画家・評論家の古谷利裕による連続講座『未だ充分に尽くされていない「近代絵画」の可能性について(おさらいとみらい)』が1月より開催される。
同講座は、「いぬのせなか座」と「Dr. Holiday Laboratory」の共同企画。「近代絵画」が果たして何を試み、どのような問いを設定し、検討し、達成してきたのか、その蓄積を、表現全般に興味を持つ人々にまで広く「使える」ようにする必要があるのではないかという危機感のもと、古谷利裕が作品に即し、これからの制作に開けたかたちで語る。
1月20日に巣鴨のRYOZAN PARKで開催される第1回は「未だ充分に語られていないマティスとピカソについて」。マティスとピカソが成した、近代芸術の最も過激で急進的で、最も実りの多かった時期を再検討する。以降「虚の透明性」をめぐる第2回、荒川修作+マドリン・ギンズを導き手とする第3回のほか、大岩雄典を招いた特別回(マイケル・フリードとグレアム・ハーマンをめぐって)を予定。
また、連続講座の開催にあわせて、4月にはいぬのせなか座より古谷の初小説集を刊行。6月には約8年ぶりの個展が東京都内で開かれる。
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