DJ Fumiya(RIP SLYME)の飾らない日常

言わずと知れた国内HIP HOPグループの最高峰RIP SLYMEのトラックメーカーであり、プロデューサーとしても多岐にわたるアーティストを手掛けるDJ Fumiyaが、初のソロアルバム『Beats for Daddy』を発表する。中学生からDJを始め、いまだ30代前半ながら華々しいキャリアを築いてきた彼だが、意外にもオリジナルのソロ作は今回が初めてという事実が示すように、ここに至る道のりは決して平坦ではなかった。しかし、RIP SLYMEとは全く異なる心持ちで制作したという『Beats for Daddy』の弾むビートは、昨年の春に父親となり、健やかなる日々を送る現在のFumiyaの日常をそのまま表している。DJとしての原点から、体調不良による活動休止、アルバムに込めた想いまで、たっぷりと語ってもらった。

リップに入ったのも、音楽の趣味が近かったというのもあるんですけど、みんなでいると楽しいっていうのが一番だったかもしれないです。

―Fumiyaさんはダンサーだったお兄さんの影響で14歳からDJを始められたそうで、それってかなり早熟ですよね。

Fumiya:そうですね、(他にDJをやっている人は)周りには誰もいなかったです。僕は兄貴の上に姉ちゃんもいて、姉ちゃんとは10歳、兄貴とも6歳離れてるんで、結構ませてたというか、兄貴の友達とばっかり遊んでたんですよね。

―お兄さんと同じようにダンサーを志したりはしなかったんですか?

Fumiya:ちょびっとだけ練習しましたけど、それよりDJの方に興味が出てきたんです。兄貴とSUは同じグループでEAST ENDのバックダンサーをしていて、そこでDJを見て衝撃を受けて。

―性格的に前に出て目立つよりも、後ろにいたいタイプだったんですか?

Fumiya:確実にそっちです(笑)。小さい頃から結構人見知りで、引っ込み思案というか、バンドでもドラムをやりたいと思ったり。

DJ Fumiya
DJ Fumiya

―音楽を職業にしたいと思うのも結構早かったんですか?

Fumiya:いや、音楽の授業は全然ダメでしたし、楽器をやってたわけでもないし、「親がジャズ好きで……」とかも一切なかったんで、特に考えてなかったですね。ただ、DJのスクラッチを見たのが衝撃で、HIP HOPとかテクノとかってジャンルも知らずに、「スクラッチがやりたい」というだけでDJを始めて、それからいろんな音楽を知っていった感じなんです。

―では、実際に音楽を職業にすることを意識したのはいつ頃でしょうか?

Fumiya:16歳の終わりぐらいから原宿で一人暮らしを始めて、それが転機でしたね。

―それは、「音楽をやる」っていう目的で家を出たわけですか?

Fumiya:そうですね。DJをちゃんとやりたくて、高校を1年で辞めて……今思えば、親はよく許してくれたなって思いますけど。

―高校を辞めるぐらい熱が高まったのは、何かきっかけがあったんですか?

Fumiya:神奈川県の工業高校に行ってて、楽しかったっちゃあ楽しかったんですけど、周りはヤンキーばっかりだったし、「3年間行って意味あるのかな?」と思って。だったら東京に行ってちゃんと音楽やった方がいいなって。ものを作るのはすごく好きなんで、毎週月曜日に一日中溶接したりとかして、そういうのは楽しかったんですけどね(笑)。

―高校生のときから、「何者かになりたい」という想いがあったんですね。

Fumiya:あったと思いますね。あとは、共学なんだけど、女の子がいなかったっていうのもあったかもしれないです(笑)。

―東京に出てからは、DJバトルで優勝したりして、徐々に仕事が増えていったわけですか?

Fumiya:いろんな人から紹介してもらって、レコーディングのスクラッチに呼んでもらったり、いろんな人のバックバンドに入ってツアーを回ったり、いろいろ経験させてもらいました。声優の女の子から、R&Bのシンガーまで、何でもやるっていう感じでしたね。

―きつい時期もありました?

