2012年は、多くのアーティストが「光と影」と向き合った1年となった。その背景には震災と原発事故以降の社会状況があり、直接的に「光」を求める表現が多かった一方で、むしろ「影」を見つめることの方が重要だという声も少なからずあったことは、非常に印象的だった。デビューアルバム『*(NOTES)』の発表後、『hachimitsu e.p.』と『CHROMATOGRAPHY』という両極端な2枚のミニアルバムで「光」と「影」をそれぞれに表現したNIKIIEは、新作『Equal』で「光と影はイコールだ」というメッセージを発している。これは、幼い頃からひたすら「自分とは何者か?」を自らに問いかけ続けてきたNIKIIEが、デビュー以降、他者との関係性から改めて自分を見つめることで導き出された、自然体のメッセージであると言っていいだろう。人生の「第二期」であるという意味で、自らNIKIIEと名乗る彼女は、アーティストとしての「第二期」を、『Equal』に確かに刻み付けた。
光と影はどちらも引き合ってるものなんだなってわかったんです。
―『Equal』を聴いて、「光と影はイコールなんだ」というメッセージを感じました。2011年の震災以降、世の中には光を求める表現が増えたように思うんですけど、同時に影と向き合うことも重要で、そうすることで誰かの明日を照らすこともできる。もっと言えば、そういう過程を通して聴き手とも繋がることができて、イコールの関係になれるんじゃないかっていう。
NIKIIE:ばっちりです。もうインタビュー終了です(笑)。
―というわけにもいかないので(笑)、ファーストの『*(NOTES)』リリース以降、どのような思索を経て、本作にたどり着いたかを話していただきたいのですが。
NIKIIE:ファーストは、自己紹介のようなアルバムにしたかったんです。だから、自分自身のもがきや葛藤、そこからどうやって答えを出すかという、自分の根本でずっとループしているものを表現しました。でも、いざそれを携えてツアーに出たときに、「私はこう思う」っていう答えを出した曲と、答えが出せないままもがいてる曲を、共存させることができなかったんですね。音源では表現できたと思っていたんですけど、実際に生で人に届けるときに、2つの相反する要素をどうやって表現したらいいかわからなくて。
―ライブに関してはずっと葛藤してるって、『hachimitsu e.p.』のリリース前の取材でも話していましたよね。
NIKIIE:そうなんです。だからファーストのツアーが終わってから、とことん自分の光の部分と向き合ったのが『hachimitsu e.p.』で、その後に自分の影の部分と向き合ったのが『CHROMATOGRAPHY』なんです。それぞれ正反対の作品と向き合っていく中で、『hachimitsu e.p.』はポップでキャッチーな曲なんですけど、歌詞に込められた孤独な想いやネガティブなところがにじみ出てきたし、逆に『CHROMATOGRAPHY』は、影の中で光を見出そうともがいていて、光と影はどちらも引き合ってるものなんだなってわかったんです。
―なるほど。
NIKIIE:ファーストのときは光と影を分離して受け止めてたんですけど、『Equal』ではその2つを混在させて表現したいと思って。
―2枚のミニアルバムを作って、それぞれツアーもあって、一つ一つ段階を経て、今作にたどり着いたわけですね。
NIKIIE:何一つ欠けてはならない時間を2012年は過ごしてきたなって。例えば、『hachimitsu e.p.』を出して、自分のポップな部分がみんなから求められているからといって、続けて光のアルバムを出していたとしたら、影の部分の出口がなくて「自分って本当にこうなのかな?」って、今も迷ってたかもしれない。だからと言って、影のアルバムを2枚作っていたら、素で明るいときの自分を消しちゃってたかもしれないですよね。
―光と影、始まりと終わり、善と悪……。そういったものが表裏一体であるっていう表現は、すごく今の時代にマッチした表現だと思います。
NIKIIE:私だけじゃなく、他のアーティストさんもそうかもしれないし、社会全体がそういう方向に向いてる気がします。1つの物事を1つの視点で捉えるんじゃなくて、いろんな側面を受け入れるようになってきている感じはすごくしますね。
「迷ってるのかな?」って思われてもおかしくなかったと思うんです。
―『hachimitsu e.p.』と『CHROMATOGRAPHY』という2枚の作品自体はもちろんですが、それぞれのリリースツアーの経験も大きかったわけですよね?
