大駱駝艦は13日より、創立35周年公演として、新作「カミノベンキ」「カミノコクウ」の2作品を東京・世田谷パブリックシアターにて上演する。上演期間は23日まで。
1972年の創立以来、数多くの舞踏手を世に送り出している舞踏集団・大駱駝艦。彼らを率いる主宰・麿赤兒氏の創作の根底にあるのは、忘れ去られた「ヒト」の身振りなどの所作の採集と構築、そしてそれを近代という時空の中で表現することだ。
今回公演される2作品では、「ヒト」の歴史を何百、何千年と遡り、「ヒト」が「ヒト」という意識なく大地に立ったその一瞬を「生け捕り」にして、舞台上で表現するという。
あの日 ビッグ-バン以来 距離を食らい続け 距離を排泄し続けた 我々 遂にこの星から 遁走するに至った その モノガタリを 見届けて 聞き届けて いただきたい…
麿赤兒
大駱駝艦・天賦典式 創立35周年公演
『カミノベンキ』『カミノコクウ』
2007年12月13日(木)~2007年12月23日(日)
会場:世田谷パブリックシアター
振鋳・演出・美術:麿赤兒
鋳態:麿赤兒、村松卓矢、向雲太郎、石川正虎、八重樫玲子、兼澤英子、小林裕子ほか
料金:一般 指定 A席4,500円(1・2階)、整理番号付自由 B席3,000円(3階)
※当日は各500円増
(画像:麿赤兒 撮影=荒木経惟)