ギャラリーの拡張のため閉鎖されていた渋谷のギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND」のリニューアル後第1弾のギャラリーアーティスト、姉川たく個展『秘密の寓話』が4月12日(土)から5月11日(日)まで開催される。
姉川氏は、主にアニメーションやデジタルコンテンツといったメディア・クリエイティブの現場で活躍しながら、一方で、刺繍を用いたアートワークも取り組んでいるアーティスト。
今回の個展では自らの創作活動の可能性を広げるべく、ドローイングと刺繍のコンビネーションという新たな表現にチャレンジしており、同氏の得意とする奇異とコミカルという素材から紡がれる渾身の新作シリーズとなっている。
また、姉川氏は今回の個展に寄せて以下のような詩を発表している。
「秘密の寓話が語られる時、喜びは痛みへ、悲しみは恍惚へと昇華される。
細部に宿る精霊たちは、やがて脳の王国で踊り出す。
秘密の痛みの中に、物語を閉じ込めて、僕の寓話は語られる。」
見る者に「本当は恐ろしいけど、どこか笑えてきてしまう」気持ちを与える姉川氏の作品。人間の深層心理に少し触れ、また逃げ去るような絶妙な空気感を味わうことのできる展覧会だ。
姉川 たく 個展『秘密の寓話』
2008年4月12日(土)~5月11日(日)13:00~20:00
会場:NANZUKA UNDERGROUND(東京・渋谷)
休館日:月、火曜日
料金:無料
「オープニング・レセプション」
2008年4月12日(土)19:00~21:00
会場:NANZUKA UNDERGROUND(東京・渋谷)
※当日は作家も来場