あの人の音楽が生まれる部屋

D.A.N.櫻木の自宅に潜入。現在に至るまでの悩みと、次の夢を訊く

今最も動向が注目されている若手バンドのひとつ、D.A.N.。CINRA.NETの年間ランキングでも2位を獲得した1stアルバム『D.A.N.』からおよそ1年ぶり、ミニアルバム『TEMPEST』が、4月19日にリリースされます。

櫻木大悟、市川仁也、川上輝の三人が奏でる、シンプルながら圧倒的な存在感を持つフレーズを、タペストリーのように織り込んだミニマルかつメロウなアンサンブルは健在。さらに、前作よりも官能的かつソウルフルに進化した櫻木さんのボーカルが絡み合い、唯一無二のサウンドスケープを作り出しています。

そんなD.A.N.の音楽は、一体どのように生み出されているのでしょうか。今回、都内にある櫻木さんの自宅兼プライベートスタジオに集う三人を訪ね、それぞれの音楽の原点から、就職に心が揺れた時期も経て、バンドが現在の状況に至るまでの歩みを振り返ってもらいました。

三人とも、一度楽器をやめたことがある

1993年生まれの3人組、D.A.N.。2014年に100枚限定で出した『D.A.N. ZINE』は瞬く間に完売となり、昨年4月にリリースした1stアルバム『D.A.N.』は各メディアで高い評価を獲得。今や、その動向が日本で最も注目されているバンドへと急成長を遂げました。そんな三人は、もともとどんなきっかけで音楽に目覚めたのでしょうか。

櫻木(Gt,Vo,Syn):中学3年生のときに、ギターを買ったのが最初の音楽体験です。確かEpiphoneのレスポールだったかな。当時、周りの友人たちが楽器を始めだした頃で、僕もそれに便乗したんですよね。でも、弾いてみたら指は痛くなるし、思うように弾けないし、「面白くないな」と思っちゃって(笑)。すぐにやめて、高校に入って本格的にバンドを組むまではずっとサッカーをやっていました。

左から:市川仁也、川上輝、櫻木大悟
左から:市川仁也、川上輝、櫻木大悟

川上(Dr):僕も中学のときに友達に誘われて、空いてるパートがたまたまドラムだったので、やってみたけどボロボロで。「やりたくねえな、もう」って感じで一度挫折しました。高校で仁也(市川)と出会って、それでまたバンドを始めるんですけど、そのあいだは僕も大悟(櫻木)と一緒でサッカーをやってましたね。

市川(Ba):僕と大悟は中学校も同じで、一緒にバンドをやっていたわけではないけど、同じ「音楽好きの仲間」としてよく遊んでたんです。その頃ベースを買ったんですけど、僕もやっぱり「指が痛い」と思ってほとんど弾いてなくて。高校に入って初めてちゃんとバンドを組みました。

「D.A.N.は瞬く間に売れた」という言葉を、自ら否定する

高校で一緒にバンドを組んだ川上さんと市川さん。そこでは、櫻木さん曰く「変態的、かつ肉体的な」グルーヴを持ったニューウェーブ的なサウンドを奏でていました。一方、NUMBER GIRLあたりに影響を受けた櫻木さんは、ラウドなロックバンドでがなり散らしていたそうです。

川上:三人ともほとんど初期衝動でやってた感じでしたね。それでも4年ぐらい、普通にライブハウスの「チケットノルマ」などをこなしながら続けていたんですけど、段々限界を感じてきてしまって。それで一旦は音楽からは離れた生活を送っていて、「またバンドやりたいな」と再び思ったときに、大悟たちに誘われて組んだのがD.A.N.でした。

櫻木:当初は6人編成でやっていたんです。他の三人も、中学と高校で一緒に音楽をやっていた友達。この三人になって、やっとバンドとしての音楽的な土台が固まったという感じでしたね。六人のときは、曲があまりできなくて。