NIKIIE:すごく大きかったです。ファーストを聴き込んでくれた人は、『hachimitsu e.p.』を聴いて驚いたと思うんですね。振り切って明るい作品だったから、「あれ? こんな風になったんだ」みたいな。しかもその後に影の作品を出したわけで、人によっては「迷ってるのかな?」って思われてもおかしくなかったと思うんです。
―確かに、それぐらいの振れ幅はありましたもんね。
NIKIIE:でも、『CHROMATOGRAPHY』のツアーで全国を回ったら、どちらも好きだって言ってくれる人がすごく多かったんです。それでやっと『Equal』で光と影を混在させることができて、ありのままの自分にたどり着けた感じがします。
―あえて両極端なものを振り切って作って、その両方を聴き手がツアーで受け止めてくれたことが大きかったんですね。
NIKIIE:例えば、ライブで歌うときも、笑ってMCをして、その後すぐ暗い曲に入るっていうのは、自然な状態だと思うんですね。ダークな部分っていうのは奥底に沈んでいるものじゃなくて、明るさと同じように、皮膚感覚として表に出してもいいっていう感じになったんです。
―ツアーをしながら、今作を制作していたわけですよね?
NIKIIE:そうです。もし、ツアーとレコーディングが離れてたら、「届ける」っていう意識よりも、「自分が何を吐き出すか」といった方向に行ってたかもしれないので、やっぱりツアーは大きかったですね。今までは、ライブがホントに怖かったんです。音源が先にみんなの手元に届いて、NIKIIEがどういう人かわからないままライブに来てくれる人に対して、その期待に応えられるのかっていう恐怖感がすごくあって。
―その恐怖感も拭えてきました?
NIKIIE:『hachimitsu e.p.』のツアーのときはまだすごく緊張してたんですけど、本番前に「楽しい」っていう言葉がポロッと自分の口から出たときに、「あ、私今楽しんでるんだ」っていうのがわかったんです。『hachimitsu e.p.』のツアーを終えて、『CHROMATOGRAPHY』のツアーに出たときには、今度は純粋に楽しめるようになっていました。楽しんでいるからこそ、素の部分を表に出せるタフさも身についてきたのかなって思いますね。
―ライブ自体のクオリティーという面でも手応えはありましたか?
NIKIIE:ありましたね。サポートメンバーともすごく密にやり取りしていたので、ホントにバンドとして存在できた感じがしています。でも、ステージに立ったら「私のライブだ」と思えるようなバランスも保てていて、お互いが支え合う形でできていたんじゃないかな。
実は、楽しくて、幸せで、順風満帆なときの方が停滞していて、真っ暗でもがいてるときの方が、すごいスピードで自分が前に進んでるんじゃないかって。
―では、曲ごとの話も聞かせてください。光と影を描いたアルバムの始まりの曲が“Morning in the dark”だと思うんですね。特に、<光は影にならない影でできてる>という歌詞が非常に印象的でした。
NIKIIE:この曲は、目の前が真っ暗で、自分がどういう状態なのかもよくわかってない、迷いの中で書いたんです。そういう時期って、自分のことを卑下するし、否定するから苦しかったんですけど、でも自分が止まってると感じるときって、案外そうでもないのかなって思ったんです。
―というと、どういうことですか?
NIKIIE:実は、楽しくて、幸せで、順風満帆なときの方が停滞していて、真っ暗でもがいてるときの方が、すごいスピードで自分が前に進んでるんじゃないかって。<光は影にならない影でできてる>っていう言葉はメロディーと一緒に出てきたんですけど、その裏腹感や、目に見えているもの以外のところを信じたいっていう想いがあります。
―もがいてるときっていうのは、乗り越えるべき壁が今そこにあるっていうことですもんね。ずっと順風満帆だと……、まあその方がいいっちゃいいですけどね(笑)。
NIKIIE:そうですよね(笑)。確かに、デビューして1年目は息抜きの仕方もわからなくて、ずっと緊張感が飽和してる状態だったのですが、2年間でなんとなく心の呼吸の仕方がわかってきて。それまでは「遊んでると後悔するぞ」と思ってたんですけど、単純にアハハって笑う時間も大切だなって今は思いますね。
―アルバムの光の部分を象徴するのが、“LIGHT”ですよね。
NIKIIE:この曲は、実は光の中にある曲ではなくて、暗闇の中でどう光を見つけるかっていう歌なんです。元々書いたのは高校3年生の冬で、上京を決める直前に、友達と学校帰りに海に行ったときに感じた、先が見えないし切ないんだけど、希望を持っていたいっていう気持ちを曲にしたんです。ただ当時は全然歌い切れなくて、自分でもよく理解できない曲だったんですけど、デビューして2年経ってからリアルに感じられるようになって、やっとこの歌を真っ直ぐ歌える気持ちになれました。少し歌詞を書き変えて、今の自分により当てはまるようにしたんです。
―どの部分を書き変えたんですか?
