極上の音楽センスと映像美で映画ファンを虜にするウォン・カーウァイ監督の最新作『マイ・ブルーベリー・ナイツ』が公開中。
映画初出演となるグラミー賞歌手のノラ・ジョーンズが演じるヒロイン「エリザベス」は恋人の心変わりで失恋をしてしまう。そんな彼女が通うカフェのオーナーであり、毎晩彼女のためにブルーベリー・パイを残しておいてくれるジェレミーとの距離が縮まるように見えたが、エリザベスは新たな自分を探すため、旅に出てしまうのだった。
半年後にジェレミーの元に「あなたのブルーベリーパイが世界中で最高！」と書かれたハガキが届き、ジェレミーはエリザベスを探し始める。
ウォン・カーウァイ監督の前作「2046」のテーマは「時間」だったが、今回は「距離」をテーマに描いており、失われたひとつの恋から次の恋に進むためには、どれだけの「距離」が必要なのか、その果てしない道のりを描いている。
ブルーベリー・パイをモチーフに、つらい失恋から出発した旅。ウォン・カーウァイ初の英語映画は、豪華オールスター・キャストによる愛に彷徨う人々の切ないラブストーリーだ。
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
2008年3月22日(土)日比谷スカラ座東宝洋画系にて全国拡大ロードショー
監督：ウォン・カーウァイ
脚本：ウォン・カーウァイ、ローレンス・ブロック
製作：ウォン・カーウァイ、ジャッキー・パン
音楽：ライ・クーダー
出演：ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズ、エド・ハリス
（画像：(C)Block 2 PICTURES 2006）
