各界のマンガ通が「その年一番のマンガ」を選ぶべく創設された「マンガ大賞」の受賞作品が、石塚真一氏の作品『岳』に選ばれたことが発表された。『岳』は小学館のビックコミックオリジナルで連載中の山岳事故に関する人間模様や出来事を描いた作品。現在6巻まで発売されており累計で120万部を売り上げている。
「マンガ大賞」選考対象は07年1月1日~12月31日の1年間に単行本が出版され、最大8巻までの作品が対象となっており、よしながふみ氏の「大奥」、吉田秋生氏の「海街diary 1 蝉時雨のやむ頃」、石川雅之氏の「もやしもん」など12作品が候補に選ばれていた。
同賞は選ぶ作品の方向性はマンガ界の「直木賞」を目指し、選考方法を「本屋大賞」と同じく現場の声が影響するものを採用しており、マンガ界の新しい歴史としてスタートしている。