脱退?休止? 快快が迎えた分岐点をメンバーが語る

座談会に入る前に、少し長めな前置きを書かせていただきたい。

2004年の年末の西荻で、快快(ファイファイ)は旗揚げ公演をした(当時は「小指値(こゆびち)」という劇団名)。多摩美術大学の卒業制作として彼らが行なったその公演は、一言で表せば青臭くて、モラトリアム全開。でも当時から、決して整ってはいないけど、かんたんに「演劇」という枠組みを越えてしまう、求心力としか言いようがない不思議な力を放っていた。そしてこれをきっかけに、たまたま集まった彼らは、卒業後も劇団として活動を続けていった。

演劇でも何でも、普通はこの辺りから、色んなことをまとめにかかる。技巧的に、ソツなく仕上げることに満足していく。それなのに彼らはその後、全開だったモラトリアムっぽさをさらに突き抜けさせていった。それは、ただの無茶やハプニングではなく、もしかすると誰もが持っていたかったけど、知らぬ間に置いてきてしまった「世界や人間に対するどうしようもない好奇心」のようなものを、ただ純粋に追求し続ける姿だった(少なくてもぼくにはそう見えていた)。

そうこうしているうちに、今や国外にも活動を広げ、ひっぱりダコの彼ら。スイスの舞台芸術のフェスティバルで最優秀賞を穫ったりと、イケイケ感が漂っていた。そんな折、今年、快快から演出の篠田千明を含む、主要メンバーがぬけるとの知らせが……。2月16日からは、公演『アントン、猫、クリ』を控えている。「どういうこと?」と思った。まさか30歳を迎えた彼らが、ありがちな「結婚したから」とか「そろそろ普通に働きたい、かな」みたいなことを言いだすとは到底思えなかったからだ。そこで、快快を脱退・休止するメンバーを含む7名による座談会を実施。話しを聞いて浮かび上がってきたのは、誰もが人生の分岐点で遭遇しうる、とても発展的な「これから」の選択だった。

自立するために辞めたほうがいいと思った。(中林)

―快快が今、劇団として大きな転機を迎えていると聞きました。まずはリーダーの北川さん、快快の今後について教えてもらえますか?

写真左から:中林舞、山崎皓司、天野史朗、北川陽子
写真左から:中林舞、山崎皓司、天野史朗、北川陽子

リーダー:北川陽子(通称:ヨンちゃん)
リーダー:北川陽子(通称:ヨンちゃん)

北川:公演予定としては、2月に『アントン、猫、クリ』をやって、5月にバンコクで『SHIBAHAMA』をやって、9月に横浜のKAATで新作をやります。で、9月以降に辞める人と休む人がいるから、9月はこのメンバーでやる最後の作品になりますね。

―辞める人と休む人っていうのは誰ですか?

北川:篠田(千明)と、やし(中林舞)は辞める。天野(史朗)と(大道寺)梨乃は休む。9月以降は、それ以外のメンバーで快快を続行します。

―辞めるとか休むっていうのはそもそもどういう経緯で?

篠田:私は、今年の4月からバンコクを活動の拠点にするんですけど、それが快快をやりながらだと、両方とも片手間になっちゃうなと思って。だったら、キリのいいところで1回辞めたらどうか? って考えたら、色んな可能性が見えてきた。でもそれは私個人の話で、ちょうど全体の体制を変えようっていう時期だったんだよね。話が出たのが去年の10月くらいだったかな。

中林:私は前から役者としてやっていきたかったんだけど、ここ1年くらいでその気持ちがより強くなってきて。それが快快をやりながらだと結構無理が出てきたんです。快快って、非合理的に作ってるところがいいと思うんですよ。誰かが仕切ってプログラムを決めて、今日はここのシーンをやるから役者はここまで台本を覚えて、という形ではやらない。その面白さもあるけど、時間を膨大に使うところもあったりする……。自分が本来やりたいことと快快がずれてきている感じが大きくなっていったんです。

あと、快快って、私個人よりずっと知名度もあるし、才能のある人が集まっているから、そこにいると頼っちゃったり、さぼっちゃったりする。荒療治じゃないけど、自立するために辞めたほうがいいと思ったところもありますね。

写真左から、演出:篠田千明、役者:中林舞(通称:ヤシ)
写真左から、演出:篠田千明、役者:中林舞(通称:ヤシ)

 
役者・アートディレクター:天野史朗

天野:僕の場合は、もっと実行力がある楽しいことしたい、っていうことかな。快快にいると楽しいのよ。でも、楽しいだけで世界何も変わってないじゃん? っていう気持ちもあった。ほんとはそれってもう楽しくないはずなんだよね。公演やって、ツアー周って、お金もらって、っていうサイクルができあがって、これ続けていってこの先どうするんだろう?って。

そんな時に震災があって。まー、前から思ってた事だから、それはキッカケに過ぎないけど。もっと明確に世の中を良い方向に変える事ができないかと思った。でも、これまで快快の中にいてずーっとそればかりだと何もできないなって。

北川:具体的にはどういうことをやりたいの?