Fumiya:「全く好きじゃない音楽だな」って思うことはありましたけど、結局は人間と人間なんで、人当たりが良ければそれでいいと思って。リップに入ったのも、音楽の趣味が近かったというのもあるんですけど、みんなでいると楽しいっていうのが一番だったかもしれないです。

DJ Fumiya

―リップ以前はずっと一人で活動していたんですか?

Fumiya:SUさんと一緒にラップグループをやってました。でも、リップのメンバーも既に知り合いで、当時からみんな仲間だったんですよね。僕が原宿に住んでて、RYO-ZくんとかPESくんは原宿でバイトしてたから、自然に家に集まるようになって、RYO-Zくんが「うち(RIP SLYME)来ちゃいなよ」みたいな感じで、SUさんを差し置いて先に入ったっていう(笑)。

―最初に、小さい頃はお兄さんの友達とばかり遊んでたっていう話がありましたけど、リップでもFumiyaさんが一番年下ですよね。

Fumiya:そうなんですよ、末っ子ポジションなんです。自分より年下と接することがこれまであんまりなかったんで、自分より年下の人でもすぐ年上に見えちゃうっていうか(笑)。

―でも、今回のアルバムに参加してる人は年下も多いですよね?

Fumiya:そうですねえ……まあ、父親になっちゃいましたしね(笑)。

DJのとき以外は夜0時前には寝ちゃってます。それが一番体にいいとわかったんで……おじいちゃんみたいですけど(笑)。

―Fumiyaさんのキャリアの中での大きな出来事として、2005年から体調不良でRIP SLYMEの活動をお休みされていた時期がありましたよね。今振り返ると、あの時期というのはFumiyaさんにとってどんな意味がありましたか?

Fumiya:単純に、「休め」と言われているような感じだったというか、体が「休んだ方がいいよ」って言ってたんでしょうね。だから、精神的にというよりは、体にきてたって感じですかね。半年ぐらいずっと沖縄に行ってたんですけど、それもいい経験になりました。沖縄のさらに離島だったんで、ホント信号もないようなところだったんですけど。

―そこではどんな生活をされていたんですか?

Fumiya:魚を捕りに行くのを手伝ったりとか、畑を耕してサトウキビを植えたりとかしてました。ああいうところで太陽を浴びて汗をかいてというのが、薬とかよりも一番体に効いたなって思いますね。

―最初から「沖縄に行こう」と思っていたんですか?

Fumiya:ともかく東京を離れたいというのが最初にあって、「実家の神奈川じゃ近いしな……」とか思って(笑)。それで、とにかく遠いところに行こうと思って、石垣島からさらに船に乗っていくところだったので、「ここまで来れば」みたいな感じで。

―Fumiyaさんは音楽的にも南国のイメージがあるじゃないですか? だからこそ、南に行ったのかなって。

Fumiya:ボサノバとか好きだし、作るのはポップな感じが好きなんですけど、家では暗い音楽ばっかり聴いてるんです。ブライアン・イーノみたいなのを聴いてると、なごむというか。でも、沖縄にいるときはホントに音楽聴かなかったですね。

DJ Fumiya

―「全然違う環境」という意味での、沖縄っていうチョイスだったんですね。

Fumiya:強硬手段というか、これまでの環境から無理やり離したという感じです。まあ、生活はすっごい不便でしたけど、それが逆によかったですね。ものを買いに行くにも全部船に乗って行くみたいな、コンビニとかもなくて、ポテトチップスがすごく高かったりとか(笑)。

―人生観変わりそうですね(笑)。

Fumiya:半年間もいると人間模様も見えてきて、小さな島なんで、誰が何をやったかなんてみんな知ってるんですよ。これは「ただの楽園じゃねえな」と思って。

―裏側の人間模様が(笑)。

Fumiya:それもいい勉強になりました(笑)。

―その後、2006年の年末にライブで復帰されていますが、そのときの心境はいかがでしたか?