櫻木大悟

川上:六人でやってたときは、自分がこのバンドでやっている意味みたいなものが、よくわかんなくなってきちゃったんですよね。音楽は好きだけど、自分はどこに向かって音楽をやっているのかがわからなくて。

結構、僕らだけじゃなくて同世代のバンドはみんな、一度そういう経験をしてるんじゃないかなって思います。みんな、新しいバンドをやり始めて、そこから上手くいっているので。never young beachとか、高校時代からの友達なのでよく知ってるんですけど、やっぱり同じようなプロセスを辿っているんですよね。

櫻木:よく、「デビューして瞬く間に売れたね?」みたいなことを言われるんですけど、意外と高校生の頃から地道にやってたんですよ。トータルのキャリアでいうと、5年以上はあるから。

2015年7月発表曲

「就職か? 音楽か?」と悩んでいた過去の自分に、今言ってやりたいこと

6人編成からスリーピースへ。バンドとして最小単位になったことで、それぞれのパートがお互いに補い合い、強化し合いながらアンサンブルを奏でられるようになりました。それまでなかなか作れなかったというオリジナル曲も、次々に生み出され、バンドとして大きく動きだします。しかし、まだ学生だった彼らにとって、「バンドを取るか、就職を取るか」の二者選択に迷うときもあったのだとか。

櫻木:大学3年の半ばくらいで3人編成になって、しばらく活動したところで、「就職するかしないか」の分岐点が目の前にやってきました。僕は正直、怖くて……「就職しながら音楽をやる」っていう気持ちでいたんですけど、二人に「バンドだけでやっていこう」と強く言われ(笑)。

市川:一番好きなことに一番時間をかけたい。それが俺たちの性格的にもいいだろうなって。仕事もして、音楽も続けるなんて、2つのことを並行してやっていたら、今みたいには絶対にできてないと思う。

市川仁也

川上:僕ら、頻繁に三人で集まって曲を作っていたし、ライブ活動も不定期だし、就職してしまうと「活動は土日のみ」っていうふうに縛られてしまうじゃないですか。「それではちょっと無理でしょ」って。音楽以外のしがらみはなしで、ちゃんと純粋に音楽を追求しようよ、と。

櫻木:そうやって、ブレまくってた僕を、二人に説得してもらったんです。当時の自分に言ってやりたいです、「楽しいぞ」って。飛び込んでみて、今はまったく後悔はないですね。素晴らしい人たちに恵まれて、音源制作の面でも、ライブ活動の面でも、すごく満足しているので。

具体的に書き出したビジョンを、ここまで叶えてきた

もちろん、D.A.N.の高い音楽性が評価されたことは大前提としてあるにせよ、彼らが素晴らしい人たちに恵まれ、素晴らしい環境で音源制作やライブ活動ができているのはなぜでしょうか。高校時代のバンド活動と今とではなにが違うと、本人たちは意識しているのでしょうか。

川上:ひとつは、3人編成になってすぐ、これからの予定をめっちゃ細かく立てたことだと思います。「いつまでに、こういう人に出会って、こういうリリースをする。そうしたらきっと、『FUJI ROCK』のROOKIE A GO-GOに出られる。そして、ここまでには、恵比寿LIQUIRDROOMでライブをやる」みたいな。具体的なビジョンを紙に書き出し、そこに向かうまでの道筋を三人でかなり考えました。

時間もなかったし、親に対しても、「こういうビジョンがあって、音楽でやっていきたいんだ」っていうのを見せないと、なかなか納得してもらえなかったので。しかも書き出したものに関しては、ROOKIE A GO-GOの出演にしろ、LIQUIDROOMのワンマンにしろ、叶えることができました。それは自分たちの自信につながっています。

川上輝

櫻木の作業卓には、恵比寿LIQUIDROOMのステッカーが貼られている
櫻木の作業卓には、恵比寿LIQUIDROOMのステッカーが貼られている

2014年、自主制作でリリースした100枚限定の音源『D.A.N. ZINE』は、CDと手製のZINEを組み合わせたものでした(既に完売)。作品の届け方、自分たちの見せ方に対しても、「他のバンドとは違うものしよう」という意識が強く感じられます。