天野:今まで自分がやってきた事で一番実行力があるのってやっぱりデザインで、デザインって店の売り上げ伸ばして経済回したり人の流れを変えたり、具体的なアクションにつなげられるじゃん。だからそこをもっと生かしたい。思想を持ってね。独立も含めて色々考えていったら自分の足で歩くのって楽しいなって思うようになった。快快との掛け持ちは出来ないと思ったから、とりあえず1年はデザインで、って感じ。

―あと、今ここにはいないけど、梨乃さんは?

篠田:梨乃はイタリアに行く。役者としてじゃないけど、演劇に関わるみたい。イタリアの古い駅を使ったフェスティバルの、実行委員のインターンをやるって言ってたよ。

「快快って言ったらDJが来て踊ったりするんでしょ?」とか言われなくなりそうだし……。(山崎)

―脱退や休止の話を聞いて、(山崎)皓司さんはどう思いました?

山崎:俺は、この中でいちばん危機感を持たず、快快に寄りかかってきた人間だと思うんですよ。篠田さんに「辞めないで!」って言ったの俺だけだったし……。

篠田:え? そんなことあったっけ?

山崎:あったあった。俺ん家で。「辞めないでっていう人がいてもいいと思うけど、全然いいの?」みたいなことを言われて。「辞めないでほしい」って言ったんだけど、結局自分がこれまで快快に寄りかかっていたことを露呈しただけで、「はい、コージは却下!」みたいになったんだけど。

一同:爆笑

役者:山崎皓司(通称:コージ)
役者:山崎皓司(通称:コージ)

山崎:でも、そう言われて当然な関わり方をしていたと思うし、みんながどんどん役割分担して活動している中で俺は何もしてなかったし。

中林:コージは場所とりしてるじゃん。

北川:コージはね、すっごく早いんだよ、場所とりが。

篠田:「場所とりのコージ」だからね。(笑)

山崎:まぁ場所取りはするけどさ……。で、最初はすごいショックだったしイヤだったんだけど、でもちゃんと考えると、小指値として3年やって、快快に名前変えて3年やってきて、「じゃあ次どうしよっか?」って考えたら、いいきっかけかな、って思ったんですよ。俺はみんなに頼りきっていたけど、もっと色んなことに関わりたいし、役者として本気でがんばりたいって思う。あと、「快快って言ったらDJが来て踊ったりするんでしょ?」とか言われなくなりそうだし……。

写真左から、篠田、キャラクター・グッズデザイン:しんぽうなおこ、制作:河村美帆香(通称:あにー)
写真左から、篠田、キャラクター・グッズデザイン:しんぽうなおこ、制作:河村美帆香(通称:あにー)

篠田:え! 「DJ来て踊ったりする」って思われてるの!? 恥ずかしー!(笑)

山崎:俺は別に踊りたいわけじゃないし、自分でクラブ行ったりもしないしね。

篠田:あ、パーティー好きがぬけるってこと?

山崎:たぶん、残る人たちは「DJ呼ぼうよ」って言わない気がする。

一同:たしかに!(笑)

篠田:イヤだったの? 無理してたの???(笑)

山崎:うーん、踊り続けて、隅で休んでるときに「早く戻らなきゃ!」って罪悪感はあったりしたね(笑)。まぁこれは本当に細かいことだけど、こういう変化がきっかけになって、役者としてしっかりやっていったり、演劇の中でできることをもっと増やしていくっていう方向になっていくと思うんだよね。

北川:私はコージには、北野武の映画に出てほしいってずっと思ってるの。絶対いいと思う。今年は血眼になって挑戦してほしいね。

初めて快快の公演を観た時、なんだこの人たち! 全部ある! って思った。(河村)

―キャラクターやグッズのデザインをしているしんぽうさんは去年の10月以降の動きをどう見ていたんですか?

