xiangyuの1stアルバム『遠慮のかたまり』リリース。7月2日にTAMTAMを迎え2マンリリパ開催

xiangyuの1stアルバム『遠慮のかたまり』が4月25日にリリースされた。

2018年9月からライブ活動を開始したxiangyu(読み方はシャンユー)。Amapiano、Gqom、ボルチモアブレイクス、バイレファンキなどを取り入れた楽曲を発表している。名前は本名が由来となっているという。

同作には、“ラスイチのピザ”“ずっといるトマト”“はっちゃKO”“ピースオブケイク(feat.七尾旅人)”“宇宙包(feat.Kuro)”や、新曲“もったいないオバケ”“遠慮のかたまり”の計7曲を収録。武田悠弓馬が監督を務めた“遠慮のかたまり”のMVも公開された。

アルバムのジャケットは『遠慮のかたまり』全曲のジャケットを手がけた現代美術家の光岡幸一が担当。「みんなで食べ物をかき集めてワイワイ撮影しました。終わった後にみんなで食べました」と制作を振り返っている。

7月2日にはリリースパーティー『ore!』を表参道のWALL&WALLで開催。“宇宙包(feat.Kuro)”のフィーチャリングゲストKuroが率いるTAMTAMとのツーマンライブとなる。チケット販売中。

【xiangyuのコメント】
現代美術家の光岡幸一さんに教えてもらうまで、飲み会とかで最後の1個だけ食べ物が残ってる"あの光景"に名前が付いてるなんて知らなかった。それを「遠慮のかたまり」って表現することも、"あの光景"自体も、すごく日本らしい現象だと思い面白かったのでこれをテーマにアルバムを作りたいと思った。遠慮のかたまりは、意識して作られるものではなく、地中に長い時間をかけて鉱石ができていく様に、水面下で無意識のうちににかたまっていく様なものなのだと思う。良いor悪いじゃなく、食べ頃はとっくに過ぎてても最後のひとつに対する向き合い方は人それぞれで、あの1個は一人一人の無意識の感情がかたまったものなんだと思うと愛おしくて愛おしくて堪らない。日本人は控えめで、遠慮がちで、とマイナスイメージで語られることもあるけれど、なんでも白黒ハッキリさせようとしない、グレーなことがよしとされてる、自分の意見をハッキリ言えない(言わない)国民性が私は好きだなと思う。「シャンユーって食べ物の曲多いよね」とリリース毎に言われる中、またも食べ物関連の作品になってしまったんだけど、デビュー曲も「プーパッポンカリー」だし、なんか良いかなって思ってる。だってNO FOOD NO LIFEだしさ。食べ物ってなんか良いじゃん。全力でふざけ倒したおちゃら系フードアルバムここに爆誕。是非、楽しんでもらえたら幸せです! 最後に、このアルバムを制作するにあたり、本当に色々な方にご協力頂きました。フィーチャリングゲストで参加して下さった七尾旅人さん、Kuroさん。ALLサウンドプロデュースしてくれたGimgigamさん、エンジニアの向啓介さん。そして、このアルバムをつくるキッカケを与えてくれた光岡幸一さん。ファミレスや居酒屋、カフェなど様々な飲食店で観察させて頂いた、隣や周りの席の方々。みなさま本当にありがとうございました!

【Gimgigamのコメント】
遠慮のかたまりをテーマにしたアルバムが完成しました!
1曲毎に個性があり、物語があり、バリエーションが豊富でとても聴き応えのあるアルバムです!七尾旅人さんとのコラボ曲「ピースオブケイク」は旅人さんの歌声に導かれ、今までにないムードが出てコラボの良さが爆発してます。Kuroさんとのコラボ曲「宇宙包」ではKuroさんのサイケデリックなコーラスワークとxiangyuのご機嫌なラップが化学反応を起こし、コラボの良さが爆発してます。アルバムでリリースになる「もったいないお化け」は速いビートにエフェクティブなボーカルが乗り、気持ち良く聴けるダンスミュージックです。
タイトル曲の「遠慮のかたまり」は曲調が次々と変わり、仕掛けがたくさんあり、ライブで盛り上がるアンセムになりそうな気がしています。僕はこのアルバムの製作中から最後に残った一つは積極的に食べるようになりました。

【武田悠弓馬のコメント】
最初にロケハンで恐竜を見つけた時、シャンユーさん以外似合う人いないと思いました。
"遠慮のかたまり"を、遺跡から発掘した時の顔がとても好きです。
撮影が終わった時の、シャンユーさんの"喜びの舞"が良すぎて、すぐにまた撮りたくなりました。

【光岡幸一のコメント】
大人数での食事の時に、皿の端にポツんと残った餃子や唐揚げなどなど、いわゆる「遠慮のかたまり」になっている食べ物たちの写真を趣味で昔から撮り溜めていて、それをたまに人に見せていたりしたんですが、その中でも圧倒的な反応をしてくれたのがxiangyuでした。
多くの人が気にもとめない様な事を勝手に面白がれる人、というのはたまにいると思うんですが、xiangyuはそれだけにとどまらず、膨大なエネルギーと熱意をかけて作品にまで練り上げるとても稀な人で、そういう人と一緒にモノづくりができる事をとてもとてもうれしく思います。

xiangyu - 遠慮のかたまり ore! | 青山イベントスペース WALL&WALL


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