英国人SF作家として知られるアーサー・C・クラーク氏が3月19日、呼吸不全によりスリランカで死去した。享年90歳。
氏はスタンリー・キューブリックの名作として知られる『2001年 宇宙の旅 2001: A Space Odyssey』の原作者、共同脚本家としても知られる世界的なSF作家。その他、100以上のSF作品を世に送り出しており、1998年にはエリザベス女王からナイトの称号も授与されていた。
第二次世界大戦中は電波探知法やレーザーの開発に取り組み、1945年に衛星通信に関する論文を執筆。この論文で現在の静止衛星の概念を初めて科学的に示したことでも有名。