VIDEOTAPEMUSICの鋭い感覚 日常に異文化を見出す視点の音楽家

前作『世界各国の夜』から2年ぶり、VIDEOTAPEMUSICが、3rdフルアルバム『ON THE AIR』を完成させた。この『ON THE AIR』というタイトルの由来のひとつには、1992年に放送された、マーク・フロストとデヴィッド・リンチが企画・製作総指揮を務めたアメリカのシットコム『On The Air』の影響があるという。テレビ局を舞台にしたこのドラマに登場する、「25.62」という驚異的な視力を持つ音響技師の存在を見て、若き日のVIDEOTAPEMUSICはこう思ったのだそうだ――「人はみな、見ている景色が同じとは限らない」。

近年は、盟友ceroとコラボで『FUJI ROCK FESTIVAL』などに出演、坂本慎太郎との共作EPのリリース、さらには映像作家としても多方面で活動するVIDEOTAPEMUSIC。『ON THE AIR』は、そんな彼が「今」、見て、感じている景色が如実に音になっている作品だ。前作同様、快楽的な大衆音楽でありながら、前作以上に言語化することが難しいアンビエンスを宿すこのアルバム。ここでは過去と現在が、生と死が、ぐるぐると回りながら、そっと未来を連れてくる。

ライブハウスやクラブではない現場……それこそ、街のなかで鳴っている音にリアリティーを感じる。

—少し前の話なのですが、去年の暮れに、ウェブメディア『FNMNL』の企画で、VIDEOTAPEMUSICさん(以下、VIDEO)が2016年を象徴する1曲としてリアーナの“Work”を挙げていらっしゃったじゃないですか。あれを読んで、すごくVIDEOさんらしいなと思って。

VIDEO:あぁ、ありましたね。去年、福生の横田基地で年に1回やっているお祭りに行ったんですよ。そこで、出し物のライブやブラスバンドの演奏とは関係なく、会場の隅っこで、アメリカ人の女の子たちが小さなコンポで音楽をかけながら踊っていて。そのときに女の子たちが流していたのが、リアーナとかDrakeの、去年の大ヒット曲だったんですよね。ほんと、「ファック!」とか言いながらギャアギャア騒いでいるだけだったんだけど(笑)。

VIDEOTAPEMUSIC
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VIDEO:でも、その光景に妙に感動して。僕は、「海外では今これがトレンドです」と言われても、自分とは無関係の音楽として楽しむときもありますけど、根本的にそこまでのめり込めなくて。もちろん、トレンドを意識的に追っている人にとってはリアルかもしれないけど、そもそも生活文化が違う日本で普通に暮らしているなかでは、ある程度の想像力を働かせないと、距離感はどうしても感じてしまうんですよね。

—たしかに、距離はありますよね。

VIDEO:でも、あの日のお祭り会場のような自分の生活と地続きの場所で、音楽に合わせて踊る女の子たちの姿を見たとき、リアーナやDrakeのような海外のヒット曲が、初めて自分にとってリアルなものに感じられたんです。そもそも僕は、ライブハウスやクラブではない現場……それこそ、街のなかで鳴っている音にリアリティーを感じることが多いんですけどね。

—前作『世界各国の夜』のインタビューのとき、VIDEOさんは「ダンスミュージックを広い解釈で考えたい」とおっしゃっていましたよね(参考記事:VIDEOTAPEMUSICが語る「過去を知ると、未来も想像できる」)。そのエピソードは、前回の発言とも通じる気がします。

VIDEO:うん、一緒ですね。ずっと自分とは接点のないものだと思っていたラテン音楽も、昔の日本映画のダンスシーンで流れているのを見たり、自分の祖父母の世代の人や親戚のおじさんが「昔はラテンで踊っていた」って話すのを聞いたことで、自分と地続きのダンスミュージックに感じられたんです。

VIDEO:いわゆる「クラブミュージック」のようなものだけではなくて、「人が踊っている瞬間」っていうものを、もっと大きく捉えたいんですよね。実は、そのお祭りのときの女の子たちのガヤをサンプリングしたのが、『ON THE AIR』の9曲目(“Her Favorite Moments feat. NOPPAL”)なんです。

