いろんな観光名所があって、一人旅でも存分に楽しめるのが京都の懐の深さ。そんな京都一人旅を、さらにあたたかく受け入れてくれるのが、カウンター越しにバーテンダーさんと話ができるバーの存在。世界中から観光客が訪れる京都には、個性豊かな名店が揃っていて、バーテンダーさんは、情報も豊富で旅をもっと楽しませてくれます。そんな京都で、一人でも気軽に入れるバーを5店紹介します。
※本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。
京都でクラフトジンを飲むなら『NOKISHITA711(ノキシタセブンイレブン)』
京都の観光地・祇園のそば。高瀬川に沿って飲食街が立ち並ぶ「木屋町」エリアにあるのが『NOKISHITA711(ノキシタセブンイレブン)』。10名くらいが入るスタンディングのカウンタースペースと、テーブル4席の全部で10〜15席程のコンパクトなお店です。天井からぶら下がる木や、カウンターの芝生というボタニカルなインテリアに、暗めの店内照明。幻想的な異空間に紛れ込んだような雰囲気のなか、唯一無二のクラフトジンのカクテルがいただけます。
カクテルも、ゴボウやキュウリをあしらったものや、燻製の香りを楽しめるものなど、個性豊かなものばかり。おとぎ話や音楽からイメージしてつけたというカクテルのネーミングは、頼んでみるまでどんな味かは想像ができず、注文してから出来上がるまでの時間が待ち遠しいほど。バーテンダーの方も気さくで愉快な方なので、話しかけてみると、会話も弾みます。
18:00〜3:00まで営業しているので、行きそびれることもなく安心! 飲み足りない時の、最後の一杯に立ち寄ってみてください。
旅先で女子会!? 楽しいアート雑貨に囲まれた『みず色クラブ』
新丸太町の住宅街の路地に現れる小さな看板と、路地の先に輝く水色とピンクのネオン看板が『みず色クラブ』の目印。芸術大学出身の女性3名によって立ち上げられた、自然体な空気感があふれるお店です。
ここは、通常のバーとは少し違って、お酒を飲みに来るというよりは、ショップの中で軽いおつまみとお酒が楽しめるといったスタイル。お店をやっている友達の家におしゃべりしにきたというイメージがぴったりです。
美的センスに長けた彼女達がセレクトする、アイテムの感度もばっちり。小物や服飾、インテリア雑貨など、京都在住の作家さんのアイテムを多く取り揃えているのも魅力で、お土産に買って帰るのもよし。
また、オリジナルのアイテムも続々発表中で、SNSを見て県外から訪れる一人旅のお客さんも多いそう。
お店のオープンが不定期なので、彼女らのTwitter をチェックしてから訪れましょう。
スタイリッシュなチューハイ立ち飲み店『sour(サワー)』
京都の繁華街・新京極から路地へ入った裏寺町にある『sour(サワー)』。15時からオープンしていて、気軽に一杯、喉が乾いた時のサクッと立ち寄れるお店です。買い物途中や観光名所を巡っている途中などに立寄るお客さんも多く、学生さんから海外の方まで、幅広い客層で店内は賑わっています。
新鮮なフルーツやスパイス、野菜をふんだんに使ったメニューは、20〜30種類。後ろの冷蔵棚からフルーツを取って、目の前で搾り立てのドリンクを出してくれるのも新鮮さ満点。どのサワーもフォトジェニックなので、SNSにはたくさん写真がアップされています。
早めの時間帯であれば、比較的空いているので店員さんともゆっくりお話できるかも。夜が更けてくると社交場のようにワイワイと盛り上がるので、隣りになった人ともフランクにお話ができるかもしれません。また店内では、不定期で作品の展示や音楽イベントなども開催しています。
音楽好きはたまらない空間! 京都の夜をゆっくり過ごしたいなら『CINEMATIK SALOON(シネマチックサルーン)』
京都市役所前駅から徒歩3〜5分ほど。ビルに看板も出ていないですが、気にせずそのまま7階へ。音楽通が通い詰める、知る人ぞ知る、一人でもゆっくりとお酒と音楽が楽しめるバーが『CINEMATIK SALOON(シネマチックサルーン)』です。
まず目に飛び込んでくるのは、広々とした空間の真ん中に置かれた、コの字型の大型カウンター。そして、各所に置かれた照明のライトアップが、大人の雰囲気を演出します。バーテンダーさんにレコードから流れる音楽について尋ねてみると、色んなお話を聞かせてくれます。好きな音楽がまたひとつ見つかるかもしれません。
もちろん音楽や空間だけではなく、どのカクテルを頼んでも間違いなし。なかでもお店の一押しは、「ロン サカパ」というラム酒。甘さの中に感じるキュッと引き締まった大人の味は、一度試してみる価値有りです。心地よく流れる音楽を聴きながら、濃いめのお酒を少し嗜む。ゆっくりと京都の夜を過ごしたい人にオススメです。
世界中から人が集まる、マジシャンがもてなしてくれるバー『L'ESCAMOTEUR BAR (レスカモトゥール・バー)』
四条の木屋町通で異国情緒溢れるレトロな看板を見つけたら、階段を登って2階へ。そこが、フランス人オーナーによるバー『L'ESCAMOTEUR BAR (レスカモトゥール・バー)』です。
壁にかかった自転車、赤いライトなど、アンティーク調の店内は、まるで別世界にやってきたかのよう。落ち着いた照明の中で飲むカクテルは、夜の京都をきれいに演出してくれます。
バーテンダーさんは全員海外の方で、外国人旅行者も多く、店内はいつも英語が飛び交う空間。もちろん、店員の皆さんは日本語も話せるのでご安心を。
なかでも楽しんでいただきたいのは、そのカクテルたち。ミクソロジストたちによる、燃えるカクテルや、煙の中から現れるカクテルなど、味だけではなく、エンターテイメント性の高いメニューも豊富! さらに、店内には秘密の驚きポイントがたくさん仕掛けられているので、ぜひ全部見つけてみてください。
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