Maison book girlのグッズはなぜいつも完売? そのこだわりを熱弁

変拍子を多用した現代音楽をポップスとして見事に昇華させるサクライケンタが総合プロデュースを手がける4人組アイドルグループ・Maison book girl(通称ブクガ)が、11月30日にシングル『river』でメジャーデビューした。音楽はもとより、振付や衣装、さらにはグッズひとつに至るまで、他のアイドルとは一線を画すアプローチで、「すべてをブランド化したい」という彼らは、ブクガというグループの在り方をどのように考えているのだろうか。

CINRA.NETではメンバー全員にグッズを着用してもらい写真撮影を敢行。サクライとメンバーのコショージ、そして11月6日に行なわれたワンマンライブのグッズでイラストを手がけたごとうゆりかも加わり、ブクガのグッズ展開に対するこだわりを語ってもらった。

サクライさんが世界観を表現してくれているから、私たち感情表現みたいな部分を担えたらと思う。(コショージ)

―渋谷WWW Xでのワンマンライブを見させていただいたんですけど、どういうコンセプトでやられているのか、改めて教えていただけますか?

サクライ:いかにもアイドルっぽいものよりも、より音楽性があるものというか。音楽、メンバー、グッズまで、すべてをブランド化したくて。

左から:サクライケンタ、コショージメグミ、ごとうゆりか
左から:サクライケンタ、コショージメグミ、ごとうゆりか

コショージ:ずっと「グッズとか服に力を入れたい」というのをすごい言っていましたよね。

サクライ:そうだね。最初の頃から、グッズデザインやビジュアルイメージも安っぽくならないよう、音楽以外の部分も手抜きしないで作りたいと思っていました。

―音楽だけではなく、総合芸術として見せたかった?

サクライ:そうですね。もともと、建築や写真、映画、ファッションなど芸術全般が好きなので、「好きなことをやりたい!」というだけのシンプルな理由です。

―そこにアイドルというフォーマットを使う理由は?

サクライ:もともとアイドルは好きだったし、いずこねこ(サクライがプロデュースしていたミズタマリのソロプロジェクト。2014年に活動終了)をやっていた経験もあって、アイドルはファンの間口が広いと実感していて、アイドルを入り口にしたら発展しやすいと思ったんです。

―コショージさんは、アイドルをやりたかったわけではないんですか?

コショージ:私はアイドルになりたかったわけではなく、BiSが好きだったから活動を始めたんです。だからBiSがなくなったらアイドルで居続けなくていいと思っていた。でも、いざ活動が終わったら、これからどうやって生きるんだろうと考えてしまって。そうやって悩んでいる時にサクライさんに会って、「もう一回アイドルをやって、仲間を見つけようかな?」という感じでブクガを組みました。

コショージメグミ

―その間口の広さがあったから、いろんなものを表現することと相性がよかった?

サクライ:そうですね。それにアイドル好きな人は、インターネットを頻繁に使う方が多いので、そこの拡散力とかも考えると「アーティスト」として売り出すよりも有利なのかなって。

―グッズに力を入れようと思ったのは、いままでのアイドルのグッズに疑問があったんですか?

サクライ:それはありましたね。よく「ハロー!プロジェクト」のアイドルが、名字だけ漢字でドンと書いたTシャツを出していて、そういうのは逆に振り切っていて大好きなんです。

だけど中途半端なものが好きじゃないというか。どうせやるなら、ちゃんとブランドとして売り出したほうが、付加価値もついていいと思ったんです。ブランドとしてのMaison book girlと、アイドルとしてのMaison book girlの相乗効果で広がっていけば、というところですね。

Maison book girl(左から:コショージメグミ、矢川葵、和田輪、井上唯)
Maison book girl(左から:コショージメグミ、矢川葵、和田輪、井上唯)

―CDだったらメンバーの声が入りますけど、洋服は必ずしもメンバーは必要ないですよね。そこは気にしてないんですか?