—まさにこの曲を聴いたとき、「VIDEOさん、リアーナのこと言っていたな」って思い出したんですよ。

VIDEO:「最新のトレンド」ではなく、「2016年の福生の街で女の子たちが踊っていたリズム」っていう意味で、あのリズムを取り入れることに意味があるなと思って、この曲を作ったんです。その感覚は、今回のアルバム全体につながっていると思います。

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—新作『ON THE AIR』を聴いて感じたことは、VIDEOさんの視点が、これまでの「過去を通して未来を見る」というものとは違って、すごく「今」に重点を置いているということでした。

VIDEO:そうですね。それは、今回フィールドレコーディングを取り入れたのが大きいかと思います。これまではVHSをサンプリングする手法を中心にやってきたので、「過去の記録物から何かを見つけてくる」っていう立ち位置だったんですけど、今回は逆に、自分が今の時代を記録したものを作りたいなって思ったんです。

街の日常から、違う時代の文化や違う国の文化、違う人種の生活を抽出できないかなって思ったんです。

—「今の時代を記録したものを作る」というのは、これまでと真逆の発想のように思うのですが、なぜそういう意識の転換が生まれたんですか?

VIDEO:今の東京の景色を見ていても、いろんなものが移り変わっていますよね。渋谷の街を見ても、建物が取り壊されては作られ、郊外では、老朽化した団地が取り壊されて新しいショッピングモールができ、そのショッピングモールすらも、平日の夜は廃墟みたいになっていたり……そういう、刻一刻と変化する街のサイクルのなかで、今のバランスでしか成り立たない風景を集めたかったんです。

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—具体的な手法として、フィールドレコーディングが採用されたきっかけは、何があったんですか?

VIDEO:僕が音楽活動を始めた2004~5年って、ちょうどDVDへの移行期で、VHSが安く手に入ったんですよ。でも今は、当時ほどどこに行っても大量にVHSが中古で出回っているという状況でもなくて。出回っているのは『タイタニック』(1997年)みたいな大ヒット作や子ども向けのものか、レアものとして高値がついたカルト的な作品かっていうくらい。もうVHSは「身の回りのもの」ではなくなったんです。

今回フィールドレコーディングを採用したのは、活動を始めたときにVHSに感じていた「サンプリング素材としての『身近さ』」を街の風景から得られないだろうか? っていう発想で。つまり、街の日常から、自分が思う「エキゾチックなもの」……違う時代の文化や違う国の文化、違う人種の生活を抽出できないかなって思ったんです。

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—手法はフィールドレコーディングに、起点となる視点は「今」に変わったけど、エキゾなものを抽出するためのサンプリングソースが「身近なもの」であるという点は、一貫して変わっていないということですね。

VIDEO:そうですね。自分の身近なものからエキゾを想像させるものを探すことが、自分にとっては面白いんです。自分の身近な街のなかにも、視点を変えれば、違う時代や違う文化につながるものや、得体の知れないものがいくらでもある。それを見つけることは、自分の足元を掘っていたらそのまま地球の裏側に行っちゃうような感覚なんですよね。

チェーン店だらけでフラットな風景のなかにも、掘っていけば意外と、そこには文化の地層や人種の地層がある。

—身近なものから垣間見えるエキゾって、たとえばどんなものですか?

VIDEO:僕のバンドでギターを弾いている潮田(雄一)くんが、巨木マニアなんですけど(笑)。

—「巨木」ですか?(笑)

VIDEO:そう(笑)。樹海とかではなく、住宅地のなかにある巨木を調べて見に行くのが好きらしくて。住宅地のなかにある巨木って、何らかの意味や歴史の積み重ねがないと存在しないものなんです。

—たしかに、住宅地のなかに唐突にある巨木って、説明書きがあったりしますよね。

VIDEO:そうそう。そういう話を潮田くんから聞いたりすると、街に植えられている植物一つひとつが、気になってくるんですよ。めちゃくちゃ古い家に、やたら伸びたシュロの木(ヤシ科の常緑高木)があると、その土地の歴史を考えてしまう。

