行き止まりのような謎めいた空間を描く、福永大介展『Local Emotion』

福永大介氏による展覧会『Local Emotion』が、小山登美夫ギャラリーにて4月26日(土)まで開催中だ。2006年のGEISAI#9にてギャラリーオーナーの小山登美夫氏がスカウトし、2006年の個展に続き今回が2度目の個展となる。

今回の展覧会では新作ペインティングを展示。タイトルの「Local Emotion」とは「町の片隅や、脇道にそれた時に広がる、一見荒廃した場(=Local)に群がるモノたちの、何か感情や人格を持っているような様子」と福永氏は語っている。

福永氏が描くのは、身近でありながら普段は目に留めることのない、使い古された掃除用具や、地面にとぐろを巻いた水道ホースなどのうらびれた場所たち。見る者には解読不能の不可思議な思考をめぐらしているかのように見える、それらの息づかいを肌で感じることのできる展覧会になっている。

福永大介展『Local Emotion』
2008年4月5日 (土)~4月26日(土)
会場:小山登美夫ギャラリー(東京・清澄)
料金:入場無料

(画像:© Daisuke Fukunaga, 2008)

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