台北旅行の楽しみって何ですか? グルメや夜市、歴史的建造物など、台北にはたくさんの見所があります。そして旅行の際に必ず必要なのが「宿」。今回HereNowでは、台北にあるリノベーションによって生まれ変わったオススメの宿泊施設を紹介。是非、台北旅行の際に参考にしてみてください。
※本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。
大稻埕にあるシンプルでスタイリッシュな宿泊施設『門草行旅(モンチャウシンリュ)』
「この場所を出発点として、台北を知って欲しい」というオーナーの想いのもと、大稻埕(ダーダオチェン)に生まれたホテルが『門草行旅』。
19~20世紀の間に、台北で一番繁栄していた大稻埕は、今もその当時の建物が貴重な文化財として残っており、海外をはじめとする観光客にも人気のエリアとなっています。
近年このエリアは、若者よって独創的で新しいお店が次々に生まれており、伝統と新しさが一体となっています。そんな大稻埕の街の中心部にあるのが『門草行旅』です。
「引き算の美学」を重視した『門草行旅』のつくりは、周辺の環境を引き出すために、空間自体になるべく個性を持たせないようにと、シンプルでスタイリッシュな形になっています。
四階建ての古い建物は、爽やかな白を基調にしたつくりで、圧迫感を感じさせず、誰もがゆっくりとできる空間。内装だけではなく、大きな窓を設け、なるべく外の風景を見えるようにしているのもこだわりの1つ。室内にいても、大稻埕の街の風景が自然に入ってきて、いつでも昔の台北の風情を感じることができます。
客室は二階から四階までで、共有スペースとなっている一階にはキッチンと大きなダイニングテーブルがあり、いつでも他の宿泊者と交流できる場所になっています。
共有スペースで知り合った宿泊者と一緒にお喋りをしたり、夕飯を食べたり、パーティーに行ったりすることもあるかもしれません。オーナーにとって、ここに来る人たちとのあいだに良い関係性が生まれることは、なによりの喜びなのです。
松山空港近く、緑溢れる富錦街にある『富錦街這裡Tree Street(フージンジェジョーリー・ツリー・ストリート)』
松山空港のすぐ近くにある、富錦街(フージンジェ)は近年オシャレなお店やカフェが集まる人気のエリア。緑が溢れる、落ち着いた住宅街です。そんな静かな住宅街の古いマンションの二階にひっそりと佇む『富錦街這裡Tree Street』は、2部屋のみを提供する、のんびりと台北を散策したい旅行者にうってつけのアットホームな宿泊施設です。
『富錦街這裡Tree Street』のオーナーは、ホテルを経営しながら、ライターとしても活動するアクティブな人物。「人と人が出会える場所を作ろう」という想いをもとに、この空間を作り、遠くからの旅行者でも、まったりと安らげる空間を提供しています。
客室にある大きな窓からは、富錦樹の緑溢れる街の風景をいつでも感じることができ、近くにはレンタルサイクルサービスであるUbikeの貸出場所が設置されているので、自転車で緑豊かな路地裏を散策し、快適な午後を過ごすのもよいでしょう。
また『富錦街這裡Tree Street』は、アートギャラリーも併設しており、不定期でイベントや交流会などが行われています。様々な形を通じて旅を楽しめる『富錦街這裡Tree Street』は、オーナーの想いが詰まった空間です。
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富錦街這裡Tree Street
住所:台北市松山區富錦街405 2F
電話番号:02-2763-3802
料金:NT$ 1500-2000
URL:https://www.facebook.com/treestreet405/
大稻埕の歴史的な建造物に泊まれる『OrigInn Space』
全てがスローダウンするような、都会の喧噪とは異なる大稻埕(ダーダウチェン)エリアにあるホテルが『OrigInn Space』。大稻埕は、乾物やお茶、そして漢方などを扱うお店からご飯屋さんまで、街を歩いているだけで台湾の歴史や文化に触れ合うことができるエリアです。
『OrigInn Space』は、建物自体が歴史的建築物と認定されいて、60年前の外観のまま、美しいバロック調の建物が綺麗に残されています。そのため現在も看板はないままですが、中は細かくリノベーションがされていて、宿泊者に快適な時間を提供しています。
