こんな世界に生きていると、もう一度、赤ん坊だった頃に戻って、オギャアオギャアと泣いてみたくもなるものだ。自分のなかに生まれる様々な感情や欲望を、「言葉」というまどろっこしいツールでそれっぽい形に切り取って満足してしまう前の、あの頃のやり方。自分の全てをわかってほしくてオギャアオギャアと泣き叫ぶ、そんな嘘のないやり方で、世界ともう一度コミュニケーションを取ってみたいものだ。……と考えてみたところで、教育を受け、言葉を覚え、人と人との社会で生きている以上、そんなことはできっこないのだけれど。しかし、自分も生まれてきた以上、一度は、そうやって世界と対峙した瞬間があったのだと思うと(覚えていないけれど)、なんとも遥かな気持ちになってくる。
眉村ちあきの2ndアルバムのタイトルは、『劇団オギャリズム』と名づけられた。眉村ちあきを見ていて時折抱く気持ちと、赤ん坊だった頃を思って抱く遥かな気持ちは、もしかしたら少し似ているのかもしれない。人生を肯定したいとか、そういうことではない。世界への恐怖も抱えながら、それでも「うおぉ、生まれたぞ!」と突進していくような、強烈な速度と力強さ。そんなものを、眉村の声や佇まいからは感じる。この声は、どこから生まれて、どこに響くのか。
「ライブハウスに来る人って、普通じゃない」――そんなファンから彼女は、「安心」をもらった
―新作『劇団オギャリズム』は、今までよりも丁寧に、繊細に作られた作品という印象を受けました。繊細に作られているがゆえに、今までよりも広く、遠くにアプローチできる作品になっているのかなと。ご自身としては、今までと意識の違いはありましたか?
眉村:音作りに関しては今までと変わっていなくて、自分が聴いて気持ちいいと思えるものを作っています。でも、今回は今まで以上に、メロディーはもっとキャッチーになるように意識したり、言葉選びも、あんまりコアになりすぎないように考えたりました。
これまではライブ会場のお客さんの顔を見て、「この人たちが喜ぶ音楽を作ろう」と思っていたけど、今は、顔が見えない人の顔を想像しながら作るようになったと思う。
―なぜそういう意識が芽生えたのでしょう?
眉村:「今まで、誰に向けて曲を作っていたんだろう?」って考えたら、「ライブハウスに来てくれるお客さんのためだな」って気づいたんです。でもなんというか、ライブハウスに来る人って、普通じゃないというか……(笑)。
眉村:ライブハウスに来る人は、お金や時間をかけてでも「休みたい」より「ライブを観たい」を優先させるわけじゃないですか。それって普通じゃなないと思う。
普通の人はたぶん、YouTubeやアプリで音楽を聴いているんだと思うんです。仕事で忙しかったり、あと、地方に住んでいて、なかなかライブに来ることができなかったり。ライブハウスの外側にいる、そういう人たちにも自分の音楽が届けばいいのになと思ったんですよね。
眉村ちあき『劇団オギャリズム』を聴く(Apple Musicはこちら)
―眉村さん自身はどっちなんですか?
眉村:私は普通です。早く仕事が終わったら、友達とご飯に行ったり、家でゴロゴロしたいなって思う。
―でも、音楽はたくさん聴かれるわけですよね?
眉村:私、音楽をほとんど聴かないんですよ。1か月に2曲とかしか聴かないんです。だから「聴いている」とも言えないくらいなんですよね。レディー・ガガとか好きなんですけど、4曲くらいしか知らないから、「好きです」っていうとガチ勢に怒られちゃうんですよ。
―それで、この音楽が作られているというのは驚きです。話を戻すと、ライブハウスにいる人に向けていた頃は、そこにいる人たちに音楽が届くことで、眉村さんのどんな部分が満たされていたのでしょうか?
