メイン画像:© Vestapol, Ark Entertainment, Minded Factory, The Y House Films
仏日西白合作映画『レイブンズ』が2025年3月よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、ユーロスペースほか全国で公開。本編スチールが到着した。
同作は、カラスを撮り続けた代表作『鴉』で知られる実在の写真家・深瀬昌久と、その妻で被写体であった洋子の50年にわたる愛を描いた作品。天賦の才の一方で心を閉ざし、闇を抱える深瀬役を浅野忠信、夫を闇落ちから守る洋子役を瀧内公美が演じる。
監督、脚本は『イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語』のマーク・ギル。1950年代の北海道、1970年代のニューヨーク、2010年代の東京まで、深瀬昌久の78年にわたる人生を実話とフィクションを織り交ぜて描いた。
【マーク・ギル監督のコメント】
深瀬のことは2015年にイギリスの新聞で掲載されていた記事で知りました。彼の写真はもちろんですがそれを越えて複雑な深瀬と洋子の愛の物語が私を魅了しました。最初から深瀬役には浅野さんしか頭にありませんでした。プロデューサーたちには彼がキャスティングできなければこの映画はやめると言っていたほどです。ありがたいことに彼は企画を気に入ってくれて早い段階でコミットしてくれました。
洋子役に関しては、特別な女優をキャスティングする必要があるとずっと思っていました。洋子本人と数日間一緒に過ごしてみて、洋子を演じる女優には、深瀬(浅野)の強烈な重力にも拘わらず決して彼の影に隠れない強さが必要になるだろうと感じました。最初に公美を見たのは『火口のふたり』でしたが、スクリーンに映し出される存在感とともに彼女の勇気に感動しました。
日本は私が深く愛する国ですし、いつも温かい歓迎を受けてきました。日本での公開を心の底から楽しみにしています。
【浅野忠信のコメント】
『レイブンズ』本当に僕はもう好き放題やりました。僕にしかできない役だったと思いますし、僕が経験してきたことが全て活かせた役だと思います。深瀬さんという魅力的な人に出会えたことで、僕もここまでできたんだなと思うので、その好き放題やっている僕を楽しんでもらえればありがたいです。
瀧内さんは、きちんと役としてその場に生きてくれていたので、洋子そのもの。瀧内さんの鋭い勘には感謝してます
【瀧内公美のコメント】
憧れの浅野忠信さんとのお仕事はとても刺激的で忘れられない体験になり、役者人生の中でこれ以上ない幸福な時間を過ごさせてもらいました。
脚本を読むかぎり、どのような仕上がりになるのか未知な部分もありましたが、マーク・ギル監督の才気がほとばしる、想像以上に素晴らしいファンタジックな物語が出来上がりました。
ぜひお楽しみに!
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