小指値が送る2008年最初の公演は、2月7日~9日の3日間、こまばアゴラ劇場にて行われる「冬のサミット2007」での上演作品『霊感少女ヒドミ』。
『霊感少女ヒドミ』はハイバイが2005年に上演したオムニバス公演「ポンポンお前の自意識に小刻みに振りたくなるんだポンポン」の終演後、突然続けて始まった40分の短編。実物の役者と映像の役者が絡む会話劇と、スライド映写と共に妙なリズム感の語りで物語は進行する。
小指値の演出を手がける篠田氏が、リミックスする作品として『霊感少女ヒドミ』を検討していた際に、タイミングよくハイバイの岩井氏からも声をかけられたというこの作品。
「自分達が見たいものを具現化するだけだ」という強い意志をもった小指値のリミックスに期待が高まる。
国道16号ぞいのマンションに住むヒドミは、何故自分がここにすんでいるのか、分からない。今日も世界に自分の影を探す。そして念願叶ってやってきた恋人のヨシヒロ。それを阻止しようと亡霊達が現れる。
『霊感少女ヒドミ』
2008年2月7日(木)~2月9日(土)
会場:こまばアゴラ劇場(東京・駒場)
原作:岩井秀人(ハイバイ)
作:北川陽子
演出:篠田千明
出演:初音映莉子 三浦俊輔 NAGY OLGA 大道寺梨乃
中林舞 野上絹代 山崎皓司
料金:予約2,000円 当日2,500円