主に韓国語で歌われた曲が「Hot 100」で首位を獲得するのは史上初。アルバム『BE』もアルバムチャート1位
BTSの楽曲“Life Goes On”が、現地時間11月30日に発表された、12月5日付のアメリカ「ビルボード」シングルチャート「Billboard Hot 100」で1位を獲得した。
“Life Goes On”は11月20日にリリースされたBTSの最新アルバム『BE』のリード曲。「ビルボード」の発表によれば、1958年にスタートした「Hot 100」の62年の歴史の中で、主に韓国語で歌われた曲が1位を獲得するのは初めて。12月5日付のチャートでは彼らの楽曲“Dynamite”も3位にランクインしており、トップ3のうち2曲をBTSの楽曲が占めている。
メンバーのジミンはSNSで彼らのファン「ARMY」に感謝のメッセージを送った
また『BE』は12月5日付のアルバムチャート「Billboard 200」で1位を記録。「Billboard 200」「Billboard Hot 100」において同じ週に同一アーティストの作品が初登場1位を記録するのは、テイラー・スウィフトに続き2組目だという。テイラー・スウィフトは8月にアルバム『folklore』、および収録曲“cardigan”で史上初めてその記録を達成していた。
BTSは8月にリリースされた“Dynamite”で韓国人アーティストとして初の「Hot 100」1位を獲得。同曲はデビュー以来初となる英語詞の楽曲だった。彼らは“Dynamite”と、ジェイソン・デルーロによる“Savage Love”のリミックスバージョンとしてBTSが参加した“Savage Love (Laxed – Siren Beat)BTS Remix”、そして“Life Goes On”と、約3か月の間に3曲を「Hot 100」の首位に送り込んだ。“Life Goes On”はイギリスのオフィシャルシングルチャートでは10位にラインクインしている。
“Life Goes On”はコロナ禍で大変な状況に置かれる人々に癒しを送る曲
2013年にデビューしたBTSは、2018年のアルバム『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』で、韓国のアーティストとして初めて「Billboard 200」の首位に輝いた。今年11月にリリースされた『BE』は、「コロナ禍で大変な全世界の人々に向けた温かい癒しを詰め込んだ」というアルバムで、楽曲制作のみならず、アルバムのデザインや構成、PV制作などのアルバム作業全般に7人のメンバーが携わっているという。
このたび全米1位に輝いたリード曲“Life Goes On”は、コロナ禍によって平凡な日常が変わってしまったけれど、「それでも私たちの人生は続く」というメッセージを込めた楽曲。メンバーのJUNG KOOK(ジョングク)が監督を務めたMVにもそのメッセージが表現されている。
BTSの最新アルバム『BE』を聴く(Apple Musicはこちら)
“Dynamite”は来年の『グラミー賞』にノミネート
なおBTSの“Dynamite”は、先日発表された2021年の『グラミー賞』ノミネーションにおいて、「ベストポップデュオ / グループパフォーマンス」部門の候補に選出。彼らは2019年の『第61回グラミー賞』でプレゼンターを務め、今年1月に行なわれた『第62回グラミー賞』では、Lil Nas Xらと共にコラボパフォーマンスを披露していた。受賞者候補としてノミネートされたのは今回が初めて。
またBTSは12月2日にフジテレビ系で放送される『2020 FNS歌謡祭』第1夜に出演。“Dynamite”をパフォーマンスすることが予告されている。
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