ソウルでひとり歩きにオススメの散策コース紹介

旅先でのおしゃれなショップ巡りもいいけど、ホッとひと休みする時間も格別。ここソウルにも、公園での森林浴から、歴史を感じる町歩きなど、とっておきの散策コースがあるんです。 ソウルでの一人旅をもっと楽しくするための隠れ人気スポットを紹介するこのコーナー「SEOUL HIDDEN PLACE SERIES」。第5回となる今回は、ソウルでオススメのひとり散策コースを紹介します。
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※本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。

ソウルで森林浴を楽しめる散策コース

『鞍山(アンサン)都市自然公園』はソウルの西大門(ソデムン)区にまたがる山の麓に位置する公園。本格的なトレッキングではなく、気軽に森林浴を楽しみたいという方は、公園内の延禧(ヨンヒ)森の休憩所へ行くのがオススメ。

コースは公園入口にある西大門青少年修練館からスタート。春になると満開の桜並木が出迎えてくれるスポットです。道沿いを歩き進めると、庭園などによく見られるあずまやがあり、すぐ後には湧水にあがる標識が見えてきます。この標識に従って急な坂を70〜80m歩いていくと、「ここがソウルなのか!?」と驚くほど立派なメタセコイアの並木が出現します。

35mほどの大きなメタセコイア群の周辺には、白樺、五葉松、グミも自生し、この森の道を歩くだけで自然と心が浄化されるはず。

延禧森の休憩所は秋にはどこもかしこも秋色に染まります。赤や黄に染まった楓の葉と、高く青いソウルの空のコントラストがとても美しいです。

そこから、石橋を渡ると、弘済川(ホンジェチョン)の滝が見渡せる場所に辿りつきます。人工の滝ではありますが、涼しさや癒しを感じさせてくれる貴重なスポットです。

その後、弘済川に沿って歩いていくと漢江(ハンガン)公園に出ます。このまま散策だけも勿体無いので、近くにある延禧グルメロード(ヨニマッロ)にもぜひ立ち寄ってください。

ヨニマッロのオススメスポット

1. MANUFACT COFFEE ROASTERS

2013年に延喜洞(ヨンヒドン)にできた『MANUFACT COFFEE ROASTERS』は、コーヒーマニアは外せないスポット。 MANUFACTという言葉はmanos(hand)とfactum(made)が合わさったラテン語から由来しています。MANUFACT COFFEEスタッフの手で作られた、ハンドドリップの味が格別で、なかでもコールドブリューコーヒーが有名です。

MANUFACT COFFEE ROASTERS
住所:ソウル市西大門(ソデムン)区ヨンヒロ11ギル29
営業時間:月〜土曜日09:00〜18:00
休み:毎週日曜日
電話:+82-2-6406-8777
最寄り駅:ヨンヒ3街バス停留所
instagram: @manufactcoffee

2. 延禧洞 ウン/ヌン

2階建て住宅を改築した『延禧洞 ウン/ヌン」は、延喜洞(ヨンヒドン)の住宅街に生まれた複合施設で、高級住宅街らしいゆったりとした雰囲気が漂います。入居しているお店は、弘大(ホンデ)の人気カフェ『Cafe B-Hind』、Made in Seoulのバッグのお店『BIKER STARLET(バイカースターレット)』、三清洞(サムチョンドン)から引っ越したお茶と茶器の店『サルビアタバン』、独立系書店『your-mind』、フラワー&ガーデニングショップ『CHOCOLATE COSMOS』など。こちらもぜひ立ち寄りたい、魅力的なスポットです。

延禧洞 ウン/ヌン
住所:ソウル市西大門(ソデムン)区ヨンヒロ11ラギル10-6
営業時間/ 休み/ 電話:各店舗のホームページまたはSNSで確認
最寄り駅:ヨンヒ3街バス停留所

ウェブサイト: ビハインド・リーメイン
instagram: @b_hind2001
バイカースターレット
www.bikerstarlet.com
サルビア喫茶店
www.sarubiadabang.kr
ユアマインド
instagram: @your_mind_com
チョコレートコスモス
instagram: @choco_cosmos

都市の中で、歴史を味わえる城郭散策コース

ソウルは、高層ビルが立ち並ぶモダンな都市でありつつ、至るところに歴史を感じるお城の跡が残っているのも面白いところ。城郭の跡地は、散歩のコースとしても知られていて、誰でも気軽に歩くことが可能です。

城郭散策コースは大きく4つに分かれていて、1つ目は北岳山(プガクサン)区間、2つ目は駱山(ナクサン)区間、3つ目は南山(ナムサン)区間、最後の4つ目は仁王山(イムワンサン)区間となっています。なかでも、2つ目のコースの駱山区間は、駱山公園から東大門(トンデムン)歴史公園まで城郭が続いていて、他の区間より比較的楽に歩くことが可能。ソウルの風景をカメラに収めながら歩くと、ちょうど2時間程度で散策ができるでしょう。

駱山区間コースの始まりは、急な丘の上に位置する住宅地・梨花洞(イファドン)壁画村と言われるエリア。

この細い路地の壁に描かれた絵画によって有名になった梨花洞壁画村は、フォトジェニックな壁画の前で写真を撮ったり、心を満たしてくれるスイーツを食べたりと、一人で街歩きしても退屈しないエリアです。

何より城郭道散策の醍醐味は、今のソウルの風景を一望できること。ソウルの街の営みをゆっくり感じることができる時間を過ごせます。

東大門一帯が見渡せる一番端の散策路から眺められるのは、2014年にオープンしたザハ・ハディッド設計の『東大門デザインプラザ(DDP)』をはじめ、24時間眠らない東大門のファッションタウン、そして朝鮮時代に建てられた城郭の門・興仁之門(フンインジムン)など。時代が全く異なる建築物が同じエリアに集まった雰囲気は面白くもあり、奇妙でもあります。でも、この風景こそが、今のソウルなのです。夜景も素敵な散策路なので、夜に来るのもオススメです。

東大門城郭公園
住所:ソウル市鍾路(チョンノ)区鍾路(チョンノ)6街70
電話: +82-2-2148-1863(チョンノ区庁観光体育)
最寄り駅:地下鉄4号線 ヘファ駅2番出口
ウェブサイト:tour.jongno.go.kr

合わせて立ち寄りたい、広蔵(クァンジャン)市場

ストリートフードの金字塔・広蔵(クァンジャン)市場には、ビンデトック(緑豆チヂミ)、麻薬キムパッ(韓国風海苔巻き)、ビビンバ、チャンチグクス(韓国風そうめん)、スンデ(豚の腸詰め)、トッポッキなど、韓国のソウルフードが溢れている人気の市場。

目の前でビンデトックを焼いてくれるチヂミのお店『スンヒネビンデトッ』をはじめ、韓国料理上級者なら試してみたい、広蔵市場の人気ユッケ専門店『ユッケチャメチッ』のユッケとユッケビビンバを是非味わってください。

広蔵市場
住所:ソウル市鍾路(チョンノ)区 チャンギョングンロ88
最寄り駅:地下鉄1号線 チョンノオガ駅7,8番出口


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