NIKIIE:<今なら言えるの 抱きしめてたいよ>なんて言葉は、当時の私だったら出せなかったですね。やっぱり、ツアーを回ったり、ファンレターをもらったり、聴いてくれる人の声を聞いていく中で、より素直に歌えるようになったんだと思います。でも、ホントにこれを書いた当時は自分でも理解できていない曲だったから、「まさか歌う日が来るなんて」って感じだったんですけどね。
―昔に書いた曲が、時を経てよりリアルに感じられるって、不思議ですよね。それこそ、予言みたいな。
NIKIIE:そういうことがしょっちゅうあるんで、怖いときもありますね。私は言葉とメロディーを両方ワッて書いて曲を作るので、近い未来に起こりそうなことを無意識に感じとって曲にしていて、それがホントにそうなることが多いのかも。
―自分でも気づいていない、奥底で思ってることが曲になって出てくるんでしょうね。
NIKIIE:だから、すごく暗い曲ができた後とかって、ビクビクしちゃうんですよね(笑)。
想いが共有できていたら、違う場所で違うことをしてても、ちゃんと繋がっているんだなって。
―一方、アルバムの中で最も影を感じさせるのが、“mannequin”ですよね。
NIKIIE:これは「自分とは何か?」という歌で、「私は私だ」と思っていても、「誰かが望んでる私」になってしまっているときって、誰にでもあると思うんですね。自分が本当にやりたいことって、本当に自分らしくいるときにしか見えないと思うんです。他から望まれて、無意識に自分がやりたいと思ってしまっていることじゃなくて、自分自身の本当の意志みたいなものって、仮面を取ったときにしか生まれないんだなって。
―NIKIIEさん自身、それまでそういう経験があったわけですか?
NIKIIE:私は真ん中っ子で、姉の立場のときもあれば、妹のときもあるんですけど、例えば学校にいても、なぜかわからないけど、そういう役割分担になることってあるじゃないですか? そうやって、気づかないうちに演じていることってよくあるから、自分の夢にしても、実は何かに影響されて思い込んでるだけかもしれない。私は音楽に強い衝撃を受けて、「これだ!」って思えたけど、私の周りの同世代の子は、「自分が何をやりたいかわからない」って迷ってる子がすごく多いんですね。そういう中で、「自分とは何なのか?」っていう問いかけになったらいいなって。
―さっきの兄弟の話ってすごくよくわかって、僕次男なので、引っ張る側というよりは、ついていく側のメンタリティーなんですよね。真ん中だと、どっちにも行けていいなって思ったりもしますけど。
NIKIIE:行けるけど、八方美人なんですよ。合わせられない子って、末っ子に多いイメージですけど、ちゃんと自分があるというか、できないことはできないって言えるじゃないですか? 私は気づいたら無理してでもやってしまっていることが多いので、そうなっているときの自分は嫌なんです。
―アーティストの場合は、いつのまにかパブリックイメージに自分からはまってしまう怖さってあると思うんですけど、NIKIIEさんは『hachimitsu e.p.』と『CHROMATOGRAPHY』で自分から意識的にイメージにはまってみることで、本当の自分らしさを確認できた。それは勇気の要る行為だったと思うんですけど、それによって『Equal』が生まれたっていうことを考えれば、大成功ですよね。
NIKIIE:そう言ってもらえると嬉しいです。
―アルバムのラストを飾っている“From me to you”は、本作が聴き手に対する意識を強めたアルバムであることの象徴になっていると思いました。
NIKIIE:このアルバムのラストは、明日に繋げる歌で終わりたいと思ったんです。今年1年たくさんいろんなトライをしていく中で、たくさんの人との出会いがあった一方で、やっぱり別れもあって、孤独に思う瞬間もあったし、人って1人なんだとも思いました。でも1人だからこそ、大切な人を思い出したり、その人の思い出を受け継いでいきたいと思えたし、いなくなったからってゼロになったわけじゃなく、自分の中に保ったまま前に進む原動力にもなっているって気付いたんです。そういうことも含め、いろんな人からもらった思い出を明日に繋げたいなって。
―誰かとの繋がりも、自分が1人だっていうことも、やっぱり「イコール」なんでしょうね。相反するものではなく、共存してる。
NIKIIE:想いが共有できていたら、違う場所で違うことをしてても、ちゃんと繋がっているんだなって。<あなたはこの世界でどれだけの私を思い出すの>っていう歌詞は、「私」が「あなた」に訊いてるんだけど、それは同時に「私」が「あなた」のことを思い出してるってことなんですよね。「あなた」は「私」から思われてるから、1人じゃない。そう考えれば、「私」もきっと1人じゃなくて、「あなた」と見えないもので繋がってると思えるんですよね。
やっぱり「伝わってる」「届いてる」っていう実感が次の作品への意欲にどんどん変わっていくんです。
―アルバム制作やツアーを通じて、音楽的な成長はどんな風に感じていますか?
