ベルリンを拠点に活動するトーマス・デマンド氏の2度目の個展がタカ・イシイギャラリーにて開催

タカ・イシイギャラリー(清澄白河)にて、ベルリンを拠点に活動するトーマス・デマンド氏の2度目の個展が11月10日(土)から12月8日(土)まで開催。近作の写真作品とともに、「Yellowcake」(ウラン鉱粗製物の意) と 「Camera」 という35mm フィルム作品をあわせて発表する。

彫刻家としての教育を受けたデマンド氏は、紙を使って精巧に作り上げた「彫刻」を、フィルムや写真を媒介として写し出すことで表現をしており、この「彫刻」自身を展示せず、常にイメージのみを発表している作家。

その彫刻の題材ととなる場所は政治的・社会的・美術史的に大きな意味のあるところを扱いながら、紙だけで出来上がったそのイメージからは空虚さが強く感じられる。

2005年に国立近代美術館で開催されたドイツ写真のグループ参加以来2年ぶり、日本では2度めの個展となる。

『トーマス・デマンド展』
2007年11月10日 ~ 2007年12月08日
会場:タカイシイギャラリー(清澄白河)
料金:入場無料

(画像:トーマス・デマンド “Embassy VIIb,” 2007年 Cプリント、プレキシグラス, 94 x 90 cm Courtesy of the artist and Taka Ishii Gallery)

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