メイン画像:©︎2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 ©︎高木ユーナ/講談社 配給:ポニーキャニオン
松居大悟監督の最新作『不死身ラヴァーズ』のポスタービジュアルと予告編が到着。主題歌と劇伴をスカートが担当することが発表された。
原作は雑誌『別冊少年マガジン』で連載された高木ユーナによる同名漫画。両想いになった瞬間にこの世界から消えてしてしまう甲野じゅんを「運命の相手」と信じて追いかける長谷部りのが、人生の中でじゅんと何度も出逢い、両想いになり、じゅんが「消える」という出来事を繰り返す中で、奇跡の結末にたどり着くというあらすじだ。長谷部りの役を初の映画単独主演となる見上愛、甲野じゅん役を佐藤寛太が演じる。5月10日からテアトル新宿ほかで全国公開。
予告編では中学生の長谷部りのが甲野じゅんへ好きという思いを伝える場面や、じゅんがりのの前から姿を消す様子、じゅんがさまざまな姿で再びりのの前に現れるシーン、その度にじゅんに「好き!」と思いを伝え続けるりのの姿が確認できる。ポスタービジュアルは予告編のラストで2人が肩を寄せ合うシーンを切り取ったもの。
主題歌“君はきっとずっと知らない”はスカートの書き下ろし新曲。松居監督と澤部渡(スカート)のコメントが到着した。
【松居大悟監督のコメント】
消えながらも突き進むラブストーリーには、透き通るようなメロディが流れたらいいなと思っていました。登場人物の心情を追い抜くことなく、追いかけることなく、並走しながら景色が広がるような。
そんなことをイメージして、スカート澤部さんの歌声やメロディに憧憬を描いて、お願いしました。
澤部さんは打ち合わせ時に、劇中でりのが歌う既成の楽曲があることを大事に思ってくださって、「主題歌は映画のためにも、自分がやらないほうがいい」と言っていて。その言葉を受けて、変ですけど、そう考えていただける澤部さんにぜひ主題歌もやってもらいたいなと思いました。
作ってもらえないかな、どうかなとソワソワしてましたが、結果、映画音楽と主題歌の全てを澤部さんに手がけていただきました。そして、とってもいいんです!
何かをわかることではなく、わかったふりすることではなく、わかろうとすることに光が当たるような作品になった気がします。
【スカート・澤部渡のコメント】
(松居監督のコメントにもありましたが)「不死身ラヴァーズ」のラッシュを観た時、りのが歌っている劇中曲こそこの世界の主題なのでは?と考えてしまい、実際にその曲の方が相応しいのではないか、と提案してしまったぐらいなのですが、監督から「その曲がエンディングだと、りのの物語になりすぎる」と言われた時に腑に落ちたのでした。りのでありながら、りのになりすぎず、物語を包めるような曲を書くのはとても気の張る作業でしたが結果的にすこし不思議で噛み応えのあるポップ・ソングを投げることができて今(というか曲ができてからずっと)、私は本当に嬉しい気持ちでいます。
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