NIKIIE:自分の中で想像した音をアレンジャーさんに伝えつつ、アレンジャーさんの引き出しから出たものも素直に受け取ってみるというような、化学反応を楽しむ余裕がありました。サポートのミュージシャンやアレンジャーさんとのやり取りを受けて、歌の面ですごく自分らしくあれたことが大きかったです。歌、声、言葉は聴いてくれる人にダイレクトに届くものだから、そっちが力強くなったかなって。
―いい意味で肩の力が抜けて、いろんなチャレンジを楽しんだ結果、本来の歌のよさがより出るようになったのかもしれないですね。
NIKIIE:ファーストのときは人の手に委ねるのが怖くて、「手離したくない」っていう不安と、一方では、「私の曲がどうなるんだろう?」っていう楽しみとが入り乱れていました。どこまで自分の考えを言っていいのか、距離感もよくわからなかったんですけど、今回は本当に楽しみながらやってる分、感覚的に「違う」と思ったら、理由がわからなくても「何か違う」って伝えて、一緒に何が違うのかを探す作業をしました。そうやって密にやればやるほど、自分が求めてるものがより見えてきたなって思います。
―今回のアルバムに関しても、実際にツアーに出て演奏してみることで、またいろんな発見があるでしょうね。
NIKIIE:やっぱり「伝わってる」「届いてる」っていう実感が次の作品への意欲にどんどん変わっていくんです。ツアーに出ると、また新しい自分を見てもらいたい気持ちになるし、まだまだ私の知らない私がいるんじゃないかとも思うし、自分をどんどんブラッシュアップさせてくれる場で、勇気もたくさんもらえます。
―「自分を知る」っていうのは他者の存在があってこそだと思うんですよね。『*(NOTES)』までっていうのは、自分で自分をひたすら探していて、それはそれで必要な作業だったと思うんですけど、今は他者と照らし合わせることで、よりいろんな自分を発見できてるんじゃないかと思います。では最後に、そんな大事な他者である聴き手に対しての、今の気持ちを話していただけますか?
NIKIIE:私が歌を歌いたいと思った理由は、幼い頃から普段の生活の中で拭いきれない違和感や疎外感があった中で、でも、「自分の本音を共有できる人がどこかに存在しているんじゃないか?」という希望があったからで、そういう本質は今も変わってないと思うんです。私の音源を聴いてライブハウスに来てくれる人っていうのは、自分が抱いていた違和感を共有できる人という感じがしていて、だからこそ、自分は歌うんだって思うんです。
- リリース情報
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- NIKIIE
『Equal』初回限定盤(CD+DVD) -
2013年1月30日発売
価格:3,360円(税込)
COZP-747/81. Introduction
2. Morning in the dark
3. Darlin'
4. Un Deux Trois!
5. カナリア
6. LIGHT
7. Mother's cry
8. Duty Friend
9. mannequin
10. Hero:
11. 涙星
12. Everytime
13. From me to you
[DVD収録内容]
・“カナリア”PV
・“涙星”PV
・“Duty Friend”PV
・“Everytime”PV
・“Morning in the dark”PV
- NIKIIE
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- NIKIIE
『Equal』通常盤(CD) -
1. Introduction
2. Morning in the dark
3. Darlin'
4. Un Deux Trois!
5. カナリア
6. LIGHT
7. Mother's cry
8. Duty Friend
9. mannequin
10. Hero:
11. 涙星
12. Everytime
13. From me to you
- NIKIIE
- イベント情報
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- NIKIIE ACOUSTIC TOUR 2013 「Equal」
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2013年3月9日(土)OPEN 17:00 / START 17:30
会場:北海道 札幌 Revolver2013年3月10日(日)OPEN 17:00 / START 17:30
会場:宮城県 仙台 SENDAI KOFFEE CO.2013年3月19日(火)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:福岡県 福岡 ROOMS料金:全公演 3,000円(ドリンク別、座席あり全席自由)
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- NIKIIE ACOUSTIC TOUR 2013 「Equal」
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2013年3月29日(金)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:大阪府 梅田CLUB QUATTRO2013年3月30日(土)OPEN 16:00 / START 17:00
会場:愛知県 名古屋 E.L.L.2013年4月7日(日)OPEN 16:30 / START 17:00
会場:東京都 代官山 UNIT料金:全公演 3,000円(ドリンク別、オールスタンディング)
- プロフィール
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- NIKIIE
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3歳の時にピアノを習いたいと両親に懇願し、4歳でピアノ教室へ。周りと馴染めない混沌とした日々の中、ピアノと音楽に癒され育つ。自己表現として16歳の夏に作詞・作曲・バンド活動を始め、17歳からソロ活動を開始。オーストラリアホームステイ時の経験がその後の音楽活動に影響を与える。高校卒業後茨城から上京し、ライブを中心に都内で活動。2010年12月1日、シングル「春夏秋冬」でデビュー。同局は12月度FMパワープレイを42局獲得、歴代女性アーティストとしての史上最高獲得記録を更新した。
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