2月2日から15日まで、ポレポレ東中野にて“食べる”というテーマの特集上映が開催される。
BSE、鳥インフルエンザや賞味期限切れの食べ物を提供するなど、食に関する問題が絶えない昨今、食の本質を映画を通して見つめ直すという意欲的な企画で、食に関するドキュメンタリー映画や産業映画を上映する。2007年11月に公開されたロングラン作品『いのちの食べかた』の上映も、特集上映の合間にはさむとのこと。
同館担当の石川氏は「今日の食の病理を考え直す機会にしていただきたいと企画しました。上映されることの少ない貴重な作品ばかりですので、ドキュメンタリー史を概観できる機会にもなると思います。」と語っている。
『「食べる」映画特集』
2008年2月2日~15日 連日12:30/21:00の2回上映
会場:ポレポレ東中野
料金:前売 1回券1,300円(劇場、チケットぴあにて販売)
3回券3,300円(劇場にて限定販売)
当日 一般1,500円/学生1,300円/中・高・シニア1,000円/小700円
『いのちの食べかた』の半券提示で一般1300円に割引
上映作品:
ドキュメンタリー
『肉』(113分/1976年/16mm)監督:フレデリック・ワイズマン
『人間の街―大阪・被差別部落―』(80分/1986年/16mm)監督:小池征人
『ダーウィンの悪夢』(112分/2004年/35mm)監督:フーベルト・ザウパー
『不安な質問』(85分/1979年/16mm)監督:松川八洲雄
『アルプス・バラード』(100分/1996年/35mm)監督:エリッヒ・ラングヤール
『オレンジ』(58分/1998年/βCAM or DV)監督:アモス・ギタイ
『満山紅柿』(90分/2001年/16mm)監督:小川紳介/彭小蓮
『松前君の後輩の映画』(83分/1993年/16mm)監督:大木裕之
産業映画
<キッコーマン―醤油と食生活>(計104分)
『現代しょうゆ事情―アメリカを行く』(35分/1981年/DV)監督:播磨晃
『懐石料理―その心と作法』(22分/1976年/DV)監督:重森貝崙
『三歳児・食べるよろこび』(27分/1976年/DV)監督:重森貝崙
『ふたりのクッキング』(20分/1977年/DV)監督:湯本昌/山田礼於
<漁>(計99分)
『流網船』(40分/1929年/16mm)監督:ジョン・グリアスン
『世界の魚網』(26分/1964年/DV)監督:竹内信次
『荒海に生きる―マグロ漁民の生態』(33分/1958年/16mm)
<米、麺、ビール>(計84分)
『新しい米つくり』(30/1955年/DV)監督:丸山章治
『即席ラーメン』(19分/1970年/DV)監督:上野耕三
『麺』(20分/1975年/DV)監督:上野大梧
『ビール誕生』(15分/1954年/DV)監督:柳澤壽男
<東京シネマ―食の科学映画>(計75分)
『選ばれた乳酸菌』(18分/1965年/DV)
『生命の牧場』(30分/1966年/DV)
『うま味と生命』(27分/1968年/DV)