眉村:曲にリアクションがもらえて、安心します。
―もたらされるものは、「安心」なんですね。
眉村:自分で、自分の作る曲がいいかどうか、わからなくて。お客さんに「いい曲だね」とか「今の曲好きだよ」って言われると、「あ、そうなんだ」ってなるから、安心できるし、自信になります。
『SONGS』で尾崎豊のカバーを披露して感じたこと。歌の本当の意味は、誰にもわからない
―「伝えたいこと」が伝わっていることよりも、曲のよさを認めてもらうことが、眉村さんにとって安心のもとですか?
眉村:伝えたいことは、伝わっていなくてもいいです。だって、人によって受け取り方は違うじゃないですか。
たとえば、歌詞の「私」っていう言葉を、その人自身のことだと思って聴く人もいるし、眉村ちあきのことだと思って聴く人もいるけど、本当はどっちかわからないですよね。想像したら想像したぶんだけ無限に解釈は広がるんだし、私は、伝えたいこととか、本当の意味はわからなくてもいいと思っています。
眉村:最近、尾崎豊さん特集の『SONGS』(NHK)に出て、“僕が僕であるために”をカバーしたんですよ。歌わせていただくにあたって何度も曲を聴いて、ライブ映像を見て、“僕が僕であるために”の本当の意味ってなんだろうって考えたんですけど、誰も知らないですよね?
尾崎豊“僕が僕であるために”を聴く(Apple Musicはこちら)
眉村:<僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない>って、素直に受け取れば「勝ち続けよう、頑張らなくちゃ」って歌詞かもしれないけど、尾崎さんが本当にそういう意味を込めて作ったかどうかなんて、誰もわからない。だから、私の曲も伝えたいこととか、本当の意味はわからなくてもいいと思っています。
転機は、ウカスカジーのレコーディング。本人いわく、「超適当」だった音源制作を大切にするようになるまで
―話を聞いていると、恐らく眉村さんにとって、音源を作ることとライブをすることは、同じ音楽活動のなかでも別ベクトルのことですよね。
眉村:別ですね。ライブは楽しいけど、音源を作るのは面倒くさいなって思います。完成したら「やったー! 楽しかった!」ってなるけど、音色を探したりするのが面倒くさくて。頭で考えている音がすぐに出たらいいのにって思うんですよね、指が疲れるから……。
―ははは(笑)。
眉村:指を動かさないで音楽が作れたらいいのに(笑)。昔は音源も超適当に作っていたんですよ。「どうでもいい」と思ってたから、布団の上で録ったりして。でも、ライブで新しい曲を披露するのも大好きだから、結局、繫がっているのかなって思うんですけど。
―最初にも言いましたけど、新作を聴いていると、眉村さんは今回、今まで以上に音源作りの面倒くささに向き合ったのかなと思いました。
眉村:それはあると思います。今まではエレピの音がほしいと思ったらピーって入れていただけだったけど、今回はピーって入れたあとに、ちょっとだけリバーブをかけたりして、音を1色1色いじりました。「この音でいいや」って、妥協しなくなったんですよね。「質を上げたい」って思うようになりました。
―そこまでしないと、ライブハウスの向こう側にいる人たちには、届かないわけですよね。
眉村:そうですね。ライブは目で見ることができるけど、音源は耳だけだから、目で補えないじゃないから。気づくのが遅いんですけど、本当にこの半年くらいで「ちゃんとレコーディングしなくちゃ」って思いはじめて(笑)。
眉村:ウカスカジーさんのレコーディングにコーラスで参加させていただいたとき、桜井和寿さんが歌録りしているのを見学させてもらったんですよ。そうしたら「もう1回、もう1回」って、何テイクもやっていて、「めっちゃ音源大切にしてる!」と思って。
私からしたら、全テイク上手いんですよ。「今のでええやん」って思うんですけど、本人的にはなにかが違うんでしょうね。何回もやり直していて。それで私も、「ちょっとでも違ったらやり直す」っていう信条でレコーディングするようになりました。前は1曲5分とかで録っていたんですけど、今は、1曲に1時間半くらいかかるようになりました。「メジャーだ~」っていう感じです(笑)。
―1曲、1時間半もすごいですけどね(笑)。
眉村:音源が大切になりました。でも、ライブの大切さには適わないですけどね。
「『眉村ちあきのライブは、人生を一度諦めた人が戻って来れる場所だよね』って言われたことがあります」
―どんな人たちが自分のライブに来ているんだと思いますか?
