コロナの影響もあり、リモートワークへ切り替える企業が頻出しています。実際に「在宅作業が増えた」という人も多いはず。しかし、なんでも揃っているオフィスとは異なり、自分の力で設備を整えなければなりません。生活空間でもある自宅を快適に作業できるスペースにするには、どうすればいいのでしょうか?
今回は、2020年11月からフルリモートになったCINRA社員をはじめ、実際に自宅で仕事をしているクリエイターのデスクまわりを見せてもらいました。仕事効率を上げるアイテムや、心地よく作業するための環境づくり、自宅作業の心構えなど、リモートワークにまつわるヒントを得られるかも。(第2弾の記事はこちら)
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植物と柔らかな日差しが、心と身体を整えてくれる
星文香さん / CINRA広報 / Instagram
Q.デスク環境のこだわりは?
家に50種以上ある植物です。なかなか自由に外に出られないなかでも、水をやったり、陽に当てたりすることで成長していく植物の姿をとおして、私自身も、生きている実感を得られました。また、インテリアとしても部屋の雰囲気をよくしてくれます。長時間家にいても快適なのは、植物を置いていることが要因のひとつである気がしています。
Q.リモートワークが増えたことで、買い足したアイテムはありますか?
「IKEA」のオフィスチェア。価格も1万円以下とあまり高くないのに、使い心地がとてもよくておすすめです。
Q.そのほか、快適に過ごすためのおすすめグッズを教えて!
「BALMUDA」の空気清浄機と加湿器。特に冬は、暖房をつけると部屋が乾燥するので、加湿器を焚きながら、空気清浄機も同時につけてウイルス対策をしています。デザイン性もとても高く部屋の統一感を妨げることもないため、お気に入りです。
Q.リモートワークを快適に過ごすために必要な心構えとは?
自分の身体や心の声にきちんと耳を傾けてあげること。オフィスは、デスクや椅子、Wi-Fiや電気など、仕事をするための設備がきちんと整っていますが、家はこれまで働くための場所ではなかったので、環境が整っていない場合が多いと思います。そんななかでも、心身ともに健康に、快適に過ごすためには、身体や心のちょっとした変化を見逃さず、気になることがあったら少しずつ物を買い足したり、室内のメンテナンスをしたりすることが重要だと感じます。
あとは、仕事が捗るポイントを見つけることも大切にしています。例えば、朝イチでコーヒーを入れて飲むことでお昼まで集中できるとか。自分のなかで、仕事が捗るポイントを見つけるといいですよ。
光永智子さん / CINRA営業 / Instagram
Q.デスク環境のこだわりは?
植物を置くこと、光が入ること、いい香りがすること。
Q.リモートワークが増えたことで、買い足したアイテムはありますか?
アロマポッド
Q.デスクまわりでいちばんのお気に入りアイテムは?
植物たち。元気になるから。
Q.リモートワークを快適に過ごすために必要な心構えとは?
意識的にリフレッシュする時間を取ること。
半径1メートルに仕事道具を置いて、作業効率を上げる
有田紗世さん / 営業ディレクター / Instagram
Q.デスク環境のこだわりは?
手に届く範囲に使いたいものすべてがあること。仕事柄リモート会議が多く、食事の時間をまとめてとることがなかなかできないので、キッチンの真横にある備えつけのデスクで仕事をしています。リモート会議の合間にパスタを茹でたりコーヒーを淹れたりと、ほぼ動かずすべてを終えられるので効率的です。リモートワークをするうえで決めているルールは、仕事が終わるまでソファーに寝転がらないこと!
Q.リモートワークが増えたことで、買い足したアイテムはありますか?
ソファーです。私の会社は、今後月1回出社する以外はすべてリモートワークとなるので、家のなかでもオンオフをつけるために購入しました。
以前は、いま仕事をしているデスクで食事をすることが多かったのですが、完全に仕事用デスクになったので、食事やリラックスしたりするためのスペースが別で欲しいなと。仕事が終わったらソファーに寝転んで本を読んだり、映画を観たりしています。
Q.デスクまわりでいちばんのお気に入りアイテムは?
「MOFT」の多機能キャリーケースです。姿勢を保つためにPCスタンドが欲しかったのですが、一方で、気分転換に近所のカフェで仕事をすることもあり、PCを持ち運ぶことが多いので、キャリーケースとスタンド一体型のキャリーケースはとても便利で重宝しています。
Q.そのほか、快適に過ごすためのおすすめグッズを教えて!
一人分のティーストレーナーです。出社していたときはコーヒーを飲むのが気分転換になっていました。リモートになったいまは、紅茶やコーヒー、チャイ、ココア、煎茶など、家の飲み物のレパートリーを増やしています。気分にもよりますが、1日2、3杯は飲んでいて、これがあればティーバッグでなくても紅茶やお茶を一人分入れられるので便利です。たっぷり入れるときはタンブラーを使っています。
Q.リモートワークを快適に過ごすために必要な心構えとは?