川上:まさにそのつもりでやっていました。まだD.A.N.のことを誰も知らない時期だったので、どう自分たちを見せるか、どういう姿勢でやっているかというのを、ZINEとCDを組み合わせることによって「世界観」として打ち出したかったんです。それに、音源そのものがファイル化され実体がなくなりつつある今だからこそ、「いかにモノとしての価値をつけるか?」ということも考えましたね。

部屋のインテリアからも、「モノ」へのこだわりが感じられる
部屋のインテリアからも、「モノ」へのこだわりが感じられる

1曲10分以上の曲を作り出してしまった理由とは

さて、そんな彼らの、前作からおよそ1年ぶりとなる新作『TEMPEST』がリリースされます。タイトル曲のエディットバージョンを含む4曲入りのミニアルバムで、1stアルバム『D.A.N.』をよりミニマルに研ぎ澄ましたような、アブストラクトかつドープな仕上がりです。

櫻木:先行リリースした“SSWB”は、リズムは抑揚を抑えてキープさせたまま、そのうえに山下達郎さんのようにポップなメロディーを乗せたものが作りたかったんです。そういうバランスの音楽ってあまりないのかなと思って。

櫻木:2曲目“Shadows”はブレイクビーツを下敷きに、僕がいろんなノイズを足して「SFっぽさ」を意識してみました。タイトルにもなった“Tempest”は……形容しがたい楽曲に仕上がりましたね。でも、そこが気に入ってます。異国感というか、「ここはどこなんだろう」みたいな雰囲気になったなって。

市川:“Tempest”は、いろんなアレンジを試していくうちに、どんどん長くなっていって。音数自体はどんどん減っていって、ファーストよりミニマルになったからこそ、10分以上の長い尺になったような気がします。

ファーストは、精神性こそミニマルだったんですけど、音的には結構レイヤーしているし、展開も複雑に変わっていくアルバムだったんですよね。今回は、聴いていると、だんだん時間感覚すらわからなくなってくるようなミニマルミュージックに仕上がったと思います。

D.A.N.『TEMPEST』ジャケット
D.A.N.『TEMPEST』ジャケット(Amazonで見る

櫻木:どの曲も一貫して、「よりシンプルにしたい」という気持ちがありました。今回、ミックスにAOKI takamasaさんが入ってくれたことで、音響的にも立体感が加わり、バンドの生々しさを抽出してくれて。レコーディングエンジニアは早乙女正雄さんなんですけど、ドラムとベースの骨格がものすごくリッチで。余計なことをしなくても、素材を並べただけで存在感たっぷりに録ってくれたんですよね。

D.A.N.って、ヒップホップやテクノ、R&Bなど様々な電子音楽に影響を受けていて、そこに「バンド」というフォーマットを使ってアプローチしていくやり方なんですね。一方、AOKIさんは「テクノ畑」の人なので、その視点からバンドサウンドを構築してくれてる。お互い、まったく反対の立場からクロスオーバーしているからこそ、より面白い音楽になったんじゃないかなと思います。

D.A.N.

次の夢は「海外」。歌詞は、英語か日本語、どちらを選ぶ?

『TEMPEST』は、ボーカルもソウルフルで官能的。音数が少なくミニマルなトラックになったからこそ、そこに絡みつく歌声の存在感もより大きくなっているのが印象的でした。歌詞は繊細かつリリカルな言葉が並び、まるで映画のストーリーが描写されているかのようです。

櫻木:確かに、ボーカルは官能的というか、エロい感じにしたくて(笑)。そこは目指したところです。歌詞については、実は今回唯一プレッシャーを感じたんですよ。音に関しては絶対的な自信があるんですけど、歌詞は前作を出してから予想以上に褒められてしまった分、「次はどうしよう」と思って。

