笑)。今回、ショーンさんが、時代設定やステージングなど、どんなアプローチで演出されるのか、僕自身、とても楽しみにしています。それに何よりも、ついに『リア王』を演じることになった段田先輩と同じ舞台に立てる喜び!でも同時に、今からもう緊張していますが。

【浅野和之(グロスター伯爵役)のコメント】
長い役者人生で実は、シェイクスピア作品にあまり馴染みがないものですから、今回お話を頂いて少し戸惑っているところもありますが、肩の力を抜いてみなさんと一緒につくっていけたらなと思っています。今回、この悲劇のお話をショーンさんがどんな新たなリア王に料理されるのか楽しみです。
グロスターという役は眼を失う事で新たに見えてくる物がある人物です。これはこの物語に底通する重要な一部分だと思っています。リア王も同じ様に何かを失うが新たなものが見える(結末は悲劇であるが)。
段田くんが主演した『セールスマンの死』がすごく衝撃的でとにかく演出が面白かったですし、次の『桜の園』の演出もとても興味深かったです。
出演者の皆さんからお話を聞くとショーンさんはとても人柄が良く、一緒に作品を創ると言う意味で非常に信頼出来る演出家と聞いています。
私はそれがもう、ものすごく楽しみです。きっと新しい『リア王』をみなさんにお観せ出来ると思いますので、ご期待ください。

リア王 | PARCO STAGE -パルコステージ-


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