しんぽう:私も辞めて欲しくないって思ってたけど、それぞれちゃんと考えてちゃんと決めたことだろうから、引き止めてもしょうがないし、言っても聞かないと思いましたね。

―制作の河村さんは? 制作として関わるようになったのは2010年からですけど、その前から快快のファンだったんですよね?

河村:そうなんです。最初、(快快に名前が変わる前の)小指値の公演を観に行ったんですけど、「なんだこの人たち! 全部ある!」って思った(笑)。

写真左から、キャラクター・グッズデザイン:しんぽうなおこ、制作:河村美帆香(通称:あにー)
写真左から、しんぽう、河村

―「全部ある」っていうのは?

河村:全員キャラが立ちまくっていて、いろんなタイプの女の子たちがCapsuleの曲に合わせてキラキラ踊っていて、コネタをきかせたりしつつ、最後はすごくしんみりして…。で、終わったら篠田が出てきて、「あ、どーもー、終わりですー。100円でビール飲めるんで飲み会でーす」とか始まって…。なんかもう全てが新しくて、カッコよかった。小学校の時、最初に蛍光ペン見た時、すげえ感動しなかった? ああいう感じ。

天野:わかるそのかんじ! こんな色も出せるんだ、みたいなね。

しんぽう:私も初めて観た『マイネーム(MY NAME IS I LOVE YOU)』、衝撃だった。

河村:そう、それでその後、劇団の制作なんてしたことないし全然自信もなかったけど、誘ってもらって、「どうしよう、でも私……」とか言いながらも結局加入して、もう最初は失敗ばっかりで迷惑かけて、ようやく仕事を覚えてきたな、っていう矢先の脱退と休止だったんですよね。だから最初は当然重く受け止めてましたね。

我慢しないと、今まで作ってきたものもいいと思ってもらえないから。(北川)

天野:そもそも結成当初は、みんながひとり立ちするっていうのが前提としてあって、今回のことも、先を考えてみれば、あんまり深刻な問題でもないって思ってるかもしれないな。

篠田:うん、私も今日の座談会がこういう話しになるって聞いて、そんなに驚かれることなんだって思った。

北川:大学の卒業制作で「旗揚げ公演でもやってみる?」っていう話しになって、集まったメンバーを見てみたら、舞台っていうジャンルでやるのが一番うまくいくだろうなということで始めたんだよね。

―それで6年続けてきたっていうのがむしろ奇跡的だ……。北川さんは、リーダーとしてこの話しをどう受け取ったんですか?

北川:聞いたときはあんまり驚かなくて、「がんばらないとな」ってポジティブに思いましたね。篠田が辞めたら演出家がいないからそもそも演劇できるのかとか、不安はある。でも、篠田は篠田でタイでやりたいことがあって、それはこれまでの快快の活動と地続きだと思うんですよ。だから向こうで盛り上げていってほしい。ヤシ(中林舞)も商業演劇とか舞台の世界で盛り上げてくれる、天野もデザインで、とか、周りでそれぞれが面白いことやってくれるならそれでいいし、快快ももちろん驚きのあるものをこれからもやっていくよ、っていうかんじ。今回辞めたり休む人たちは快快のムードメイカー的な人が多いから、カラーは変わると思うけど。

―ちょうど2010年、『MY NAME IS I LOVE YOU』でスイスの「チューリヒ・シアター・スペクタクル」で最優秀賞も受賞して、世界からも注目が集まってきた。そこでこういう分岐点っていうのは、タイミングが悪いと言えばそうなのかもしれないけど、何か必然性を感じます。

全員

篠田:そのためにもわたしは辞めたほうがいいと思うんだよね。やっぱりどうしても1つの期待される型をカチっとやっていくということには抵抗してしまうから。でも、『SHIBAHAMA』と『Y時のはなし』と今回やる『アントン、猫、クリ』、それから『MY NAME IS~』を入れた4本は、まだここ数年はしばらく通用すると思っているから、やりたいなとは思ってる。

―それは篠田さんが抜けた後の快快が、これからも続いていくっていう前提であって、快快の継続には責任を持たないっていうことですよね?

篠田:そういうことを考えて行動したら、何が目的なのかわからなくなっちゃってつまらないと思ってるんです。

中林:私も辞めるわけだけど、その4本の中で私が出演している作品もあるじゃない? たとえば野田(秀樹)さんは自分の作品をキャストを変えて「自分の作品です」って世界中の色んなところでやるけど、快快の場合は集団制作でやってきてる。だから、なんか心情的に「だってみんなで作ったじゃん」っていうのはあるんだよね。自分もやめるから矛盾なんだけど、篠田にとってもそれは矛盾じゃないの?