好きなのはKIRINJIやスピッツ、宇多田ヒカルさんの歌詞です。スピッツは、小中学生の頃によく聴いていたんですけど、今聴き返すと、本当にすごいなって。抽象的なんだけど、鋭い言葉も優しい言葉もあって、1曲のなかにいろんな要素や感情が同居しているんですよね。

壁に貼られている写真
壁に貼られている写真

これまで、自分たちが描いた理想のビジョンを実現してきたD.A.N.。今後はどのような展望を抱いているのでしょうか。

櫻木:近いところでいうと、海外でリリースをして、ライブをすること。いろんなところへ行ってみたいですね。でも歌詞に関しては、ずっと日本語で歌っていきたい。やっぱり自分が日々使う言葉で歌うのがナチュラルだし、一番感情が入り込めると思うので。

川上:変に海外に寄せても、多分意味ないと思う。自分たちが一番純度の高いと思うものを作り続けたいですね。

櫻木:うん。今後も変わらず、自分たちがやりたい音楽、聴きたい音楽を作り続けると思います。

市川:そうだね。そのうえで、有無を言わせないような圧倒的なライブがやりたいです。

機材を遊ぶように触るところから、D.A.N.特有のサウンドは生み出される

ここは、都内にある櫻木さんの自宅兼プライベートスタジオ。部屋の中央には大きなデスクが置かれ、様々なシンセがところ狭しと並べられています。まずは櫻木さんが、この部屋で楽曲のモチーフとなるデモを制作し、外部スタジオでメンバーとセッションしながらアレンジを詰めていきます。再びそれを自宅に持ち帰り、DAWソフト内でエディットを加えながら完成させていくのだとか。つまりここは、櫻木さんが作曲を行い、メンバーとともにプリプロダクション / ポストプロダクションを行う、D.A.N.の音楽の「要」となる秘密基地です。

スタジオ風景

スタジオ風景
スタジオ風景

お気に入りの機材 1:KORG「minilogue」

KORG「minilogue」
KORG「minilogue」(商品詳細を見る

国内メーカーとしては、早い段階からアナログシンセブームの先鞭をつけてきたKORG。「minilogue」は、スリムタイプの37鍵盤を搭載した本格的なアナログシンセです。アルミパネルが印象的なスマートなボディには、ステップシーケンサーやオシロスコープなど直感的に操作できる様々な機能を搭載。波形を視覚的に表示するオシロスコープ機能も、クリエイティビティーを刺激します。

櫻木:デザインがいいですね。斜めにカーブになっているシェイプとかたまらないです。音作りもすごく簡単で、ツマミを直感的にいじるだけでいろいろな音色が作れるのは嬉しい。特に「ボイスモード」という機能が面白いんですよ。「minilogue」は4ボイスのポリシンセなんですが、「ボイスモード」はその鳴らし方を選べる機能で、ユニゾンやモノで使ったり、最大4音のアルペジエーターが動作したりして便利です。ライブでは、サポートの小林うてながこれを使っています。レコーディングでは僕が弾くこともあって、『TEMPEST』でも結構使っていますよ。

KORG「minilogue」
KORG「minilogue」(商品詳細を見る

お気に入りの機材 2:ARTURIA「BeatStep Pro」

ARTURIA「BeatStep Pro」
ARTURIA「BeatStep Pro」(商品詳細を見る

ソフトシンセ、アナログ&デジタルのハードウェアシンセ、ドラムマシン、iPadアプリなどを同時にコントロールできる、パフォーマンスシーケンサー。瞬時にアクセスできる16種類のプロジェクトにはそれぞれ16種類のメロディックシーケンス、16種類のドラムシーケンスパターンをメモリーできるため、これらを組み合わせれば、1プロジェクトにつき4000種類以上ものコンビネーションをプレイできます。

櫻木:いわゆるシーケンサーなのですが、自分の好きな音源を組み合わせてリズムパターンが組めるのはとても楽しいですね。今は、リズム音源にVERMONA「DRM-1 MkIII」、上モノにmoog「Mother-32」をつなげて鳴らしています。こういうのをいじっているときに、曲の断片が思い浮かんだりするんですよね。作曲ツールとして欠かせないです。