世界各地のヴィンテージ家具からなる四つの客室は、部屋によってレイアウトが異なり、それぞれの部屋にはオーナーこだわりのレコードプレーヤーを設置。レコードのジャンルも幅広く揃っているので、聞きたいレコードがあれば、遠慮なくオーナーに相談を。
1階は、宿泊以外も気軽に立ち寄れるカフェとなっていて、こだわりの雑貨やレコードなどが飾られていて、不定期でイベントも開催されています。お喋り好きなオーナーの二人が、大きなテーブルで来場者とコーヒーを飲みつつ、レコードの話で盛り上がる場面もちらほら。人と人との繋がりが生まれる、古くて新しい宿泊施設です。
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OrigInn Space
住所:台北市大同區南京西路247號
電話番号:02-2558-8843
料金:NT$ 2500-4000
URL:https://www.facebook.com/OrigInnSpace/
自炊もできるレトロな民宿『Jia HOUSE / B&B』
賑やかな師大夜市(スーダーエイスー)エリアから公館 (コンクワン) エリアの途中にあるレトロな宿泊施設が『Jia House / B&B』。ここは台湾の古い民家をリノベーションして作られていて、昔の窓枠やタイル、床など、全てが懐かしくもカワイイ、まるで時がとまっているかのようなレトロでオシャレな空間となっています。
家具やレイアウトも、シンプルながらも新しさと古さがうまくミックスされていて、気ままで縛られない、自由な時間を提供してくれるでしょう。
まるで自宅にいるような快適に過ごせる『Jia HOUSE / B&B』では、共有スペースのキッチンも自由に使用可能。台湾の家庭に欠かせない存在である「大同電鍋」を備えていて、宿泊者でも台湾の暮らしを体験することができます。
オーナーは音楽や映画などのカルチャーが大好き。室内の至る所にポスターが貼られていて、『Jia HOUSE / B&B』の個性になっています。レトロでありながらも、台湾カルチャーのエネルギーを感じることができる宿泊施設です。
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Jia HOUSE / B&B
住所:台北市中正區羅斯福路三段240巷
電話番号:0981-271-081
料金:NT$ 1350-2200
台北の北部・北投温泉街の裏道にある隠れ家ホテル『Solo Singer Hotel』
台北の北部にある北投区、北投温泉街の裏道にある隠れ家ホテルが『Solo Singer Hotel』。元々、築50年の老舗ホテル『賓城旅社(ビンチェンリュシャ)』をリノベーションし、古さを活かしつつも、モダンな空間に生まれ変わりました。
屋上からは今でも何十年ものときの移ろいを見続けてきた『賓城旅社』の看板が。北投の風景を一望することができます。
ホテルの扉を開けると、そこはまるで1950年代にタイムスリップしたかのよう。オレンジ色の照明やレトロなソファー、黒と白の大理石の床など、どれも懐かしくも異世界感があります。
部屋は、ファミリー向けの4人部屋や2〜3人部屋からなっています。中には、アーティスト自らが1ヶ月住み込み、自分らしく内装を手掛けた部屋も。アーティストの世界観がどっぷり詰まった空間で寝泊まりをするというぜいたくな体験ができます。
ホテルの近くには、オーナーが運営するカフェ『Solo Singer Life』があり、雑貨以外にも、宿泊者へ提供するお風呂用品も取り扱っています。このカフェは宿泊者以外も利用できるお店なので、北投にくる機会があれば、是非立ち寄ってみてください。
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OrigInn Space
住所 : 台北市大同區南京西路247號
営業時間 : 11:00~19:00
定休日 : なし
電話番号 : 02-2558-8843
最寄り駅 : 北門駅
Webサイト : https://www.facebook.com/OrigInnSpace/
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