篠田:うーん、私の作品、って思っているわけじゃないけど、快快の作品として快快のメンバーでまわす方がしっくりくるっていうのはあるかなぁ。

北川:あの作品をまわす時に自分が適切な演出家だっていうことでしょ?

篠田:うん、そうかな。

―ところで、北川さんは快快のどんなところが好きなんですか?

北川:えー、難しいなぁ。うーん、なんだろう。「驚き発見器」みたいなところかな。驚きに対してすごく純粋なところ。

―その驚きの発見や、蛍光ペンみたいなかんじとか、予想がつかない面白さが快快のオリジナリティだとしたら、それはこれからの「演劇を腰据えてしっかりやっていく」っていう方向性と逆行してしまわないかって思うのですが。

北川:うん。でも、それは我慢しないと。そうじゃないと、今まで作ってきたものもいいと思ってもらえないから。

―覚悟ですね。

北川:と、いうことで、まだちょっと早いけど、篠田にプレゼントが……。

篠田:え!?!? なになになになにーーー!?

北川:はい、これ着てタイでがんばってね。

プレゼントを手にする篠田

篠田:わーーーーーー! すごい! かわいい!!!

河村:さすがリーダーだなぁ(一同感心)。

今回が最終形。すごく完成度の高いものになると思う。(篠田)

―今は、2月16日からの『アントン、猫、クリ』の稽古中だと思いますが、こういう状況を受けて、これまでと変わったことはあるんですか?

篠田:すごくいいムードでやれてますよ。「よしやるぞ!」っていう雰囲気が漂ってて、みんなピチピチしてる。やっぱり、悪いものが溜まってるとどんなに楽しいことも楽しくなくなるから。今後のことが決まっているからこそ、迷いなく稽古できてる。

中林:たしかに、話し合いをして今後のことが決まってから、いい意味での緊張感が漂ってる。私は『アントン』には出てないけど、9月の新作が全員参加だから、それに向けてすでに気持ちが盛り上がってる。これまでだったら、2ヶ月前になって「やべえ、そろそろやらなくちゃ!」っていう感じだったのが、私の中ではもう始まってますからね、9月の公演。

―少しこの『アントン、猫、クリ』についても詳しく聞いていきたいと思います。この作品は元々、2009年春に『キレなかった14才♡ りたーんず』の中で篠田さんが作・演出したものが初演で、2010年10月には快快としてそのリマスターバージョンを上演しています。今回はそのリマスターを更に進化させたものだと思うんですが、過去2回の公演との違いは?

篠田:今回の『アントン』は、時間をかけてかちっと作り込むっていうのが大きいですね。2010年に快快で上演した時って、2週間強で作ったから、最後は勢いで「えいっ!」って完成させたんですよ。それをもうちょっと綺麗にまとめてパッケージ化したいなっていうのがあった。

中林:あとは、ツアーで海外に持って行くっていうのも前提にあったよね。人数が少なくて、身軽に持ち運びできる作品だから。

写真左から、篠田、しんぽう)

―前回は再演ではなく「リマスター」という言い方をしていましたが、そうすると、今回はなんと呼ぶのがしっくりきます?

篠田:コンプリートエディション……かな? 最終的な進化形っていう意味で。今回は、リマスターの時よりも参加する全員がそれぞれの役割をしっかり果たしてますね。リマスターの時はパフォーマーも練習練習って試しながら演じていたのが、今回は、全員のタイミングがかっちり合うことで、すごく完成度の高いものになると思う。

―リマスター公演では、実在する下町の濃いキャラクターをモデルに、アントンという猫を巡る、ゆるやかで他愛もない日常を描いてました。今回、キャストがふたり変わることで、作風にどんな変化がありますか?

篠田:役者が変わるから、出てくるキャラクターもちょっと変わりますね。キャストは、ダンサーの捩子ぴじん君が最初に決まったんだけど、どうせ2人変わるんだったらもうひとりは快快がいいかなと思って、梨乃にお願いしました。(野上)絹代ちゃんと(山崎)皓司が前回に続いての参加ですね。

―すでにウェブサイトに予告編がアップされていますが、『アントン』は、役者が通常の台詞をしゃべるのではなく、景色や物の名前を連呼することで観客にイメージを喚起させるという手法を採っていますね。たとえば、「雨、雨、雨」と役者が話すことで、雨が降っている情景をビジュアルとして浮かび上がらせていた。最初の元ネタは安野太郎さんの音楽映画だったそうですが、この手法が今回も中核になりますか?