サクライ:そうですね。気にしてないです。

コショージ:サクライさんが曲を作って、グッズを作って、その世界観を表現してくれているから、私たちはパフォーマンスというか、グループとしての感情表現みたいな部分を担えたらなと思うんです。グループがひとつの生き物みたいな感じだと思っています。

―今回ワンマンライブのグッズを担当されたごとうさんは、いろんなアイドルのグッズのイラストを描かれていますけど、どういう意識でやられているんですか?

ごとう:ある意味、私自身が「媒体」なのかなと思っていて。アイドルというカテゴリーは関係なく、相手がどういう世界観にしたいのか、何を伝えたいのか、そういうものをしっかり話して、私は絵に落とし込む。

どのアイドルの方も依頼してくださる時に、すでにグッズのイメージがあると思うんですよ。それに沿って描くので、今回もサクライさんの歌詞や世界観をそのまま投影したいと思っていました。

左から:サクライケンタ、コショージメグミ、ごとうゆりか

―サクライさんは、どういう流れでごとうさんに依頼したんですか?

サクライ:今年8月にごとうさんの個展があって、実際に絵を見に行かせてもらったのがきっかけです。それまでのグッズは全部僕がデザインしていたし、ちょうどワンマンライブを控えていたので、それ用に描いてもらうと世界観が合いそうだと思ったんです。それで改めて打ち合わせをさせてもらったら、すぐバッグの案が出てきて。

ごとう:あれは速かったですね(笑)。もう5分くらいで「これいいんじゃない?」みたいな感じで。サクライさんが普段着られている服を見ていても、感性が合いそうだなとは思っていたんですよね。

サクライ:グッズのデザインを外注するっていうこと自体、今回が初めての試みだったんですよ。だから、僕も「こういうのにしてほしい」っていうのは、わりと事細かに説明していたんですが、そのイメージに沿ったイラストをしっかり描いていただけました。

ブクガの普段は見えない部分や両面性があるということを表現したくて。(ごとう)

―実際にごとうさんがイラストを描かれたグッズを見ていきたいんですけど、これが先ほど言われていたバッグですか?

サクライ:そうですね。このバッグに関しては、もともと使えそうなイラストを送ってもらっていて、その中にこれがあったんです。それを見てなんかピンときたので、打ち合わせの時にその場でロゴを入れて……バクバッグ。

―ダジャレですか?(笑)

ごとう:私は狙ってました(笑)。

バクバッグ。MacBookが入るほど意外と大容量
バクバッグ。MacBookが入るほど意外と大容量

―Tシャツはどういった流れで?

サクライ:これはワンマン記念Tシャツを作りたくて。ワンマンのタイトルが『Solitude HOTEL 2F』だったので、ホテルのマークみたいなものを入れたかったんです。それでホテルのアメニティーとかに入っているロゴをイメージして作ってもらいました。

ごとう:このバッグとTシャツは、実はデザイン面でちょっとつながっていて。このTシャツのイラスト、バクの頭蓋骨なんですよ。私が思うブクガって、清純で美しい少女みたいなイメージと、プラスチックのような無機質な感じのイメージ、その両方があって。そういう美しいはずだと思っていても、普段は見えない部分や両面性があるということを表現したくて、「骨にしていい?」っていう提案をサクライさんにさせていただいたんです。

―もう一点のスウェットは、4人の女の子が出てきますけど、これはブクガの4人をイメージしたんですか?

ごとう:これは最初、イメージが湧かなかったんですけど、サクライさんが、メンバーがベッドの上に乗っているアーティスト写真を送ってくれて。それでベッドにブクガの4人がいたらいいなと思って描いたんです。

和田輪

サクライ:そこから、頭を消そうという話になって。

コショージ:好きですよね、頭なくすの。前もアー写で頭をなくされそうになったことがあるんですよ。一応アー写なのでギリギリでついてたんですけど、顔が真っ黒になってて(笑)。だから、今回も頭がないのはサクライさんが言ったんだろうなと思ってました。