ARTURIA「BeatStep Pro」
ARTURIA「BeatStep Pro」(商品詳細を見る

お気に入りの機材 3:moog「Mother-32」

moog「Mother-32」
moog「Mother-32」(商品詳細を見る

moogにとって、初めてのテーブルトップ型セミモジュラータイプのモノフォニックシンセサイザー。32のオーディオとCVパッチ口、さらには32ステップシーケンサーを装備し、moog特有のフィルター機能もついて、店頭で8万円以下という価格も魅力です。もちろんモジュラー式なので、あらゆる音をパッチケーブル経由で入力し、「Mother-32」のフィルターやモジュレーションで音を加工することも可能。

櫻木:まず、このルックスに惹かれました。小さくて可愛いですよね。でも、音はアナログシンセらしくぶっといんです。これでシンセベースの音を作ったり、パーカッシブなノイズを作ったりして遊んでいます。買ったばかりでまだ把握していないところもあるのですが、これから操作しながら手探りで見つけていくのが楽しみですね。

moog「Mother-32」
moog「Mother-32」(商品詳細を見る

お気に入りの機材 4:VERMONA「DRM-1 MkIII」

VERMONA「DRM-1 MkIII」
VERMONA「DRM-1 MkIII」

完全アナログの音源部を持つパーカッションシンセサイザー。KICK、SNARE、CLAPなど、全部で8つのチャンネルが横列に配置されています。各チャンネルにはそれぞれ最適なパラメーターが用意されており、非常にバリエーション豊かで個性的なサウンドを得ることができる一台です。

櫻木:これはドイツのメーカーなんですけど、なによりデザインがかっこよくて好きです。プリセットの音色が登録されていないので、自分でオシレーターをいじりながら音を作っていくんですけど、キックの音の長さを伸ばし、音程をつけてベースとして使うなど、より自由な発想で音作りが楽しめるところがとても気に入っています。

VERMONA「DRM-1 MkIII」
VERMONA「DRM-1 MkIII」

様々なギターやシンセが並んだ、まるでコクピットのような、秘密基地のような櫻木さんのプライベートスタジオ。ここに三人が集まり、色とりどりの音をいじりながら、遊びながら、それがインスピレーションとなって、D.A.N.のあのミニマルかつ濃厚なサウンドになっていく。その様子を垣間見たような時間でした。

リリース情報
D.A.N.
『TEMPEST』(CD)

2017年4月19日(水)発売
価格:1,944円(税込)
SSWB-005

1. SSWB
2. Shadows
3. Tempest
4. Tempest _Neutral edit_

イベント情報
『D.A.N. ONEMAN TOUR “TEMPEST”』

2017年5月11日(木)
会場:大阪府 梅田 Shangri-La

2017年5月12日(金)
会場:愛知県 名古屋CLUB QUATTRO

2017年5月14日(日)
会場:東京都 恵比寿 LIQUIDROOM

プロフィール
D.A.N.
D.A.N. (だん)

2014年8月に、桜木大悟(Gt,Vo,Syn)、市川仁也(Ba)、川上輝(Dr)の3人で活動開始。様々なアーティストの音楽に対する姿勢や洗練されたサウンドを吸収しようと邁進し、いつの時代でも聴ける、ジャパニーズ・ミニマル・メロウをクラブサウンドで追求したニュージェネレーション。2014年9月に自主制作の音源である、CDと手製のZINEを組み合わせた『D.A.N. ZINE』を発売し100枚限定で既に完売。2015年7月にデビューe.p『EP』を7月8日にリリースし、7月にはFUJI ROCK FESTIVAL ‘15《Rookie A Go Go》に出演。 9月30日に配信限定で新曲『POOL』を発表。2016年4月20日には待望の1sアルバム『D.A.N.』をリリースし、CDショップ大賞2017ノミネート作品に選出される。7月には2年連続で『FUJI ROCK FESTIVAL’16』の出演を果たす。



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