Fumiya:お客さんみんなすごく待っててくれた感があったので、単純に嬉しかったですね。もちろん、メンバーもずっと待っていてくれたので、感謝の気持ちと、「頑張るから」という気持ちとがありました。

―音楽制作のペースはどう変わりましたか?

Fumiya:それからは夜中まで曲を作らなくなりましたね。朝9時とか10時くらいから曲を作り始めて、夜はちゃんと寝るっていう。DJのときはしょうがないですけど、それ以外は夜0時前には寝ちゃってます。それが一番体にいいってわかったんで……おじいちゃんみたいですけど(笑)。

―(同じ事務所でもある)TOWA TEIさんに取材させていただいたときに、午前10時からの取材だったんですけど、TEIさんはいつも5時ぐらいには起きられてるそうで、「そろそろ疲れる頃」とおっしゃってたのをすごく覚えてます(笑)。

Fumiya:7時ぐらいから打ち込み始めるそうですからね、すごいですよ(笑)。前は打ち込みとかアレンジが間に合わなくて、朝までやってそのままTD(トラックダウン)とかやることもあったんですけど、脳が働かないですからね。

―今はいいバイオリズムで制作もできていると。

Fumiya:はい、すごいお酒を飲んだ次の日じゃなければですけど(笑)。

ギターも全部自分で弾いたし、外のミュージシャンはほとんど入れてないんで、手作り感というか、ホント「そのまま」なんですよね。

―Fumiyaさんは以前MIX CDこそ出されているものの、オリジナルのソロは今回が初めてなんですよね。資料には「10年前ぐらいから作りたいとは思っていた」とありましたが、実際このタイミングになったのはどういう理由が大きいのでしょう?

Fumiya:リップが忙しかったのもありますし、リップをやってないときは他の人のプロデュースとかをしてたんで、どうしても作る時間がなかったんです。リップは作り終わるとツアーもあるし、このタイミングじゃないとできなかったですね。

―なおかつ、さきほど話していただいたように、制作のペースが安定したことも大きな要因でしょうね。

Fumiya:そう、「無理しない」っていう(笑)。

―その雰囲気がそのままアルバムの色にもなっていますよね。

Fumiya:そうですね。ホントに、いい意味で力が抜けてるというか、突き詰めてない、小難しいことは排除していて、そこがリップのときと違うと思います。(リップのときは)やっぱり飽きさせたくないんで、「今までやってなかったことを」とか、ラップの配置をいろいろ考えたりもするんですけど、十数年もやってると自分の中でパターンができてくるから、それを壊すのに必死というか。ソロはそれがなかったんで、すごくサラッと作ることができた感じがします。

―壊さずに、そのまま出せばいいわけですもんね。鎮座DOPENESSをフィーチャーした“JYANAI?”は、今話したような意味でもアルバムを象徴する1曲になってますよね。


Fumiya:一番最初に作り始めて、なかなかできなかった曲なんですけど、僕がDJで鎮くんと一緒にライブをやったときに、お客さんが突っ立って見てて、鎮くんが「照れないで、もっとはっちゃけて」って、その人たちに言ってたんです。日本全体含め、最近色々あったから、「元気出していきたいよね」という話はしてて、「最近こんな気持ちになるのはご無沙汰なんじゃない?」っていう。

―社会全体のムードも含めてのものだと。

Fumiya:政治的なことを言うつもりは全くないんですけど、「ハッピーな方がいいよね」という感じです。

―鎮さんが今年出したアルバムも『だいぶ気持ちいいね』ですもんね。声高にメッセージを叫ぶんじゃなくて、とにかく楽しもうっていう鎮さんのスタイルは、この作品にすごくフィットしてるなって思いました。

Fumiya:今回のアルバム『Beats for Daddy』は、自分の家のスタジオでほとんどの曲をレコーディングしたんですけど、鎮くんが来て、飲んで終わることが何回もありました(笑)。「曲書いてきた?」「ちょっとまだできてないんですよね……」「じゃあ、飲もうか」みたいな。

―そこで「作ろうよ」じゃなくて、「飲むか」と(笑)。

Fumiya:フリスビーやったりしてました(笑)。

―楽しそう(笑)。でも、そういう中から言葉が出てきたり、曲の雰囲気が作られたりもしたんでしょうね。

Fumiya:そうですね。鎮くんも言葉選びはすごく悩んでたみたいなんですけど、でも、できあがってきたものはやっぱりすごかったですね。

―“JYANAI?”もそうですけど、やっぱりトロピカルとかサーフとか南国テイストはありますよね。そこは自然と出てくるものなんですか?

