シネマート六本木にて日本のドキュメンタリー映画を期間限定公開する『日本ドキュメンタリー映画セレクション』が3月29日(土)から4月11日(金)まで開催される。
連日10:40からは今年の2月に亡くなった市川崑監督作品『東京オリンピック』が上映。第18回オリンピック東京大会を総勢556人のスタッフ陣を率いて撮影。 総額3億7千万円を投じた3時間に及ぶ長編大型記録映画だ。市川監督は和田夏十氏、谷川俊太郎氏とともに脚本も執筆している。世紀の祭典が永遠に記録された映像として貴重な作品だ。
19:30からは横浜の街角で、本名も年齢も明かさずに娼婦としての行き方を貫いた女性「メリーさん」の生き様を描いた『ヨコハマメリー』が上映される。
1995年冬、忽然と姿を消したメリーさんを暖かく見守ってきた人々の温かさと、横浜という街、そして日本という国の歴史の一断面を感じることのできる作品。本作がデビューとなる中村高寛氏は4月12日から公開される映画『靖国 YASUKUNI』では助監督を務めている。
『日本ドキュメンタリー映画セレクション』
会場:シネマート六本木(東京・六本木)
料金:1,000円
2008年3月29日(土)~4月11日(金)10:50~13:10
「東京オリンピック」
総監督:市川崑
脚本:和田夏十、白坂依志夫、谷川俊太郎、市川崑
撮影:林田重男、宮川一夫ほか
音楽:黛敏郎
企画・監修:オリンピック東京大会組織委員会
製作:東京オリンピック映画協会
2008年3月29日(土)~4月4日(金)
「ヨコハマメリー」
監督:中村高寛
出演:永登元次郎、五大路子、杉山義法、清水節子、広岡敬一、団鬼六、山崎洋子、大野慶人、福寿祁久雄、松葉好市、森日出夫 他
テーマ曲:「伊勢佐木町ブルース」
主題歌:渚ようこ
写真:森日出夫
イラスト:宇野亜喜良
提供・配給:ナインエンタテインメント