ヤマシタトモコのインタビュー本『ほんとうのことは誰にも言いたくない』が6月26日に刊行される。
BL誌、青年誌、女性誌などさまざまな媒体で多種多様な人々の「名前のつけられない」関係を描いてきた漫画家のヤマシタトモコ。全編語り下ろしとなる同書では、自身の全コミックスについて語るのみならず、幼少期や学生時代、同人活動時代、雑誌への投稿を行なっていた時期など、漫画家へと至る歩みを振り返る。
20時間以上におよぶ取材では、『違国日記』『さんかく窓の外側は夜』、商業デビュー作『くいもの処 明楽』や、『HER』『ドントクライ、ガール♥』、BLコミックスを現在の視点から述懐するなかで、社会に向ける眼差しや物語の核にある思いなど、作り手としての姿勢を浮かび上がらせる。
また、影響を受けた作家や作品、作品の発想源となった音楽、『違国日記』が完結したあとのことなども述べられている。インタビュアーは山本文子。
装画はヤマシタの描き下ろし。一部店舗では、購入特典のポストカードとして『違国日記』『さんかく窓の外側は夜』『くいもの処 明楽』の図柄3種類が配布される。
デザインは『違国日記』でもタッグを組んでいる川名潤が担当。電子版の発売は7月末を予定している。
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