Fumiya:聴いてる人に楽しんでもらいたいというのがまずあって、あとは「アンビエントを作る」とか「テクノを作る」とか、何かのフォーマットに寄って作ろうとしたことって1回もないんですよ。だからこそ、次に出すアルバムはあえてそこに挑戦してみたい気もしてます。「ハウスを作る」とか「ダブステップを作る」とか。でも、それはDJ Fumiyaとは別の名義でやってみたいですね。

DJ Fumiya

―アルバムのラストにDiploによるリミックスが入ってますけど、MAJOR LAZERみたいに誰かと組んでやったりしても面白いかもしれないですね。

Fumiya:結局MAJOR LAZERも「何のジャンル」って言えないじゃないですか? いろんなのが混ざってて、でもかっこいいし、ポップだし、すごく好きですね。このリミックスはMIX CDを出したときに作ってもらったものなので、今回は自分で違うエディットバージョンを作ろうかとも思ったんですけど、アルバムに「Diplo」って名前が入ってほしいなというのもあって、入れることにしました(笑)。

―『Beats for Daddy』というタイトルには、「お父さんの休日感」というテーマが反映されているそうですね。

Fumiya:休日というか、日常というか、リップのときはスーツを着てやってて、ソロのときは短パンとビーチサンダルみたいな、ざっくり言うとそういうイメージです。今回ずっと家のスタジオで作業してて、ギターも全部自分で弾いたし、外のミュージシャンはほとんど入れてないんで、手作り感というか、ホント「そのまま」なんですよね。自分の好きなように作ったので、そういう意味でも日常なんです。

今回はホントに力を抜いてやれたから、すぐもう1枚いけるなって。

―今までずっと末っ子キャラだったFumiyaさんがだんだん年上になり、父親になり、という中で、若い子たちを自分が引っ張っていくような意識も芽生えたりしていますか?

Fumiya:いい人がいたらリミックスでも何でも使ってあげたいですけど、(音源を)ネットとかにアップするだけじゃなくて、現場に来て渡してほしいですね。ネットだと広がってるようで広がってないというか、そこで止まっちゃうと思うんで……って、何で僕がこんなこと言ってるのかわかんないですけど(笑)。

―そういうことを話す側になってきたってことじゃないですか?

Fumiya:説教してるんじゃないですよ(笑)。SoundCloudとかすごいけど、ホントに好きだったら、「ネットで聴いてください」じゃなくて、「持ってきてくれた方がいいのにな」とは思います。

―やっぱり今は「ネットで聴いてください」っていうのが多いですか?

Fumiya:多いですね……聴かない場合が多いですけど。

―膨大な量の連絡が簡単に来てしまいますからね。ちなみに若い人にアドバイスを送るとしたら、他にどんなことがありますか?

Fumiya:そうですね……やっぱり現場に出ることじゃないですかね。DJにしてもラッパーにしても、この仕事はそこでしか学べないと思います。

DJ Fumiya

―今はネットもあるし、機材も安くて質の高いものが増えたから、それこそ中学生が家でDJを始めるというケースも多いかと思います。それはもちろんプラスの部分も大きいけど、そこで完結しちゃって現場に出なくなるというマイナスの部分もあるんでしょうね。

Fumiya:マイナスっていうか、外に出ればさらにプラスになっていくと思うんです。

―もちろん、内に籠って集中する作業も必要でしょうしね。

Fumiya:僕が結構DJ以外のときは家に籠っちゃうタイプなんで、自分に言ってる感じもありますね(笑)。

―アルバムに参加してる人たちも、現場で出会った人が多いんですか?