Maison book girlアーティスト写真
Maison book girlアーティスト写真

サクライ:(笑)。それで頭の上にあるモチーフをどうしようかって、いくつか案をごとうさんからいただいて。

ごとう:それを考えるために、ブクガの歌詞をめっちゃ読み込んだんですよ。だけどアイコンになるような固有名詞が少なすぎて困っちゃって(笑)。

―鳥居だけ異質な感じがしますよね。

サクライ:もともと僕が神社好きなので、Maison book girlでは初期から鳥居を使っているんですけど、鳥居のおかげでブクガ感が出るというか。だから、鳥居は誰かの頭につけてほしいとお願いしました。

ブクガのTシャツやスウェット。頭のないモチーフが多い

―鳥居によるブクガ感っていうのは?

サクライ:神社や鳥居のノスタルジーな感じがブクガと合うと思うんです。そのイメージが僕は好きで、そこから発展してアイコンとして使っていて。鳥居を使っているアーティストさん自体があまりいないと思うので、そういう意味でも「Maison book girlといえば」と思ってもらえるアイコンになればいいなと。

矢川葵

コショージメグミ

コショージ:鳥が逃げていくような振付や、時計をイメージした振付が出てくるから、初めて今回のグッズを見た時は、めっちゃブクガっぽいと思いました。

―この3点は、別々に発想したんですか? 結果的につながっていると思うんですけど。

ごとう:バッグ、Tシャツ、スウェットの順にできあがって、世界観的には一緒なんですけど、つなげようとしたわけではないです。

サクライ:最初は自由にやってみてっていう感じだったんですけど、最終的にここに落ち着きました。

コショージ:バクは夢を食べるから、ベッドで夢を見るから。

Maison book girl

―ホテルに行って、ベッドで寝て、バクが出て来るって、すごくきれいにつながってますよね。

コショージ:そういうことだと思ってたんですけど。ブクガってなんか、抱く夢じゃなくて、寝てる時の夢の話をいつもしているイメージが私はあるから、普通につながっていると思っていました。

ごとう:私、実は夢遊病みたいな経験をしたことがあって、今回サクライさんにイラストを依頼いただけるきっかけになった個展も、『夢遊っ子の夢』というタイトルだったんです。だから、なんとなくイメージ的にはつながっている部分があるかなと思っていて。サクライさんも夜中だいたい起きてますよね?

サクライ:うん。寝たら3時間くらいで起きてしまう。

ごとう:夜型人間同士なので、自然とそこにたどり着いたというのはあると思います(笑)。

このアイドルのグッズということが、わかる人にはわかるし、知らない人には普通におしゃれに見える。(ごとう)

―このYシャツについても聞きたいんですけど、これはサクライさんがデザインしたんですか?

サクライ:そうですね。ほんといちばん初めに作ったグッズです。

Yシャツ
Yシャツ

―Yシャツって、グッズとしては珍しいですよね。

サクライ:いちばん初めのグッズだったので、この時にタグも作りました。正直めっちゃ原価が高いんですよ。だからたぶん、ほかのアーティストは作っていないんでしょうけど、ないものを作らないと意味がないと思って。

―ブクガのグッズって、決して安くないと思うんですけど、WEBショップを見ると軒並みソールドアウトになってますよね。

コショージ:私も最初は「いや、高すぎだよ」と思ってました(笑)。

サクライ:最初は全然売れなかったんですよ。

左から:サクライケンタ、コショージメグミ、ごとうゆりか

―急に売れるようになったタイミングがあったんですか?

サクライ:徐々にですね。商品を買ってくださった方が、まわりの人に言ってくれたり、それを着ている人を見て「私もほしい」と思ってくれたり、ちゃんと金額に見合う価値があるっていうことが浸透してきたんだと思います。

―ちゃんとしたファッションのアイテムだという認知が広がってきた?

サクライ:そうですね。いわゆるグッズというよりも、そういう認識に切り替わってきてくれつつあるのかなと思います。

サクライケンタ

ごとう:サクライさんはデザインをジャッジする距離感がちょうどいいですよね。このアイドルのグッズということが、わかる人にはわかるし、知らない人には普通におしゃれに見えるし。私もイラストを描く時にそこは意識しました。

―まわりの反応は、実感としていかがですか?