同じように、どうってことない国道沿いのロードサイドに急にタイ料理屋が密集していたり、聴いたことのない横文字のフィリピンパブが存在していたり……決して歴史的に重要な街ではない、チェーン店だらけでフラットな風景のなかにも、掘っていけば意外と、そこには文化の地層や人種の地層があるんですよね。

—今作は、そういった「今」の風景をフィールドレコーディングで切り取ることで、その奥にある地層すら取り込んだ作品である、と。

VIDEO:ただ、フィールドレコーディングといっても、「こういう場所で録った音です」ということは、そこまで具体的に伝えなくてもいいかなって思っていて。あくまで説明的にならず、「ここではないけど、どこかにある空間」の残像や痕跡、あるいは、知らない街で知らない文化に触れたときに自分が感じた、得体の知れなさ、好奇心、恐怖……そういうものがシミのように曲の底に沈み込めばいいなと思って。それで、『ON THE AIR』っていうタイトルにしたんです。

VIDEO:空気中に漂うもの、目に見えないもの、音、土地の歴史……スピリチュアルな言い方をすると、亡霊的なもの、電波的なものですね。具体的には言わないですけど、そういうものが、じっとりと沁みついているような音楽を今回は作りたかったんです。

あの……僕、「湿度」っていう概念を、最近知ったんですよ(笑)。

—実際、前作は広義の「ダンスミュージック」であることが重要でしたけど、今作は、むしろ全体を通して流れる、言いようのないアンビエンス(空気感)が作品の肝になっていると思いました。

VIDEO:そうですね。僕は音楽以外の作品も作るからこそ感じるんですけど、やっぱり音楽って言葉にできない、目に見えないからこそのよさがあると思うんです。音楽が持つ「許される曖昧さ」には、存分に甘えようかなと。

—シングル曲でもある“Sultry Night Slow”の「Sultry(蒸し暑い)」という温度感も、非常に曖昧なものですよね。言語化するのが非常に難しい皮膚感覚的なもので。

VIDEO:そうですね。あの……僕、「湿度」っていう概念を、最近知ったんですよ(笑)。

—ほぉ……。

VIDEO:「湿度」っていうものを、僕はあんまりわかっていなかったんですよね。「今日はジメジメしているね」とか、「今日はカラッとしているね」とか……みんな一体、何に対してその言葉を当てはめているのか、大人になるまで全くわかっていなくて。

僕にとってそれは、よくわからない不快感でしかなかったんです。それが、湿度の高さによる不快感であるっていうこととか、「湿度○%」というふうに表すことができると知ったのは、大人になって加湿器を買ってからで。加湿器に表示される数字を見て、「この数値と自分の身体感覚がリンクしていたんだ」っていうことを知って、「これが湿度か!」と(笑)。

—な、なるほど……。

VIDEO:もしかしたら自分の知らない感覚って、まだ自分のなかにあるんじゃないか? みたいな可能性を、そのときにすごく感じちゃったんです。それを追い求めるとスピリチュアルな話になっちゃうんですけど(笑)、そのぐらい、「湿度」に気づいたとき、自分が新しい第六感を手に入れた感覚になったんですよね。

間違いもすべて含めて、薄まっていない、よくも悪くも偏った考えが音楽に出るのは、本当に面白い。

—すごく不思議な話ですが、納得できる気がします(笑)。

VIDEO:言葉に表せなかったものが、初めて概念としてわかった瞬間の面白さがあったんですよね。さっきも言った、電波や亡霊のような街に漂う得体の知れない「何か」、音楽のなかにある言語化できない「何か」……そういうものが、実はまだ存在しているんじゃないか? って考えることもできると思うんです。

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—そういう意味では、坂本慎太郎さんが描かれたジャケットも非常に抽象的なんですよね。

VIDEO:坂本さんとは密にやりとりをしました。『できれば愛を』(2016年)とか、坂本さんの近作を見ていると、スプレー画のジャケットが多かったんですよ。スプレー画って空中に塗料を噴き出して描くんですけど、このアルバムの空気中の得体の知れないものを音に定着させようっていう試みと、その手法がリンクする気がしたんです。

