NHK2025年度後期連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインを髙石あかりが務めることが発表された。
第113作目の連続テレビ小説となる『ばけばけ』は、松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルの物語。外国人の夫ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)とともに「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦を描く。
『ベイビーわるきゅーれ』の主人公・杉本ちさと役などで知られる髙石あかりが演じるのは松野トキ役。オーディションには2892人が参加し、応募者数は『あんぱん』『カムカムエヴリバディ』についで3番目に多い人数だったという。書類選考、動画選考、面談、カメラテストなどを経て9月に決定。
【作・ふじきみつ彦のコメント】
ヒロイン発表にあたって
まずは、ヒロインオーディションに参加して下さった皆さん、本当に本当にありがとうございました。「ばけばけ」のオーディションは、小泉セツさんのイメージに一番近い人を選ぶというものではなく、セツさんってきっとこんな方だったんだろうなと思わせてくれる方と出会う場だったように思います。そして、髙石あかりさんの最終オーディションを拝見した時、自分が明治時代の松江にいてハーンさんとの会話を覗き見ているような感覚に陥りました。髙石さんがセツさんに化けて、セツさんが髙石さんに化けて、目の前に現れたような……。
皆さんにも是非出会って欲しいヒロインです。来年の秋をお楽しみに。
【制作統括・橋爪國臣のコメント】
ヒロイン発表にあたって
オーディションでカメラの前に現れた髙石あかりさんを見て、私たちが探していた「松野トキ」がそこにいる!と感じました。髙石さんの自然な演技は、実際に生きているトキそのもの。お芝居の力はもちろん、内に秘めた繊細な感情表現に、現場にいたスタッフみんなが心を奪われました。トキは、決して華やかなキャラクターではありません。悩み、迷いながらも、明るく自分らしく生きていく女性です。髙石さんは、そんなトキに命を吹き込んでくれると思います。
今回のオーディションには、過去3番目に多い2892人もの方にご応募いただきました。どなたも、真摯に、想いを込めて選考にのぞんでいただき、とても心を打たれました。そして、その中から、この人だと心から思える方に出会えたことはとても幸せです。
すばらしいヒロインとともに、「ばけばけ」を楽しいドラマになるように制作してまいります!
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