紀伊國屋書店は創業80年を記念して、「もう一度読み返したい」「店頭で販売をしたい」1冊を書店員から募集。その結果を元に、各出版元に重版可能なタイトルを打診し、7社40タイトルの復刊を実現した。
復刊のラインナップは
集英社文庫から『池袋モンパルナス』(宇佐美承著)、ちくま文庫から『東京ミキサー計画』(赤瀬川原平著)、中公文庫から『『映画千夜一夜 上・下』(淀川長治著)、ハヤカワ文庫からは『タイムクエイク』含むカート・ヴォネガットの4冊、などアート・映画関係も多数。
紀伊國屋書店各店店頭では12月中旬より「読ミガエル名作~紀伊國屋書店文庫復刊フェア」を順次、開催するという。
「本屋大賞」やPOPなど、書店員の手でベストセラーが生まれることは多い。書店からのアプローチによる復刊にも、今後は注目だろう。