メイン画像:©2007 福田ますみ/新潮社 ©2025「でっちあげ」製作委員会 配給:東映
三池崇史監督の映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』の追加キャスト、本ポスターが公開された。
原作は、約20年前、日本で初めて教師による児童への虐めが認定された体罰事件を取材し、『第6回新潮ドキュメント賞』を受賞した福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』。「史上最悪の殺人教師」と呼ばれた担当教諭は停職処分になり、児童側を擁護する550人の大弁護団が結成され、民事裁判に発展するが、法廷は担当教諭の完全否認から幕を開けるというあらすじだ。主人公の小学校教諭・薮下誠一役を綾野剛が演じる。6月27日公開。
追加キャストは小澤征悦、髙嶋政宏、安藤玉恵、美村里江、峯村リエ、東野絢香、飯田基祐。
小澤征悦は薮下から酷い体罰を受けたとされる氷室拓翔(三浦綺羅)の診断を担当した大学病院の精神科教授・前村義文役、髙嶋政宏は週刊誌記者・鳴海三千彦(亀梨和也)の上司で薮下の実名報道を許諾した『週刊春報』の編集長・堂前役、安藤玉恵は拓翔のクラスメイト・山添純也の母親・山添夏美役、美村里江は前村とともに拓翔の診断を担当した大学病院の精神科医師・箱崎祥子役、峯村リエは薮下に処分を下す教育委員会の教育長・藤野公代役、東野絢香は教頭からの指示で同僚の薮下を監視する戸川役、飯田基祐は薮下と律子の民事訴訟を担当する裁判長・橋本役を演じる。
本ポスターは「なぜ、それを信じますか?」というコピーとともに、登場人物それぞれの表情を写し出したもの。
【ストーリー】
2003年
小学校教諭・薮下誠一(綾野剛)は、保護者・氷室律子(柴咲コウ)に児童・氷室拓翔への体罰で告発された。
体罰とはものの言いようで、その内容は聞くに耐えない虐めだった。
これを嗅ぎつけた週刊春報の記者・鳴海三千彦(亀梨和也)が“実名報道”に踏み切る。
過激な言葉で飾られた記事は、瞬く間に世の中を震撼させ、薮下はマスコミの標的となった。
誹謗中傷、裏切り、停職、壊れていく日常。次から次へと底なしの絶望が薮下をすり潰していく。
一方、律子を擁護する声は多く、“550人もの大弁護団”が結成され、前代未聞の民事訴訟へと発展。
誰もが律子側の勝利を切望し、確信していたのだが、法廷で薮下の口から語られたのは―
「すべて事実無根の“でっちあげ”」だという完全否認だった。
これは真実に基づく、真実を疑う物語。

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