結果として、このジャケットに描かれた風景は抽象的なものになりました。時間帯も、昼とも夜ともつかない謎な時間帯で、場所も、どことでも解釈でき、同時に、どこでもない場所……郊外のようであり、外国のようであり、なくなってしまった場所にも、未来の場所にも、もしくは「あの世」のようにも見えるっていう。

VIDEOTAPEMUSIC『ON THE AIR』ジャケット
VIDEOTAPEMUSIC『ON THE AIR』ジャケット(Amazonで見る

—そうした「曖昧さ」を描こうとしたとき、強く浮き彫りになるものって、それを描く主体の「個」だと思うんです。先ほどの「湿度」の話もそうですけど、明確に言葉にできない曖昧な「何か」を表現するには、絶対的に、それを皮膚感覚で感じ取っている主観の存在が必要で。今回のアルバムって、いつも以上にVIDEOさん個人の視点や主観を感じるんですよね。

VIDEO:多くのミュージシャンに演奏は手伝ってもらってはいますが、今回は「個人」の作品だということを前に出したいと思っていました。もちろん、基本的にVIDEOTAPEMUSICはひとりだし、作る作品はすべてソロアルバムなんですけど、今回は、今まで以上に「ソロアルバム感」を出したかったというか。

ソロアルバムって、好きなんですよ。ひとりの人間が、自分のパーソナルな部分に向き合ったことで、意図せずとも、時代の雰囲気が匂う感じというか……その人の持っているノイズが、ノイズのままアウトプットされていることに、グッとくるんです。

—わかります。ソロ作品って、世界に対して発する個人のノイズなんですよね。

VIDEO:近年、僕の知り合いでも、KASHIFさん(横浜を拠点とする音楽クルー「Pan Pacific Playa」ギタリスト)然り、NRQの吉田(悠樹)さん然り、鶴岡龍然り、ソロアルバムがすごくよかったんですよね。あるひとりの人間のパーソナルな部分を追求しながら、あくまで結果として時代のムードや社会を反映することはあると思うんです。一人ひとりの人間の持つ差異が、そこではっきりと表れてくるというか。間違いもすべて含めて、薄まっていない、よくも悪くも偏った考えが音楽に出るのは、本当に面白いことだと思います。

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失われた風景から見えてくる時代の変化もある。

—今作の最後に収録された“煙突”はVIDEOさんの最初期の楽曲なんですよね。そういった楽曲が収録されているところにも、このソロアルバムに宿った、VIDEOさんのパーソナルな質感を感じます。

VIDEO:“煙突”は、2004年くらい、家で宅録を始めた最初期に作った曲なんですけど、当時は楽器も持っていなかったし、ビートに至っては、ガラケーの着メロ機能の音で(笑)。当時は録音機材も持っていなかったので、全部、ビデオカメラで音を録っていたんですけど、この曲のビートを録っていたとき、たまたま実家の窓から見える、ゴミ焼却所の煙突をカメラが映していて。

最初は、それだけの理由で“煙突”っていうタイトルをつけたんですけど、その後、だんだんと「煙突」っていうモチーフが、自分にとってすごく象徴的だなって思えてきて。……煙って、要は「死者」を連想させるんですよ。

—あぁ、お線香の煙とか。

VIDEO:そう。そもそも、ゴミ焼却所の煙突から出ている煙は、いろんな人が捨てたごみから出ている煙なわけですし。“煙突”は、ライブの最後にやることが多いんですけど、僕が「過去のもの」「失われたもの」をサンプリングすることで作った表現を散々見せたあとに、煙突から煙が出ている映像を見せて終わる。それって、僕がサンプリングした失われたものたちに対して、「お線香をあげる」みたいな感覚になるんです。自分なりの「弔い」というか。今回、その曲をやっとCDに入れることができたんです。

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VIDEO:で、このアルバムが完成したあと、実際に煙突のふもとに行ってみたんです。そこには焼却所の熱による温室があって、熱帯植物が育てられていて。そこから、自分のなかに「追悼」と同じくらい、「循環」のイメージも湧き上がってきました。

