2月のARTIST FILE > ART/DESIGNで紹介したtEntのメンバー、田中浩也氏率いる研究室の展覧会が、なんと「お寺」で行われることとなった。田中浩也氏の研究室では、ユビキタスと呼ばれる先端技術群を、あえて「自然を参照する」ことに使い、技術をデザインしてきた。
寺院というまさに森羅万象と人間とのいとなみによって築かれた場で、「アニミズム(=生物・無機物を問わないすべてのものの中に霊魂、もしくは霊が宿っている)」と「サイエンス(自然を科学的に分析の対象として捉えてみる)」とはどんな相乗効果を生み出してくれるのか?
また、両日ともトークシンポジウムを開催するという。ユビキタス時代を考えるにあたって、深い示唆を与えてくれそうな展覧会だ。
慶応義塾大学田中浩也研究室 × 彼岸寺
『Nature, and Beyond -アニミズムとサイエンスが出会うデザイン展』
2008年3月7日~8日 17:00~22:00
※法要等が入った場合は、展覧会が中止となる可能性あり。
(中止の場合は当日朝までにWEBページにて告知あり)
会場:梅上山 光明寺(東京・神谷町)
料金:入場無料
展示予定作品:
Plantio (日本グッドデザイン賞2007新領域部門受賞等)
Oto-Shigure (WISS2007最優秀デモ発表賞受賞等)
Ene-Geomatrix (学生CGコンテスト2007インタラクティブ部門最優秀賞等)
石のイシ (CHI2007発表、日本科学未来館「予感研究所」出展等)
SKYLIGHT (JWDA日本ウェブデザインアワード・ニューフェイス賞等)
Bogs (SIGGRAPH2007アートギャラリー出展等)
および新作
トークシンポジウム出演予定者:
渡邊淳司(NTT/さきがけ)
石若裕子(SoftBank)
福原志保+Bradley Fraser (バイオメディア)
松本圭介×松下弓月(彼岸寺)
※両日20~21時を予定。
主催:田中浩也研究室×彼岸寺
詳しい日程・内容・アクセス方法はウェブサイトを参照のこと。