眉村:どうなんだろう……いろんな人がいると思います。幸せそうな家族もいるし、会社で虐められていそうなおじさんもいるし、「娘の反抗期がヤバい」って言っている人もいるし、悩みごとを抱えてる女の子もいるし。
「こういう人」とは言えない、いろんな人がいます。そういえば前に、誰かに、「眉村ちあきのライブは、人生を一度諦めた人が戻って来れる場所だよね」って言われたことがあります。
―その「人生を一度諦めた人」というのは、眉村さん自身は想定している人たちでもある?
眉村:いや、考えていなかったです。「そうなんだぁ」っていう感じ。とにかく、私がやりたいことをやっている姿を好きになってくれる人が多いと思うから、私は自由でいるほうがいいなって思うんですけど。
―「自由」は求めるものですか?
眉村:自由っていいですよね。私は、「どういう曲を作ったらいいのかわらない!」って悩んだときも、「音楽って自由だった」って思い出せば曲を作れるし。
私が通っていた高校は校則が超厳しくて「やってらんねぇ!」って感じだったから、それもあって自由が大好きです。社会に出ている人は、大変だと思うんですけど。いっぱいルールとかあるし……頑張ってほしい。
―さっきライブハウスに来る人、来ない人の話がありましたけど、ライブハウスに来る人は、行動力があったり、経済的に選択肢があったりもすると思うんですけど、その向こう側には、精神的なことや経済的なことが原因でそういう選択ができない、一歩も身動きが取れないような感覚を抱きながら生きている人もいるかもしれないですよね。
眉村:そうですね。
―本当にいろんな人がいると思うんですけど、眉村さんは、自分の音楽が届く場所にいる人と、音楽を通してどんな繫がり方をしたいと思いますか?
眉村:私は、誰かを救いたいっていう大それた気持ちより、子どもとかに、自分の曲を歌ってほしいなって思うんですよ。子どもとか……犬とか(笑)。
「私は、海になりたいです」。どついたるねんへのリスペクトを語る
―犬、ですか。
眉村:子どもとか犬が、私の曲を聴いて遊んでくれればいいのにって思う。私、どついたるねんっていうバンドが好きなんです。どついたるねんさんって、歌詞がめちゃくちゃな曲とかあるじゃないですか。聴いていると、「バカだなぁ」って思うんですよね(笑)。
―ははは(笑)。
眉村:どついたるねんさんのライブを初めて観たとき、バカすぎて、私の周りにある悩みとかも、全部バカバカしくなったんですよ。「こういう、人の元気づけ方ってあるんだな」と思って。
なんか、どついたるねんさんの曲を聴いていると、海を見ているような気持ちになるんですよね。海を見ているといろんなことがどうでもよくなるのと一緒で、全部がどうでもよくなるんです(笑)。
眉村:どついたるねんさんのライブを観ると、「音楽は自由だ!」って思うし、「人は自由だ!」って思うし、「海!」って思う。そういうのがいいなって思うんです。
たとえば“トイレの神様”(植村花菜が2010年に発表)とか、めっちゃいい曲じゃないですか。ああいう真っ直ぐな曲も大好きだし、ああやって直接的に歌詞やパフォーマンスで人を救う方法もあるのかもしれないけど、私は、私を見た人が「こいつが生きていられるんだから、俺も生きていられるでしょ」みたいに思ってほしいんですよね。そうやって気が楽になる人もいると思うし、私が実際にそうやって救われたことがあるから。私は、海になりたいです。
「私、ライブをしているときは母親の気持ちなんです」
―それこそ、アルバムの8曲目に入っている“チャーリー”は、子どもに向けられているような視線で綴られている歌詞ですよね。<あなたが大人になったら この歌詞の 漢字が読めるようになってるならこそっと 苦笑いしてよね>って。