自分のなかに、オンオフのスイッチを持つこと。仕事をしながらも、洗濯を回したり夜ご飯をつくれたりと、移動しないことで得られるメリットはたくさんあります。その分、仕事とプライベートの境目がなくなってしまうので、食事をする際は社内ツール(slack)に「食事中」のマークをつけたり仕事が終わったら家のなかで過ごす場所を変えたりと、自分で工夫をしてメリハリをつけています。
気分を上げるアイテムを置いて、仕事のギアを入れる
小島直子さん / CINRAプロダクトディレクター / Instagram
Q.デスク環境のこだわりは?
どうしても無機質なものに囲まれてしまいがちなので、デスク周辺には植物や石など自然のものを置いたり、人の手でつくられたオブジェや作品を置いたりするようにしています。
また、オンラインミーティングのときに自分の顔がはっきり映るよう、自然光が当たる場所にデスクや椅子を置くようにしたり、できるだけ背景に物を置いたりしないように気をつけています。
Q.リモートワークが増えたことで、買い足したアイテムはありますか?
小さな屋上があるので、晴れた日はそこで作業できるよう折りたたみテーブルと椅子を買いました。とても気分転換になります。
また、自宅にいる時間が長くなると、コーヒーやお茶を飲む回数が増えるので、「CHEMEX」のコーヒーメーカーを買いました。
Q.そのほか、快適に過ごすためのおすすめグッズを教えて!
ずっと座って作業していると足腰が冷えてむくんでしまうので、着圧ソックスや湯たんぽなど冷えとむくみを解消するアイテムがあると快適です。体調がよくなり仕事も捗ります。身体をあたためるものは一年をとおして大切。
Q.リモートワークを快適に過ごすために必要な心構えとは?
リモートワーク当初は、基本的に誰でも快適だと感じるものです。ただ、長い目で見たときにその快適さをずっと維持し続けられるかというと、意外と思うようにいかなかったりします。
例えば最近感じることは、長期間在宅で仕事している場合、外からの刺激が減ることで少しずつ感覚が鈍り、些細な変化に気づきにくくなってくるということ。そういうときは散歩をしたり、いつもと違う場所で仕事をしてみたり、模様替えをしてみたりするようにしています。環境や過ごし方にメリハリをつけると、より長く快適にリモートワークができるのではないでしょうか。
伊藤亜莉さん / フリーランス、eläväni編集長 / Instagram
Q.デスク環境のこだわりは?
リモートワークせざるを得ない状況になった際に、「家で仕事をするために」というよりも、「どこでも快適かつ効率的に仕事ができるように」をテーマにいろいろと揃えました。
もともとあったテレビをサブディスプレイとして活用して自宅でも作業しやすくしたり、モバイルキーボードを購入し、外出する際は仕事状況に合わせて携帯とそれだけ持って、どこでも身軽に対応できるようにしたりしています。
Q.リモートワークが増えたことで、買い足したアイテムはありますか?
iPad pro。クリエイティブをつくるのに使えるのと、テレビ会議前にラフを手書きでさっと用意してそれをもとに打ち合わせしたりと、意思疎通をスムーズにするために大活躍しています。ちゃんと使いこなせるか心配だったのですが、いまはPCよりiPadを使って仕事する時間のほうが多くなりました。
あとは、ライトリング。自宅が間接照明のみで、夜にテレビ会議をする際にどうしても明るさが足りないので買いました。小さくて軽く、クリップ式でどこにでも簡単につけられるので重宝しています。
Q.デスクまわりでいちばんのお気に入りアイテムは?
中目黒の「waltz」で買ったカセットデッキ。ラジオをつけながら仕事をしたり家事をしたりと、作業が捗るのでお気に入りです。テレビやインターネットだと情報が入りすぎて疲れてしまうので、家にいる時間が長いいまは、特に助けられています。
Q.そのほか、快適に過ごすためのおすすめグッズを教えて!
家で仕事することが増えてコーヒーや飲み物を自宅で頻繁に飲むようになりました。そのなかでも、知人のやっている「Verseau」というブランドのハーブティーは朝と夜がテーマになっていて、時間帯によって飲み分けることもできるのでおすすめです。パッケージもかわいいのでデスクに飾ったりしています。
Q.リモートワークを快適に過ごすために必要な心構えとは?
効率よく仕事をして、それ以外は、なるべくリラックスしたり料理をしたりなど「本来の家の過ごし方」ができる時間をなるべく長くとるようにしています。
そのために、Googleカレンダーに時間割を決めて入れて、洗濯・夕飯の支度の時間までに仕事のキリをつける、などを意識的に行っています。どちらかというといままでの生活はアナログだったのですが、効率的に時間を使うためにルンバを導入するなど、我が家のデジタル化も進みました(笑)。
今回は、自分自身のライフスタイルに合わせて作業デスクをカスタムしている5人を紹介しました。「いいな」と思ったスタイルがあれば、ぜひできるところから取り入れてみてください。第2弾の記事も合わせてチェック!
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