書籍『生きてるってどういうこと?』が本日4月10日に刊行された。
同書は、動物や植物たちの生命力を描いた宮内ヨシオの透明水彩のイラストと「生きる力」や「幸せ」についてうたった谷川俊太郎のことばを合わせたアート名言集。黒柳徹子が帯コメントを寄せている。
谷川は「『生きているってどういうこと?』と、一度でも考えたことがある人に、この書籍を手に取って欲しい。物心ついてから、ずっと自分自身に問いかけてきたことをみなさんと分かち合っていきたいと思った」と制作への思いを明かし、「生きるとはどういうことか?」との質問には「生きているうちは『生きる』がどういうことかはなかなかわからない。死んでから答えが見つかるんじゃないかなと思います」と答えた。
毎日が精一杯だったり、働きすぎて明日への活力が湧かなかったりする人々に対しては「疲労も失望も絶望も、豊かな『生きていること』の部分です。そこに生きるエネルギーが常に隠れています」というメッセージを送った。
また、同書の透明水彩原画18点を展示する『「生きてるってどういうこと?」宮内ヨシオ展覧会』が4月16日から東京・築地市場の朝日新聞東京本社はじめ各地で順次開催。大垣書店麻布台ヒルズ店と松坂屋上野店では、谷川俊太郎が詩を朗読する特別映像や、宮内ヨシオとの対談の様子などを収録した映像を展示するほか、イラストを使用したポストカード19種を販売する。スケジュールは以下の通り。
朝日新聞東京本社 本館2階 コンコース 4月16日(火)~5月1日(水)
大垣書店麻布台ヒルズ店 5月3日(金)~5月16日(木)
松坂屋上野店 6階催事場 6月19日(水)~6月24日(月)
ほか順次開催予定
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