眉村:最近はNHK『ビットワールド』の影響もあって、子どもがいっぱい来るんですよ、ライブに。その子たちが我が子のように可愛いし、“チャーリー”は、そういう子どもたちに向けて作りました。
眉村ちあき“チャーリー”を聴く(Apple Musicはこちら)
―『劇団オギャリズム』というタイトルも、子ども感ありますよね。
眉村:よくライブとかでも「赤ちゃん帰りしようぜ!」って言っているんです。私、普段から「なにからやればいいかわかんない!」とか言って泣いちゃって、それでツイキャスとかでファンの人が「靴下はいた?」とか言ってくれて。それに対しても「うるさい!」とか言っちゃうんですけど(笑)。
―ははははは(笑)。
眉村:そういう感じで、オギャオギャしてこうと思って。それで、今回のタイトルは『劇団オギャリズム』にしました。
―面白いですよね。今の話を聞くと眉村さんも非常にオギャオギャした子どものような人なんだけど、「海になりたい」という発想からは、非常に大きな母性も感じるし……。眉村さんは、赤ん坊のようであり、母のようでもありますね。
眉村:私、ライブをしているときは母親の気持ちなんです。お客さんのことは全員、自分の子どもだと思っています。ファンの人は全員、赤ちゃんに見える。
私が「今日、ひとりで来れたのかな?」って訊くと、「はーい!」ってみんなが応えるんです。「バカだなぁ」って思って(笑)。私は母なんですよ……ふふふ(笑)。
―(笑)。
眉村:でも、私に急にスイッチが入って赤ちゃん帰りすると、ファンの人たちが、私の親みたいになるんです。楽しいです、その空間が。
言語を超えて、子どもや犬にも伝わる超バカなことをしたいと語る眉村。ではなぜ、彼女は音楽を選んだのか?
―最終的に行きつきたい場所は、どんな場所ですか?
眉村:世界に出たいです。いろんな人種の人たちがごちゃ混ぜになっている会場で、超バカなことをやりたい。飛んで、回って、爆発して……そうやって、すべてを一体化させたい。
―今すごくサラッと、世界平和に対する願いを述べたように思えました。
眉村:そうかもしれない(笑)。いろんなバラバラな人たちが何万人も集まって、自分の歌を歌っている光景が見たいです。
―今、自分がやっていることは、日本だけでなく、世界の人にも理解される、通じるものがあるという確信が、眉村さんにはあるわけですよね。
眉村:あります。たとえば、志村けんさんが犯人を探していて、子どもが「志村、後ろ! 後ろ!」とか言っているのも、世界に通用するものだと思うんですよ。結局、子どもが面白いと思うことは、言葉がわからなくても、世界に届くような気がする。
―今はテレビとかでも大人向けのものが多いですよね。マニアックなものや、裏をかくようなものが多いなって思う。
眉村:そうかもしれない。私、今『ビットワールド』(NHK)っていう番組に出ているんですけど、すごく好きなんです。子どもが見ても面白いし、大人が見ても面白いし。この番組に出会ったとき、「まだ生き残っているものがあった!」って思いました。「こういうの、やりたかった!」って。最終的には「ディズニーランドになりたい」くらい思ってます。
―でも、ディズニーランドにはならず、今、眉村さんがやっているのは音楽なんですよね。なぜ自分が選んだのは音楽なのだと思いますか?
眉村:なんでだろう……音楽しか、手段が思い浮かばなかったです。確かに、ディスニーランドに憧れているんだったら、ディズニーランドに就職すればいいわけですもんね。
なんで自分は音楽だったのかは……わからないです。でも、もしディズニーランドに就職したら、私はディスニーランドを引っ張る人になりたいんだと思う。だから、ウォルト・ディズニーになれるのが一番いいんだけど、ウォルト・ディズニーはもういるから、私は音楽なのかもしれない。
なぜ音楽だったのかは、わからない。でも音楽は、ずっとネガティブ思考で生きてきた眉村自身を変えた
―音楽のどんなところが好きですか?