篠田:そうですね。これは最近気付いたことなんですけど、集中しながらも適度にリラックスしてる時って、眼の前に見えるものすべてに同時にピントが合うことがあるんですよ。で、それって、景色を楽譜として見る感覚に近いなって。楽譜って音符を全部追わなくても、ぱっと開くと全体が見えて曲の雰囲気がわかるじゃないですか。元ネタはたしかにポイノ(安野太郎)の音楽映画なんだけど、彼も、スーパーでぼーっと人の流れを見ている時にグルーヴを感じたのが最初のきっかけだったらしくて、そこは共振してる。本当に不思議なんだけど、役者が立ってただ単語を言うだけでも、景色が浮かび上がってくることはある。実際にリンゴがでてこないのに「リンゴ」とか「八百屋」っていうだけで、情景が見えてくることがあるんですよね。

中林:そうそう。初演を見た時は、役者が詩を読んでるみたいだって思ったんですけど、リマスターではもっと映像が立体的に立ちあがってくる感じがあった。役者のパフォーマンスのタイミングひとつで、その映像がぱっと切り替わる。で、そのタイミングが、今回はよりブラッシュアップされているんですよ。だからすごく完成度が高い。学生の自主映画じゃなくて、大きな映画館で上映されるエンタメ映画みたいなもので。

篠田:そうだね。なんか、ハイビジョン感あると思う。映像がクリアなイメージ。面白くなると思いますよ!

イベント情報
快快
『アントン、猫、クリ』

2012年2月16日(木)~2月20日(月)OPEN 19:00(20日のみ18:00開演)
※開場は各回開演の30分前 英語字幕あり
会場:神奈川 黄金町 nitehi works
作・演出 : 篠田千明
脚本:北川陽子
出演:
捩子ぴじん
大道寺梨乃
野上絹代
山崎皓司
舞台監督:佐藤恵
舞台監督助手:小原光洋
舞台装置:佐々木文美
照明:中山奈美
映像:
伊藤ガビン(ボストーク)
宮本拓馬(BOW)
天野史朗
音楽:安野太郎
音響:星野大輔
衣装:藤谷香子
宣伝美術:天野史朗
写真・ウェブ:加藤和也
記録映像: 鈴木余位
加藤秀則
川添 彩
甫木元空
字幕・翻訳:Sebastian BREU
制作:河村美帆香
料金:前売2,800円 当日3,000円(全席自由)

コメンタリー・レクチャー日替わりゲスト
『「アントン、猫、クリ」を100倍楽しく攻略する!』

2012年2月16日(木)
ゲスト:
米光一成(ライター、ゲームデザイナー)
伊藤ガビン(編集者、ゲームデザイナー)

『「ハジメテン」といっしょ』

2012年2月17日(金)
ゲスト:
梅佳代(写真家)
金氏徹平
川島小鳥(写真家)
小橋陽介
西光祐輔(写真家)
パトリック・ツァイ(写真家)

『りたーんず再集合!?』

2012年2月18日(土)
ゲスト:
白神ももこ(ダンサー、振付家、モモンガ・コンプレックス主宰)
杉原邦生(演出家、舞台美術家、KUNIO主宰)
中屋敷法仁(演出家、劇作家「柿喰う客」代表)

『「アントン、猫、クリ」キャストの保護者参観日』

2012年2月19日(日)

『あつまれ!メディアキッズ』

2012年2月20日(月)
ゲスト:
植田憲司(キュレーター)
安野太郎(音楽家)
山城大督(美術家、映像ディレクター、Nadegata Instant Party)

プロフィール
快快 (fai-fai)

2004年結成(2008年に「小指値」から「快快」に改名)。集団制作という独自のスタイルで作品を発表し続ける、東京を中心に活動する劇団。2009年よりアジア、EUにも活動の場を広げ、2010年9月代表作『My name is I LOVE YOU』でスイスのチューリヒ・シアター・スペクタクルにてアジア人初の最優秀賞、『ZKB Patronage Prize 2010』を受賞。既存の概念を越境しては演劇という枠に揺さぶりをかけ続ける「Trash&Freshな日本の表現者」として国際的にも注目されている。2012年の活動としては、2月『アントン・猫・クリ』、5月バンコクにて『SHIBAHAMA』ファイナルツアー、9月には新作の発表を控えている。



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