タカ・イシイギャラリー(東京・清澄)にて1月26日まで『佐伯洋江展』が開催中。
佐伯洋江氏は1978年大阪に生まれ、現在は京都を拠点に制作を続けているアーティスト。初期から一貫してケント紙にシャープペンシルや鉛筆で描いてきた佐伯氏の作品群は、この数年の間に150点を超え、その表現世界は花鳥風月など自然を連想させるモチーフから新たな展開を見せている。
タカ・イシイギャラリーでは2回目となる今回の個展には、横幅が3メートルを超える4点組の大型作品が出品されるなど、ギャラリースペースの空間と呼応した大小様々な新作が並ぶ。
佐伯氏は2006年にVOCA奨励賞を受賞。目黒区美術館で開催されたグループ展「線の迷宮<ラビリンス>II - 鉛筆と黒鉛の旋律」(2007年)、2008年3月には国立新美術館で開催予定の「アーティスト・ファイル」展へ参加するなど発表の場を広げている。MOMA(ニューヨーク)、UBSアートコレクション(ロンドン)、Deutsche Bankアートコレクション(フランクフルト)などに作品が所蔵され、海外のアートフェアでも大きな注目を集めている。
また、S.O.L.(seeds of life)よりタイクーングラフィックスの宮師雄一氏デザインによる佐伯洋江作品集『HIROE SAEKI WORKS』も発売される。
『佐伯洋江展』
2007年12月22日 ~ 2008年01月26日 12:00~19:00
月曜・祝祭日休館
会場:タカイシイギャラリー(東京・清澄)
料金:入場無料
(画像:#137 Hiroe Saeki Untitled, 2007 Pencil and ink on paper, 74.5×111cm (Courtesy of Taka Ishii Gallery))