ヌーヴェル・ヴァーグの中心人物の一人、ジャック・リヴェットのフィルムが日本未公開のものも含めほぼ全作品が公開されることとなった。
今年80歳を迎えるリヴェット氏の最新作、「ランジェ公爵夫人」（フランス映画祭2008の特別招待作品）の公開を記念してのイベントだ。作品は第一期がユーロスペース、第二期が東京日仏学院で開催される。長尺で知られるリヴェット氏の作品、映画館で見られる機会を見逃すわけにはいかないだろう。
フランス映画祭2008特別上映イベント
『ジャック・リヴェット レトロスペクティヴ 秘密と法則の間で』
第一期
2008年3月15日（土）～3月21日（金）
会場：ユーロスペース
第二期
2008年3月16日（日）～4月27日（日）
会場：東京日仏学院
※詳しいタイムテーブル、ゲスト情報は公式サイト参照
上映作品一覧：
「王手飛車取り」
LE COUP DU BERGER 1956年/30分/モノクロ
「パリはわれらのもの」
PARIS NOUS APPARTIENT 1960年/2時間15分/モノクロ
「現代の映画作家 ジャン・ルノワール」
JEAN RENOIR LE PATRON 1966年/4時間26分/モノクロ
「修道女」
LA RELIGIEUSE 1966年/2時間15分/カラー
「狂気の愛」
L’AMOUR FOU 1968年/4時間15分/モノクロ
「アウト・ワン」
OUT 1 : NOLI ME TANGERE 1970年/12時間40分/カラー
「セリーヌとジュリーは舟でゆく」
CELINE ET JULIE VONT EN BATEAU 1974年/3時間13分/カラー
「デュエル」
DUELLE 1975年/2時間1分/カラー
「ノロワ」
NOROIT 1976年/2時間10分/カラー
「メリー・ゴー・ラウンド」
MERRY-GO-ROUND 1977年/2時間40分/カラー
「北の橋」
LE PONT DU NORD 1981年/2時間7分/カラー
「地に堕ちた愛」
L’AMOUR PAR TERRE 1984年/2時間5分/カラー
「嵐が丘」
HURLEVENT 1985年/2時間10分/カラー
「彼女たちの舞台」
LA BANDE DES QUATRE 1988年/2時間40分/カラー
「美しき諍い女」
LA BELLE NOISEUSE 1991年/3時間56分/カラー
「ジャンヌ・ダルク 愛と自由の天使」
JEANNE LA PUCELLE LES BATAILLES 1994年/2時間40分/カラー
「ジャンヌ・ダルク 薔薇の十字架」
JEANNE LA PUCELLE LES PRISONS 1994年/2時間56分/カラー
「パリでかくれんぼ」
HAUT BAS FRAGILE 1995年/2時間49分/カラー
「シークレット・ディフェンス」
SECRET DEFENSE 1997年/2時間50分/カラー
「恋ごころ」
VA SAVOIR 2001年/2時間30分/カラー
「Mの物語」
HISTOIRE DE MARIE ET JULIEN 2003年/2時間30分/カラー
