4月3日から6日まで、旧練成中学校を利用して行なわれた国際現代アートフェア『101TOKYO』。『アートフェア東京』と時を同じくして開催されたこのアートフェアは、アートフェア東京がスタンダード、だとすれば、こちらはカッティング・エッジ、と形容できようか。コンテンポラリーアートに特化したアートフェアで今回が一回目。14の画廊が日本から、もう14の画廊が海外からという国際色豊かな内容に、これから何かが起こる、新たなエネルギーを感じた。
元中学校を利用した本イベント。校舎の入り口の階段には、「101」が。
magical, ARTROOMのブース風景。展示されていたのは栗山斉氏、秋山幸氏、大庭大介氏の3氏の作品だった。
FOILギャラリーのブースには、川内倫子氏の写真や角田順氏など、個性の強い作品が多く、海外からの来場者も足を止めていた。
YUKARI ART CONTEMPORARYのブース。CINRA MAGAZINEでもおなじみの大畑伸太郎氏の平面&立体作品やいしかわかずはる氏の糸を使った作品などが展示。主宰のみつまゆかりさんに話しを聞くと、「アートフェアは色んなジャンルの作品があるけど、ここはコンテンポラリーなギャラリーばかりなので、海外のアートフェアに雰囲気が近いです」と。
インドのムンバイとニューヨークに拠点を持つThe Guild Art Galleryのブース。
2001年にオープンしたニューヨークのギャラリー、ATM gallery。
オーストラリアはメルボルンのNeon Parc。ポスターにアクリルをのせている作品はDan Arps氏の作品。
メイン会場の向かいの「教室」では、「MAURO」(カフェ)が。出展者や来場者の交流の場にもなっており、ライブなども行なわれる。終始エネルギーに溢れながらも急いでいない、このイベントの雰囲気を体現していた。