サクライ:ありがたいことに、共演するアーティストさんから、「ブクガのグッズかわいい」と言ってもらえることが多くて。仲のいい方にはプレゼントすることもあるんですけど、そういう方がテレビや雑誌に出る時にナチュラルに着てくれていたりするんです。

ブクガのTシャツ。白地に白のプリントでロゴが描かれている。
ブクガのTシャツ。白地に白のプリントでロゴが描かれている。

コショージ:私もアイドルの友達から「新しいグッズほしいんだけど」って言われたりしますね。いままでそんなこと言われなかったからうれしくて。本当は私も普段から着たいんですけど、電車とか乗った時にバレたら恥ずかしいじゃないですか(笑)。「あいつ、 自分のグループの服着て出歩いてるよ」みたいな。だから我慢してます(笑)。

和田輪

―ちなみに汚い話かもしれないですけど、サクライさんは事務所の社長という立場としては、ファッション面の売り上げも柱にしていきたいと考えているんですか?

サクライ:現状ではグッズの売り上げが占める割合はたいしたことないんですけど、今後のことを考えると、その比率を増やしていきたいなとは思っています。

コショージ:でも、サクライさんはめちゃくちゃこだわって作っているから、結局「めっちゃ原価かかっちゃった~」みたいな感じで、そこまで稼げなそうだなと思います(笑)。

Yシャツだけでなく、Tシャツにもタグがついている
Yシャツだけでなく、Tシャツにもタグがついている

―結成から2年経って、メジャーデビューも果たしましたが、現状を振り返って、ここまでの活動をどう感じていますか?

サクライ:最近はメンバーもやっと実力がついてきたなと思っていて。11月にメジャーデビューしましたけど、自分の中ではブクガはまだインディーズのレベルだと思うんです。なので、これから本気を出します。

―まだまだ満足しているような感じではないと?

サクライ:全然満足してないですね。ライブひとつにしろ、演出にしろ、グッズにしろ、楽曲にしろ、もっとお金があれば、もっとこういうことをやりたいというアイデアがいくらでもあるんです。メジャーというフィールドで、それがうまく噛み合えば、表現したいものがもっとクリアに見せられると思うので、今後はその純度を上げたいです。

―やりたいことをさらにやるためのメジャーデビューというか。

サクライ:そうですね。

―コショージさんの2年の総括も聞かせてください。

コショージ:私は、その時その時に最大限のことをしてきたと思っているので、ここまでは100点満点です。でも、それを1000点とか、100万点とかにしていきたい。だから私もここからが本番だと思ってます。

コショージメグミ

―そのメジャーデビュー作は、どんな作品になりました?

コショージ:『river』という作品名なのですが、ひとつの川がつながっている世界でできた楽曲が詰まっている作品という感じです。リード曲の“cloudy irony”は、ここから先、晴れるのか雨が降って嵐が起きてしまうのかわからないような状態だけど、どこへでも行けるという、メジャーデビューを意識した楽曲だと思うので、それも踏まえて聴いてもらえるとうれしいです。

―サクライさんは、そういう意識で作ったんですか?

サクライ:“cloudy irony”は、そういうことを意識しました。ラジオなどいろんな媒体で流れる機会も増えるので、一聴でのわかりやすさは重視しています。自分の中では2曲目の“karma”のほうが好きなんですが難解さもある曲なので、まず“cloudy irony”を聴いてちょっと慣れていただいた状態で“karma”を聴いてもらえたらいいなと。

Maison book girl

―“cloudy irony”はウォーミングアップ的な役割が。

サクライ:そうですね。それで3曲目にポエトリーリーディングの“14days”が入って、その3曲でひとつの作品と考えています。

コショージ:“cloudy irony”ももちろんですけど、ブクガの音楽を知らなくてもファッションを入り口に、どんどんブクガの世界観にハマってもらえたらうれしいです。

