2007年で没後30年を迎えた喜劇王チャールズ・チャップリン。今もなお各国の映画ファンに愛されているチャップリンの秘書が日本人、高野虎市氏であったことはあまり知られることのなかった事実だった。
2006の春、京都において行われた近年発掘された高野氏の遺品を、初めて公開する展覧会『チャップリンの日本』が、東京でも開催する運びとなり、これらの遺品にフィルムセンター所蔵のチャップリン関連資料を加えた企画展となる。
高野虎市氏は1916年から1934年まで、18年間にわたりチャップリンの秘書を務め、チャップリンの信頼のもと、喜劇スターから世界の映画芸術のリーダーへ羽ばたいてゆくチャップリン献身的に支えた人物。喜劇王と日本の交流や、日本におけるチャップリン映画の受容の歴史を振り返る。
没後30年記念
『チャップリンの日本 チャップリン秘書・高野虎市遺品展』
2007年10月30日~12月27日 11:00-18:30(入場は午後6時まで)
休室日:月曜日
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(企画展)
料金:一般200円、大学生・シニア70円、高校生40円