スタジオジブリ責任編集による『宮﨑駿イメージボード全集』が12月5日から順次刊行される。
岩波書店から刊行される同書では、スタジオジブリにある宮﨑駿手描きのイメージボードやストーリーボードなどの絵を可能な限りすべて収録。原画から高精度スキャナーで読み込むことを基本とし、原画と変わらぬ色彩やタッチなどの風合いの再現を目指したという。掲載される絵の大きさは、原寸あるいは原寸に近い350ミリ×257ミリの判型を採用している。
シリーズ各巻では『風の谷のナウシカ』以降の劇場用映画を網羅。アニメーターとして宮﨑駿が制作に携わったスタジオジブリ創設以前の初期作品も収録される予定とのこと。各巻には鈴木敏夫プロデューサーの新規インタビューを掲載する。
【鈴木敏夫のコメント】
宮﨑駿イメージボード全集 刊行に寄せて
宮﨑駿が映画を作る時の大きな特徴は、まずイメージボードを描くということだ。そのイメージボードのなかには映画に必要な情報、時間・空間・キャラクターの表情・性格・動き――すべてが描かれていて、こんなことができるのは宮さん以外誰もいないと教えてくれたのは、高畑勲だった。しかしこれまで宮さんの本格的なイメージボード集はなかった。今回の刊行をいちばん楽しみにしているのは僕かもしれない。
『宮﨑駿イメージボード全集 1 風の谷のナウシカ』
2024年12月5日(木)刊行
価格:4,200円(税別)
『宮﨑駿イメージボード全集 2 天空の城ラピュタ』
2024年12月5日(木)刊行
価格:4,800円(税別)
『宮﨑駿イメージボード全集 3 となりのトトロ』
2025年3月刊行予定
価格:未定
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