アートプロジェクト『ビッグデ絵タ』が、本日5月22日に特設ページで公開された。
『ビッグデ絵タ』では、人には共感されづらくても、当事者にとっては切実な「こわいもの」や「こわいこと」を検索データから大量に抽出し、そのなかから参加アーティストが共感する「こわい」をピックアップ。それぞれが「こわい」をイラストによって表現することで、人間の「弱さ」の多様性を世の中に届けようとするプロジェクトだ。
参加アーティストは、塩谷歩波、大島智子、大橋裕之、カシワイ、たそやマロ、パピヨン本田、増田薫(思い出野郎Aチーム)、まつざきしおり、マツヤマイカ、矢部太郎(カラテカ)の10組。各アーティストたちは「電話がこわい」「映画館がこわい」「エレベーターがこわい」といったテーマをイラスト化している。特設サイトでは参加アーティストのコメントも掲載中。同プロジェクトは「ビジネスの課題」と「社会の課題」を同時解決するソリューションを提供する株式会社SIGNINGが、CINRA, Inc.とともに展開する。
また一部アーティストのイラストはオリジナルグッズとして販売。Tシャツやステッカー、キーホルダーなどがラインナップしている。
【青沼克哉(SIGNINGクリエイティブディレクター)のコメント】
このプロジェクトの立ち上げのきっかけは、自分自身が仕事と育児の両立に挫折感を味わったことでした。
「子どもが生まれる前と同様の仕事の成果を上げることができない自分」を自覚し、周りに共有することがこんなにもハードルが高く、精神を消耗するものなのかと思い知らされました。
自身の「弱さ」に向き合って、それを他人に共有することの難しさ。そんな生き辛さを少しでも解消することができないか。そんな想いで、たくさんのアーティストの方々へお声がけさせていただき実現したのが、このアートプロジェクトです。みなさんの「弱さ」は、なんですか?是非、教えてください。
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