Fumiya:そうですね。BAKUBAKU DOKINとかはいきなりCD持ってきて、「プロデュースしてください」って。もう5年ぐらい前ですけど。でも、それで「何だ?」と思って、気になって聴いたっていうのはありましたね。

―現場にはそういう出会いもありうると。それにしても、鎮さんにしろ、BAKUBAKU DOKINにしろ、ホントに個性的な顔触れが揃ったアルバムですよね。

Fumiya:曲を並べてみて、「濃いなあ」と思いましたね。もう1曲ゆるいインスト挟めば良かったかなと思ったり。アルバムを作り終えて、すぐ次を作りたいときと、すぐには作りたくないときがあるんですけど、今回はすぐ次を作りたいです。今回はホントに力を抜いてやれたから、すぐもう1枚いけるなって。

―それはぜひ、楽しみにしています。クリスマスにはひさびさのリップのライブもありますが、リップの活動再開に向けてはどんなことをお考えですか?

Fumiya:またリップに帰ったときによりいい音楽を作るために、今は個人個人が自分のやりたいことを発散しつつ、いろんな人と出会って、その経験をまたリップに戻していくんだと思います。僕も含めて、メンバーみんな飽きっぽいので、個々の活動を経てまた違った曲が作れるんじゃないかという。それは楽しみですね。

―では最後に、ソロもリップも含め、Fumiyaさんが音楽に向かうモチベーションがどこから生まれているのかを話していただけますか?

Fumiya:DJという職業柄かもしれないですけど、「聴いてもらいたい」とか「届けたい」という気持ちは昔から変わらずありますね。自分の作った曲で、「楽しんでもらいたい」とか「切ない気持ちになってもらいたい」とか、そのモチベーションというのはずっとあります。家族や子供の存在も大きいですけど、曲を作ってるときに意識はしてないですからね。「ここのコードをこう変えたら、オムツが何枚買える」とか、そんなのは無理じゃないですか(笑)。

―曲を作るときはあくまで自分が面白いと思うもの、かっこいいと思うものを作ると。

Fumiya:それをわかってくれる人と共有したいなって。「つまんなかった」でもいいんですよ。そういう会話をすることで、作った実感が出てきますからね。

リリース情報
DJ Fumiya
『Beats for Daddy』(CD)

2012年11月7日発売
価格:3,150円(税込)
WPCL-11224

1. Voice for Daddy
2. JYANAI? feat.鎮座DOPENESS
3. BUMBRITY feat.Trippple Nippples
4. HOTCAKE SAMBA feat.BAKUBAKU DOKIN & Tomoko Nagashima from orange pekoe
5. ENERGY FORCE
6. Continue? feat.RHYMESTER
7. LOVE 地獄 feat.RYO-Z & 黒沢かずこ from 森三中
8. FANTASTIQUE!
9. TOKYO LOVE STORY feat.奇妙礼太郎
10. Here We Go feat Dynamite MC(Diplo Remix)

プロフィール
DJ Fumiya

14歳でDJを始め、DJバトル優勝を機に、数々のアーティストのツアーやレコーディングに参加する。18歳でRIP SLYMEに加入、2001年にメジャーデビュー。02年発表のアルバム『TOKYO CLASSIC』は日本のヒップホップ初のミリオンセールスを記録。RIP SLYMEでは、ヒップホップはもちろん、ロック、ソウル、ジャズ、ラテン、ハウス、ドラムンベースなど、世界中のありとあらゆるダンスミュージックを飲み込んだトラック作りで異才ぶりを発揮。他アーティストのプロデュース、楽曲提供、リミックス制作も多く、これまでにbird、AYUSE KOZUE、LITTLE、HALCALI、KOHEI JAPAN、真心ブラザース、YO-KING、Fantastic Plastic Machine、Mr.Children、布袋寅泰などの作品に参加している。



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