『今 敏 生誕祭』が開催。『妄想代理人』全13話一気見オールナイト上映や桃井はるこのトークも

メイン画像:©1997MADHOUSE ©2001千年女優製作委員会 ©2003今敏・マッドハウス/東京ゴッドファーザーズ製作委員会 ©今 敏/株式会社マット゛ハウス/「妄想代理人」製作委員会©2006 MADHOUSE / Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.

今敏監督の特集上映『今 敏 生誕祭』が、10月11日から池袋HUMAXシネマズで開催される。

1963年10月12日に生まれた今敏監督。2010年に46歳で逝去したのちも『パプリカ』『妄想代理人』『パーフェクトブルー』といった代表作は世界中から支持を集めている。

『今 敏 生誕祭』では10月11日から17日まで『東京ゴッドファーザーズ』『パプリカ』、今敏監督の誕生日である10月12日に『パーフェクトブルー』、10月18日から24日まで『千年女優』を上映。さらに10月18日には『妄想代理人』全13話を一挙にオールナイト上映する。

なお10月18日の上映前には『妄想代理人』でマロミ役を演じた桃井はるこ、音響監督の三間雅文が登壇するトークショーを開催する。

また横須賀HUMAXシネマズ、成田HUMAXシネマズでは『千年女優』を10月11日から17日まで、『東京ゴッドファーザーズ』『パプリカ』を10月18日から24日まで上映する。

チケットなどの詳細は各館のオフィシャルサイトで確認しよう。

なお『パプリカ』で千葉敦子/パプリカ役を演じた林原めぐみから『パプリカ』の国内初となるDCP上映に際してメッセージが到着している。

【林原めぐみのコメント】

スクリーンでまた、「パプリカ」に会える!

本当に、本当に、心から嬉しいです。

私にとって「パプリカ」は、貴女が私を呼んだのね…と心底思えるほど、演じるのにノンストレスだった作品です。

昔から、少し変わった夢を見る事も多く、またあの夢に帰りたいと感じたり、どうして夢はビデオに残せないのかと悲しんだり、夢の中の出来事を分析してみたり、「明晰夢」を楽しむところもあったり、と、一見難解に見えるこの世界は、私にとっては、心の解放でした。空から落ちていくパプリカは、まさに自分の実体験が映像になっているかのようで、鳥肌が立ったことを今でも覚えています。

夢は答え合わせ、夢は自己の開放、夢は深層心理からのメッセージなど、色々な角度から分析がなされています。承認欲求や正義をまとった誹謗中傷が溢れているこのSNS時代に、誰にも侵されない自分だけの、誰にも侵されない場所として、「夢」は人間にとって、より重要な役割を担っているようにも思います。

今監督の次回作、心から観たかった。

あわよくば一言でも参加したかった。

最後に出てくる「夢見る子供たち」って映画おすすめです。のセリフはずっとリフレインしています。

人が眠る限り、眠りの傍らに夢がある限り、

パプリカは眠りません。どうか、どうか、何度でも楽しんでくださいね。

林原めぐみ

ヒューマックスシネマ HUMAX CINEMA | 映画館


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