眉村:踊ったり歌ったりするのが楽しいです。純粋に、それが一番楽しい。小さい頃から、家でずっと歌ったり踊ったりしていました。今でも私、家で超歌っちゃうんですよ。
ドアを開けながら「♪ドアを開けま~す」とか歌ったり、メイクしながら「♪眉毛をちょんちょこちょんっ、イェイ!」とか歌いながら踊り出しちゃって、遅刻したり(笑)。
―その光景、めっちゃ見たいです(笑)。今の眉村さんはそういう姿を家のなかだけでなく、ステージやテレビでも見せることで、「海」であろうとしているわけですもんね。自分が音楽をやること、ステージに立つことに対して、覚悟を決めた瞬間はあったんですか?
眉村:覚悟? どうだろう……わかんない。でも、私は19歳の頃に音楽をはじめたんですけど、最初に1年間、歌の学校に入ったんです。入学式のときに、嗚咽するくらい泣いちゃったんですよね。
それまで音楽の経験はなかったけど、私は、本気で音楽をやろうと思ったし、本気で世界を目指そうと思っていたから。周りに心配されるくらい泣いちゃったんです。そのときは、覚悟したのかなぁ……。でも、わかんない。
眉村:私、バカすぎて、自分がどんな状態なのか気づかないんですよ。熱が出ていても気づかないんです。自分が今、どういう状況なのかもわからない。でも、気づいていないだけで、覚悟するタイミングはあったのかもなって思います。
―どついたるねんの話もそうですし、音楽への想いの強さも含めて、眉村さんのなかにある力強さや行動力は、なにかから反転して生まれているもの、という感じもするのですが、どうでしょう。
眉村:ずっとネガティブで生きてきたんですよ。音楽をはじめるまでは、(ため息をつくように)「はぁ」って感じでした。
―なにが、眉村さんをネガティブにさせているものだったんですか?
眉村:どんなことも素直に受け止めすぎて、ネガティブになっていたなって思います。悪いことがあったら、「悪いことがあったなぁ」って素直に受け止めていたから。
だから、今のほうが捻くれているのかもしれないです。悪いことがあっても、捻くれて、無理やりポジティブに持っていっている。そういう大人になれたんだと思う、ちょっとは。
眉村:今は言い返せるんですよ。なにか言われても、「じゃあ、お前はどうなんだよ?」っていう気持ちになれる。そういうほうが私は生きやすいし、自分が楽になれるんだなって気づいて。自分が楽になるために、ポジティブでいようとするのかもしれないです。
自由で我が道をゆく眉村ちあきは、なぜファンに寄り添うことができるのか?
―眉村さんの前提にあるもののなかに、「退屈さ」はないですか? ただ生きていても退屈だから、なにかやってやりたいと思う、みたいな。
眉村:退屈というか、不安なんです。自分が出る大きいイベントがふたつ以上控えていないと不安だったり、解禁する告知内容がひとつもないと不安だったり……。
―なにか社会にアプローチするもの、問いかけるものがないと……、っていう感じなんですね。
眉村:そう、そうです。次の一手がないと不安になる。今気づきました。
―眉村さんがやりたくないことってありますか?
眉村:ヌードですね。でも、それくらいかもしれないです。脱ぐ以外は大丈夫かなぁ。
―どんな価値観の話がきても大丈夫ですか。
眉村:うん、理解しようとはします。私は、「この会場でライブがしたい!」と思ったら秒でその会場に電話しちゃう感じだし、前に事務所に入りそうになったときもあったんですけど、そこがお酒を飲ませてきたりするところで、「事務所って怖い!」と思って、自分で事務所も作った。私はそうやってきたけど、でも、思い立ってもすぐに行動できない人だっているじゃないですか。
ずっと、そういう人たちのことが理解できなかったんですよ。「なんでやらないんだろう?」って。でも、考えすぎちゃう人もいるだろうし、そういう人の気持ちは、私はこんな性格だから理解できないかもしれないけど、でも「そういう人がいる」っていうことは理解しようとは思っています。なるべく考えて、寄り添えるようにはしたいです。
―昔より、優しくなったと思いますか?
