東宝、キューブ製作のミュージカル『ケイン&アベル』が来年1月、2月に東京・渋谷の東急シアターオーブ、2月、3月に大阪上本町の新歌舞伎座で世界初演される。
ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説『ケインとアベル』をミュージカル化した『ケイン&アベル』は、20世紀初頭、同じ日に生まれたウィリアム・ケインとヴワデク(後のアベル・ロスノフスキ)の物語。ボストンの名家ケイン家に生まれ、銀行頭取となるウィリアム・ケインと、ポーランドでドイツ侵攻により孤児となり、やがてアメリカでホテル王へとのし上がるアベル・ロスノフスキの運命的な出会いや衝突などが描かれる。
ケイン役に松下洸平、アベル役に松下優也がキャスティング。咲妃みゆ、知念里奈、愛加あゆ、上川一哉、植原卓也、竹内將人、今拓哉、益岡徹、山口祐一郎が共演する。
音楽はフランク・ワイルドホーン、脚本・演出はダニエル・ゴールドスタインが担当。歌詞をネイサン・タイセン、編曲をジェイソン・ハウランド、振付をジェニファー・ウェーバーが手がける。
【松下洸平のコメント】
Q1:ミュージカル『ケイン&アベル』にかける意気込み
たくさんの方に愛され続けている作品のミュージカル化、さらに世界初上演作品の主演という貴重な機会をいただき、とても光栄です。
原作を大切にしながらも、作品作りの醍醐味でもある、僕らなりの僕らにしか出来ない『ケイン&アベル』を目指したいと思っています。
“世界初”という難しさもありますが、かけがえのない時間になると思います。
精一杯務めます。
Q2:東宝ミュージカル初主演となる気持ち
6年振りのミュージカル出演でこのような大役を頂き、嬉しい気持ちと不安が入り混じっています。
登場人物それぞれに大切な物語があるので、独りよがりにならず、楽しみながら素晴らしいキャストの皆さんと一緒に作っていけたらと思っています。
Q3:松下優也とライバル役を演じること、また、松下優也の演技についての印象
とても上品で、美しい歌声をお持ちの方という印象を持っています。
音楽活動もされていますし、好きな音楽カルチャーは芝居にも反映されると思っていて、色気と強さ、リッチな雰囲気の中にある寂しさを持ち合わせたアベルを演じる松下優也さんと、稽古や本番で向き合える事が今からとても楽しみです。
Q4:ワイルドホーンをはじめ海外のクリエイティブスタッフとの共同作業について
ワイルドホーンさんとは、2017年に『スカーレット・ピンパーネル』でご一緒させていただいた事があり、力強い旋律と壮大で美しい音楽がとても魅力的です。ワイルドホーンさんの音楽に再び触れられる事、海外のクリエイティブスタッフの皆さんと新作ミュージカルが生まれる瞬間を味わえること、とてもワクワクしています。
言葉や文化の違いを超えて、オリジナリティ溢れる熱い物語、ミュージカル『ケイン&アベル』にしたいと思っていますので、楽しみに待っていてください!
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