フォントワークスがLINEオリジナルフォント「LINE Seed JP」を共同開発。無料公開

フォントワークスがLINEオリジナルフォント「LINE Seed JP」を共同開発したことが発表された。
LINEはブランディングの一環として欧文コーポレートフォント「LINE Seed Sans」を2020年にグローバルでリリース。フォントワークスは今回、その日本語書体である「LINE Seed JP」をLINEクリエイティブセンター BXデザイン室と共同開発した。「LINE Seed JP」は今後LINEの事業活動や様々なイベントで使用されるほか、「LINE Seed」のウェブサイトではフォントファイルが無料公開されている。
「LINE Seed JP」の特徴は「親しみのある“カドマル”ゴシック」「明るく、大人なモダンスタイル」「日本語ならではの美しさと整合性のバランス」。フォントワークスのウェブサイト内「もじがたり」にはプロジェクトの背景について語るLINEクリエイティブセンター BXデザイン室へのインタビュー、フォントワークスのnoteには「LINE Seed JP」の書体の解説が掲載されている。
なお利用規約では「LINE Seedフォントの知的財産権はLINE Corp.にあります。個人および企業ユーザーを含むすべてのユーザーに無料で提供され、自由に使用することができます。ただし、フォントの有料販売は禁止され、その他すべての商業的な利用が可能です。フォントファイルの有料販売を除く営利目的で活用する場合は、著作権表記をお勧めします」とされている。
【LINE株式会社 LINEクリエイティブセンター BXデザイン室のコメント】
グローバル企業として一貫したブランディングを行うために、コーポレートフォントの役割はとても重要だと考えています。コミュニケーションの言語が変わっても、コーポレートフォントはブランドの声となって同じトーンでメッセージを伝えることができます。
LINEはテキストコミュニケーションを中心に成長したサービスであり、言葉を大切にする企業だからこそ、コーポレートフォントを開発することは大きな意義があります。
『LINE Seed JP』のデザインは、LINEのブランドアイデンティティが表現できることや、ユーザーフレンドリーであることに徹底的にこだわりました。今回のフォント開発によって、あらゆるシーンにおいて唯一無二のLINEならではのフォントで、シンプルかつユーザーフレンドリーな印象を与える事ができ、ユーザーの皆様のコミュニケーション体験をより豊かなものにしていくことを目指しています。
【フォントワークス株式会社 書体デザインディレクター 藤田重信のコメント】
『LINE Seed JP』の制作はフォントワークスにとっても大きな挑戦でした。
すでにある『LINE Seed Sans』は誠実で温厚という人格を感じたので、日本語書体では、「大人のひとが微笑んでいるような印象を持った文字」をイメージして監修にあたりました。『LINE Seed JP』がLINE社で末永く愛されるコーポレートフォントになることを願います。
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