Maison book girl

リリース情報
Maison book girl
『river(cloudy irony)』初回限定盤(CD+DVD)

2016年11月30日(水)発売
価格:1,800円(税込)
TKCA-74435

[CD]
1. cloudy irony
2. karma
3. 14days
4. cloudy irony(instrumental)
5. karma(instrumental)
6. 14days(instrumental)
[DVD]
・cloudy irony(music video)
・snow irony (live on Aug.9, 2016)
・film noir (live on Aug.9, 2016)
・bed (live on Aug.9, 2016)
・blue light (live on Aug.9, 2016)

Maison book girl
『river(cloudy irony)』通常盤(CD)

2016年11月30日(水)発売
価格:1,300円(税込)
TKCA-74436

[CD]
1. cloudy irony
2. karma
3. 14days
4. cloudy irony(instrumental)
5. karma(instrumental)
6. 14days(instrumental)

プロフィール
Maison book girl
Maison book girl (めぞん ぶっく がーる)

2014年11月デビュー。メンバーは矢川葵、井上唯、和田輪、コショージメグミの4名。音楽家・サクライケンタが楽曲制作、総合プロデュースを行い、音楽のみならず、映画出演、ファッションブランドとのコラボレーションなど多岐にわたって活動を展開。2015年には『TIF』『@JAM EXPO2015』『夏の魔物』への出演を経て、9月23日に初の全国流通作品となる1stアルバム『bath room』を発表、アイドルファンのみならず、幅広い音楽ファンから高い評価と支持を得る。11月23日には初のワンマンライブとなる『solitude hotel 1F』を渋谷WOMBで開催。チケットはSOLD OUTとなった。12月にはアメリカのオルタナティブロックバンド『RINGO DEATHSTARR』の東名阪公演にサポートアクトとして出演。2016年3月には1st EP『summer continue』をリリース。「アイドル」という枠組みだけに留まらず、様々なフィールドでの活動を予定している。サクライケンタ独自の世界観と四人四色な個性を放つメンバーの化学反応に今後も期待してほしい。

サクライケンタ

音楽家。株式会社ekoms代表。様々な企業のCM動画BGMやアイドルへの楽曲提供を行なう。2011年、ソロアイドル・いずこねこプロジェクトを始動。2014年の活動休止まで、作詞作曲、アートワーク、グッズ制作などすべてをディレクションしプロデュースした。その後、楽曲提供はもちろん、音楽、アート、ファッションなどに対する自身の視点や感性を存分に盛り込んだ独自の世界観を表現するグループ・Maison book girlを総合プロデュースし、2014年11月に活動開始。2016年にはピエール中野率いるジャムバンド「カオティック・スピードキング」にギターとして正式加入、大森靖子のアルバム『TOKYO BLACK HOLE』、シングル『ピンクメトセラ』にて楽曲アレンジを行い、全国ツアーバックバンドメンバーとして参加するなど、他のアーティストへの楽曲提供、アレンジなどでも精力的に活動。

ごとうゆりか

画家活動を中心に、イラストレーター、アートディレクター、ファッションデザイナー、スタイリストなどマルチに活動。多摩美術大学グラフィック学科卒業。2016年『装苑』ニューカマーに選出。六本木ヒルズ森美術館『セーラームーン展』ビジュアルイラスト、大森靖子ライブグッズ、きゃりーぱみゅぱみゅ振袖イラストなどを担当。2016年8月の個展『「夢遊っ子の夢。」僕のvol.わんっ』には、脚本家の根本宗子、でんぱ組.inc相沢梨紗、小南泰葉、おとぎ話有馬和樹らが参加した。でんぱ組.incハロウィンイベント『でんでんハロウィンナイト』には相沢梨紗のキュレーションアーティストとして展示参加。11月には6日間の個展『ごとうゆりか“故”展「埋Φ葬 ノレ。」(読み:my soul)』を実施。今回、Maison book girl グッズのイラストを担当。



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