—「追悼」と「循環」ですか。

VIDEO:植物って、人間の意思とは無関係に生まれてくるじゃないですか。それこそ、福島の避難区域が今、植物に覆われているというのもそうだし、今回のアー写もそうなんですよ。これを撮ったのは米軍の通信施設の廃墟なんですけど、今は植物に覆われているんですよね。

VIDEOTAPEMUSICのアーティスト写真
VIDEOTAPEMUSICのアーティスト写真

—人間の営みが失われたところに、植物が生まれてくると。

VIDEO:福島の例に関してはもう少し問題は複雑ですが、たとえば失われるものもあれば、生まれるものもある、死ぬ人もいれば、同じ日に生まれてくる人もいる……そこにある「循環」というのは、今回の裏テーマだったんです。

—最初にも話したように、今作は、かつてなくVIDEOさんの視点が「今」に向いている作品で。でも、それは単に「今」だけ描くということだけではなく、「今」という時代そのものが抱える「終わり」と「始まり」も内包している。そして、何かが失われていくということは、VIDEOさんにとっては決して悲観だけない、と。

VIDEO:そうですね……。もちろん、自分が子どもの頃に遊んでいた風景がなくなったら寂しいと思うんですけど、失われた風景から見えてくる時代の変化もあるじゃないですか。

「何かが失われていく」とは、どういうことなのか? その背景にある今の時代性とは何なのか? ただ、悲しんだり懐かしんだりするだけじゃなくて、なぜそれが失われていくのか? っていうことを掘り下げたい気持ちが、僕のなかには常にあるんですよね。

VIDEOTAPEMUSIC

リリース情報
VIDEOTAPEMUSIC
『ON THE AIR』(CD)

2017年10月25日(水)発売
価格:2,700円(税込)
DDCK-1052

1. On The Air
2. Sultry Night Slow
3. Ushihama
4. ポンティアナ
5. 密林の悪魔
6. 熱い砂のルンバ
7. モータープール
8. Her Favorite Song
9. Her Favorite Moments feat. NOPPAL
10. Fiction Romance
11. 煙突

イベント情報
VIDEOTAPEMUSIC
『“ON THE AIR” Release One Man Show』

2017年11月23日(木・祝)
会場:神奈川県 Motion Blue YOKOHAMA
料金:4,200円(ドリンク別)

2017年12月27日(水)
会場:東京都 鶯谷 キネマ倶楽部
料金:3,200円(ドリンク別)

プロフィール
VIDEOTAPEMUSIC (びでおてーぷみゅーじっく)

地方都市のリサイクルショップや閉店したレンタルビデオショップなどで収集したVHS、実家の片隅に忘れられたホームビデオなど、古今東西さまざまなビデオテープをサンプリングして映像と音楽を同時に制作している。VHSの映像とピアニカを使ってライブをするほか、MV制作、VJ、DJ、イベントのオーガナイズなど活動は様々。MVでは盟友ceroを始め坂本慎太郎、小島麻由美、NRQなどジャンルレスに手がける。ほかにもモデル、女優の菊池亜希子のムック本「マッシュ」のCM映像、楽曲も製作。ライブにおいては、クラブシーンからインディペンデントシーンまで幅広く活動。ダンスミュージックとしての下地に、近年盛り上がりを見せつつあるムード音楽やラウンジミュージックの文脈から繰り出すポップでメロウなメロディは絶妙であり、映像のセンス含め、まさに洒脱な音楽を作り出している。昨年秋にリリースした2ndアルバム『世界各国の夜』は全国各地で大好評ロングセールス中。2016年5月に配信限定シングル『Sultry Night Slow』(カクバリズム)リリース、7月にはceroとのコラボレーション編成の「VIDEOTAPEMUSIC×cero」として『FUJI ROCK FESTIVAL』出演、12月に坂本慎太郎との共作LP『バンコクの夜』(em records)、2017年1月に7inchシングル『Kung-Fu Mambo』(雷音レコード)リリースと引き続き精力的に活動中。そして2017年10月、満を持して3rdアルバム『ON THE AIR』をリリース。映像のみならず音楽との双方向でゆらゆら踊れる夜を演出する、そんな素敵な男がVIDEOTAPEMUSICである。



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