眉村:うん、優しくなった。結構、昔の変化ですけどね。
―今もかなりいろんなものを巻き込んでいる状態だと思うんですけど、この先の眉村さんも楽しみにしています。
眉村:まだまだですよ。ハッとします、男子高校生とか見ると。お尻に花火を挟んで「蛍~!」とかやるじゃないですか。「負けた!」って思う(笑)。
―ははは(笑)。でもやっぱり、そこを突き詰めると赤ちゃん最強ですよね。あの産声がもうすべてだから。
眉村:そう! だから、犬と赤ちゃん、尊敬してます。
- リリース情報
-
- 眉村ちあき
『劇団オギャリズム』限定盤(CD+DVD) -
2020年1月8日(水)発売
価格:5,000円(税込)
TFCC-86697[CD]
1. DEKI☆NAI
2. 壁みてる
3. 夏のラーメンワルツ
4. おばあちゃんがサイドスロー
5. タイムスリッパー
6. あたかもガガ
7. 緑のハイヒール
8. チャーリー
9. スクワットブンブン
10. 私についてこいよ
11. スーパードッグ・レオン
12. 顔面ファラウェイ
13. ぬ
14. アハハハハ(Bonus Track)
15. チャーリー(レコーディング前日までこれになる予定だったVersion)[DVD]
『2019.6.4 眉村ちあき3rdワンマンライブ~東京湾へダイビング!~』
1. 東京留守番電話ップ
2. ブラボー
3. メソ・ポタ・ミア
4. Queeeeeeeeeen
5. ほめられてる!
6. ナックルセンス
7. スクワットブンブン
8. MCマユムラ
9. コカコ○ラのスリッパ壊れた
10. おじさん
11. ピッコロ虫
12. 荻窪選手権
13. I was born in Australia.
14. おばあちゃんがサイドスロー
15. スーパーウーマンになったんだからな!
16. 開国だ
17. ツクツクボウシ
18. 奇跡・神の子・天才犬!
19. 代々木公園
20. 書き下ろし主題歌
21. 緑のハイヒール
22. 大丈夫
23. 本気のラブソング
24. ビバ☆青春☆カメ☆トマト
- 眉村ちあき
『劇団オギャリズム』通常盤(CD) -
2020年1月8日(水)発売
価格:3,000円(税込)
TFCC-866981. DEKI☆NAI
2. 壁みてる
3. 夏のラーメンワルツ
4. おばあちゃんがサイドスロー
5. タイムスリッパー
6. あたかもガガ
7. 緑のハイヒール
8. チャーリー
9. スクワットブンブン
10. 私についてこいよ
11. スーパードッグ・レオン
12. 顔面ファラウェイ
13. ぬ
14. アハハハハ(Bonus Track)
15. チャーリー(レコーディング前日までこれになる予定だったVersion)
- 眉村ちあき
- イベント情報
-
- 『CHIAKI MAYUMURA 2nd Tour 劇団オギャリズム』
-
2020年2月7日(金)
会場:宮城県 spaceZero2020年2月9日(日)
会場:北海道 COLONY2020年2月11日(火・祝)
会場:新潟県 GOLDEN PIGS YELLOW STAGE2020年2月22日(土)
会場:静岡県 FM STAGE2020年2月23日(日・祝)
会場:愛知県 SPADE BOX2020年2月24日(月)
会場:大阪府 BananaHall2020年3月6日(金)
会場:福岡県 DRUM Be-12020年3月8日(日)
会場:広島県 広島セカンド・クラッチ2020年3月22日(日)
会場:栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-22020年4月3日(金)
会場:東京都 豊洲PIT
- プロフィール
-
- 眉村ちあき (まゆむら ちあき)
-
1996年9月12日生まれ。東京都出身。弾き語りトラックメイカーアイドル・兼(株)会社じゃないもん代表取締役社長兼カリスマ。趣味ゴミ拾い、マンガみたいな生活を送っている。目標はビルボード全米1位。2020年1月8日、ニューアルバム『劇団オギャリズム』をリリースした。2020年2月より眉村ちあき2ndツアー「劇団オギャリズム」がスタート、4月3日には豊洲PITでのワンマンライブが行われる。
- フィードバック 1
-
新たな発見や感動を得ることはできましたか?
-