『ドイツの最も美しい本2006』はドイツ・エディトリアルデザイン財団により、その年度の新刊本から厳しい審査で定評のあるコンクールによって選出される本の展示。
本の内容から組み立てられた造本コンセプトをもとに計画された、タイポグラフィ、グラフィック、組版、用紙、印刷、製本。これらを可能な選択肢より厳選し、最も効果的な方法でつくり出された、2006年度の応募図書943点のなかから選出された60点を紹介する。
一方、昨年度から紹介されている「造本装幀コンクール」は、「より美しく、よりよい本づくり」を目指すもので、今年で41回目を迎える。今回は363点の応募図書のなかから、組版、色、レイアウト、ジャケットの美しさや機能性、材料、印刷、製本の観点から選び出された29点を紹介。
現代の日本とドイツで選ばれた美しい本を、実際に手にとってじっくりと見比べられるうれしい機会になっている。
『第41回造本装幀コンクール展』
『ドイツの最も美しい本2006』
2007年11月3日(土)~2008年2月3日(日)
会場:印刷博物館(文京区)
料金:入場無料 ※印刷博物館本展示場にご入場の際は入場料が必要